「青十字旗」とも言われるフィンランドの国旗の図柄や意味、フィンランドの首都について、またフィンランドの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、フィンランドの国の基礎知識をくわしく解説します。
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フィンランド国旗とその意味
フィンランドの国旗は「Siniristilippu(青十字旗)」とも呼ばれることがあり、白地に青の十字を描いたデザインになっています。フィンランドにかぎらず北欧の国旗はすべて十字の模様となっており、これは「スカンジナビアクロス」と呼ばれています。
白は真っ白な雪を表し、青は、フィンランドに1,000以上あると言われる湖、そして空を表しています。
フィンランドの首都はヘルシンキ
フィンランドの首都は最南端に位置するヘルシンキです。面積は213.8km²(ちなみに東京23区の面積は619km²)と小さな都市で、人口は2018年1月時点で約64万人。都市部への人口集中や海外からの移住などが見込まれ、2050年までに30%以上の人口増加が予測されています。
フィンランド湾に面する主要都市のひとつであり、湾の南、約100km先にはエストニアの首都「タリン」、西に400km先にはスウェーデンの首都「ストックホルム」、そして東に300km先にはロシア第2の都市「サンクトペテルブルグ」があり、船で行き来できます。
ヘルシンキは新旧が入り混じった美しい街で、フィンランドデザインが街中に溢れています。シンボルとなるのが白亜の「ヘルシンキ大聖堂」。そのほかレンガ造りの「ウスペンスキー寺院」や、岩でできた「テンペリアウキオ教会」などの観光スポットがあります。
フィンランドの面積は338,431km²
フィンランドの面積は338,431km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本より少し小さいです。
フィンランドの人口は552万人
2018年時点の人口は552万人です。年々増加してはいますが、2035年頃から少しずつ人口の減少が予想されています。
フィンランドの国歌は「我等の地」
フィンランドの国歌の曲名は「我等の地」です。フィンランド語では「Maamme」、スウェーデン語では「Vårt land」になります。歌詞は詩人のユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリが1846年にスウェーデン語で書いたもので、この歌詞に、ドイツからフィンランドへ移住した音楽家のフレドリク・パーシウスが曲をつけました。ちなみにメロディはエストニアの国歌と同じです。
1863年に公用語がフィンランド語になった際には、パーヴォ・カヤンデルがフィンランド語に翻訳しました。