ガーナ
ガーナ観光
海岸線沿いに並ぶ世界遺産の城塞群

旅行の前に読んで!ガーナ旅行で注意する6つのこと~文化・習慣編~

取材・写真・文:

長野在住
訪問エリア:12ヶ国

2020年4月16日更新

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写真:Adjoa

ガーナの治安の良さは、アフリカトップクラス!とはいえ、初めてアフリカへ旅行する方は不安に感じることも多いかと思います。また、ガーナには独特の文化、習慣があります。それらの知識を事前に知っておくことで、少しでも不安を解消して、ガーナでより良い思い出を作ってほしいと思います。本記事では、ガーナの文化や習慣に基づいた、旅行する上での「ガーナ人との関わり方」について、特に重要なコツやポイントをご紹介します。

この記事の目次表示

1. 左手禁止!

ガーナでは、左手は不浄の手と考えられています。人に対して何かをするとき、左手は使ってはいけません。左手を使うことは、相手を尊敬していないことと同じです。ものを渡すときはもちろんのこと、手を振るのもNGです。

ガーナ人と物の受け渡しをする際に、どうしても右手が使えないときは、「Sorry for left.(左手でごめんね)」と一声かけ、腕をクロスするのが常識です。買い物のときにお金と商品を受け取る際も、器用に右手だけで受け取りましょう

  • 写真:Adjoa物の受け渡しは必ず右手で!

なお、ガーナでは素手でものを食べます。食事のときも右手を使いましょう。

2. 挨拶はしっかり!

世界中どこでも挨拶は大切ですが、特にガーナでは挨拶が重要視されています。お店で商品を見始める前には、必ずお店の人に挨拶をしましょう。そうしないと「お前は挨拶もできないのか」と言われ、値引き交渉もうまくいきません。

  • 写真:Adjoa屋台で食べ物を買うときも、注文の前に挨拶を忘れずに!

車に乗ったときも、最低限隣に座っている乗客には挨拶をしましょう。最初の挨拶は、移動を快適なものする最大のコツです。特に、何が起こるかわからないトロトロ(ガーナの最もメジャーな公共交通機関)での移動。何かあったときに助けてもらうためにも、挨拶はきちんとしておきましょう。

【関連記事】ちょっと不便だけどそれが良い!ガーナの3大移動手段に挑戦しよう!

3. ちょっと待って=時間がかかる

ガーナ人との会話で頻繁に登場する「I’m coming」。ガーナ人は「ちょっと待って」のような意味合いで使用しています。ところがこれ、真に受けると危険。彼らが「I’m coming」と言う場合、大概はかなり時間がかかります。

時間に余裕のないとき、待ち切れないときは遠慮なく「急いでいるから、早くしてくれ!」と急かしましょう。それでもガーナ人は急がない(急げない)ことが多いですが…。

  • 写真:Adjoa特にレストランでの"I'm coming"は、非常に時間のかかる事が多いので要注意。

4. 嘘でもその場の会話を楽しむ

ガーナ人を一言で表すと、「詐欺師」だなんて表現されることもあります。詐欺師というのはあくまで、たとえ。これは、ガーナ人が本当のことを言ってその場の空気を悪くするより、嘘をついてでも会話を楽しむことを重視しているから。

たとえば、日本人がガーナを旅行していると、求婚や、連絡先を教えてくれとせがまれることは多々あります。そんなとき、嫌だからといって強く断るよりは、嘘をついて「また今度教えるから」などと断るほうが効果的。それでもダメな場合は、適当に言い訳をして断りましょう。「会話を楽しむこと」を忘れずに。

5. 食事の際は周りに声をかける

食事に限らず、おやつでも、何かを食べるときは必ず周りの人に「You are invited!(一緒に食べよう)」と声をかけましょう。これはガーナにおける食事のマナー。本当に彼らが食事に手を出してくることはないのでご安心を。

  • 写真:Adjoa食べるときには"You are invited!"と周りへの配慮を忘れずに。

【関連記事】辛い!濃厚!美味しい!ガーナの3大国民食を堪能しよう!

6. 煙草はNG

ガーナでは、「煙草は悪い人間が吸うもの」というイメージが強いです。そのため、喫煙スペースがないのはもちろんのこと、ガーナ人の前では吸わない方が無難です。どうしても吸いたい場合は、建物の陰などに隠れてコッソリ吸うことをお勧めします。くれぐれも、ガーナ人には見られないように!

最後に

ご安心ください。

ガーナ人はとっても寛大!上記の注意点を事前に知っておくに越したことはありませんが、少しくらい忘れても大きな問題ではありません。多少過ちを犯しても、謝れば「Don't worry.(気にしないで)」とすぐに切り替えてくれます。

ガーナ人と上手に関わって、みなさまのガーナ旅行がより良いものとなりますように!

  • 写真:Adjoaガーナ人はとっても心が広い!多少の過ちは"Don't worry"で片づけてくれる。

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この記事を書いたトラベルライター

ほぼガーナ人・ときどき信州人
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