ガーナ
ガーナ観光
海岸線沿いに並ぶ世界遺産の城塞群

アフリカン文化にどっぷり浸かろう★ガーナで絶対体験したいこと4選

取材・写真・文:

長野在住
訪問エリア:12ヶ国

2018年7月11日更新

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写真:Adjoa

ガーナで何する?世界遺産のお城と、ナショナルパーク見学?…え、それだけ?!ガーナに来たら、観光だけではもったいない!アフリカならではの文化にどっぷり浸かってみませんか?本記事では、旅行者でもすぐに体験できちゃうガーナの文化を4つご紹介します。

この記事の目次表示

1. 髪を編もう!

アフリカ女性の多くは、髪の毛を編み込んでいます。意識して見ると、実に色々な編み方があり、とってもオシャレ。

ヘアスタイルについて

(1) ラスター

ラスター」は、細かい三つ編みを頭全体に編みこむヘアスタイル。自分でヘアアレンジを楽しみたいのなら、ラスターにしましょう。ただし、編みこんだ髪はとても重く扱いにくいため、不器用な方には次のコーンロウがお勧め。

  • 写真:Adjoaラスター(写真提供:Kofi Ampah)

(2) コーンロウ

コーンロウ」は頭皮を這うようにして様々な柄を編みこむヘアスタイル。髪形が決まってしまうので、ヘアアレンジには向きません。

  • 写真:Adjoaコーンロウ

なお、コーンロウは地毛だけでも編むことができます。女性だけでなく、男性にも挑戦できます。

髪を編むには

髪を編むには、ヘアサロン(ガーナ人は「サルーン」と発音します)に行きましょう。どこの町にも必ず1つはヘアサロンがあります。

  • 写真:Adjoaヘアサロンの様子

まずはエクステを購入しましょう。ヘアスタイルによって必要なエクステの量も変わります。ヘアサロンで事前に相談してから購入することをお勧めします。ヘアサロンまたはその近所でエクステを売っていることが多いので、その場で購入することもできます。複数の色のエクステをミックスするのが、筆者のお勧め。

次に、ヘアスタイルを伝えます。ヘアサロンの店内にはヘアスタイルのポスターがあるので、お店で見て決めるのもアリ。

  • 写真:Adjoaヘアスタイルのカタログポスター

所要時間はヘアスタイルにもよりますが、およそ2~6時間。時間がかかるので、朝一で行くことをお勧めします。できれば前日に、事前予約をしておくと良いでしょう。費用は10~70セディ(約230~1,600円)程度です。

2. 服をオーダーメイドしよう!

日本では敷居の高いイメージな服のオーダーメイドも、ガーナでは庶民の間で一般的な文化。お気に入りのアフリカ布を見つけて、服をオーダーメイドしてみましょう。

  • 写真:Adjoaアフリカ布で仕立てた服

オーダーメイドするには

服をオーダーメイドするには、まず生地選びから。生地は品揃えの豊富なマーケットで購入するのがベスト。マーケットに行かなくても、テーラーさんの店内や近所で生地が販売されていることもあります。

  • 写真:Adjoaマーケットで売られているアフリカ布

生地が決まったら、町のテーラーさんに布を持っていきます。あとはデザインを伝えて、採寸してもらうだけ。

  • 写真:Adjoaオーダーメイドの服を仕立てるテーラーさん

ただし、服が出来上がるまでには早くても数日はかかります。旅程に余裕のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

3. トロトロに乗ろう!

物価の安いガーナ。タクシーでも比較的安価で移動ができますが、せっかくならガーナ人と同じように、公共交通機関を使ってみませんか?

トロトロ」とは、乗り合いバスのこと。ガーナで最もメジャーな移動手段です。出発時間に決まりはなく、満席になったら出発するスタイルです。乗るたびに違う何かが起こるので、ガーナ旅行の思い出話作りにはもってこい。とても面白いので、お勧めです。

  • 写真:Adjoaトロトロ。時にはこんなふうにぬかるみにはまることも。

ガーナ国民の足であるトロトロに乗らずして、「ガーナを旅行した」とは言えません!トロトロに詰め込まれて、待たされて、汗だくになって、砂まみれになって…アフリカの風を感じてみてください。

4. ガーナ料理をガーナスタイルで食べよう!

ガーナの都心部には、外国人向けのおしゃれでおいしいレストランもあります。でも、せっかくガーナに来たのなら、ローカルフードをローカルスタイルで堪能しなくちゃ!

マストトライなガーナ料理3つ

(1) バンクー

バンクー」は、キャッサバ(イモのようなもの)とメイズ(甘くないとうもろこし)を発酵させたものを、お湯で練って大きな団子状にしたものです。ガーナの食卓で最もお目にかかる頻度の高い、国民食です。これを、オクラシチューなどの煮込んだスープに付けて食べます。

  • 写真:AdjoaBanku with okro stew

(2) フフ

フフ」は、キャッサバとプランテーン(食用バナナ、甘くなる前の緑色のもの)を茹で、それを臼と杵でついて、捏ねて丸めたもの。日本のお餅のような食べ物です。これをグランナッツスープやライトスープというトマトベースのスープに浸して食べます。

  • 写真:AdjoaFufu with light soup and fish

(3) ワチェ

ワチェ」は、お赤飯のような、お米と小豆を一緒に炊いたものです。「シト」と呼ばれる魚介ベースのソースやゆで卵と一緒に食べます。

  • 写真:AdjoaWaakye

ガーナ料理を食べるには

これらのガーナフードを、「チョップバー」と呼ばれる大衆食堂や屋台で食べましょう。食べるときは、もちろん手で。これがガーナの庶民スタイルです。

最後に

ガーナ旅行は、「体験型」がお勧めです。ぜひ本記事でご紹介したことにトライして、素晴らしいガーナ文化を肌で感じてみてくださいね。

髪を編み、アフリカンドレスを着て、トロトロに乗って移動。そしてガーナフードをチョップバーで手を使って食べたら、あなたももう立派なガーナ人!

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この記事を書いたトラベルライター

ほぼガーナ人・ときどき信州人
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