常夏のガーナはフルーツの宝庫!1年中、甘くておいしいフルーツが安価で食べられます。しかも、それらは大概道端で手に入ります。見たこともない珍しいフルーツ…ではありませんが、ガーナのフルーツは日本で食べられるものと比べて、味が濃い!本記事では、ガーナ産のフルーツを筆者のおすすめ順にご紹介します。さぁ、果物ナイフを持って、ガーナへフルーツ食べ尽くしの旅にでかけましょう!
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1. パイナップル(abrɔbɛ アブロべ)
数あるガーナのフルーツの中で、最もおすすめしたいのが、パイナップル!ガーナのパイナップルは、とってもジューシー!そしてとても甘いのですが、日本で市販されている缶詰のような人工的な甘さではなく、自然な甘さ。
パイナップルの種類
ガーナには2種類のパイナップルがあります。ガーナ南部では「ファンティパイナップル」、北部では「アシャンティパイナップル」が出回っています。ファンティパイナップルは縦長。アシャンティパイナップルは丸く、ボテっとしています。
おすすめは、南部のファンティパイナップル。ファンティパイナップルのほうがジューシーで、繊維が少ないです。
パイナップルの名産地
ファンティパイナップルの一大産地は、ガーナ南部のセントラル州。ガーナ随一の観光地であるケープコーストへ行く途中の道端に、売り子さんがたくさんいます。トロトロ(ガーナの最もメジャーな公共交通機関)での移動中に、車が止まったらチャンス!窓から売り子さんを呼び、買って車内で食べてみてください。
1. ウィネバ・ジャンクション(Winneba junction)
2. エスーシア(Esuehyia)
3. マンケシム(Mankessim)
食べ頃なパイナップルの見分け方
丸ごと1つ買う場合には、少し黄色くなっているものが食べごろ。緑色のものはまだ熟れていなく、甘さが少ないです。あまり黄色くなりすぎているものは、熟れすぎの可能性があります。カットされて売られているものについては、特に見分け方はありません。食べ頃のものをカットしてあります。
価格と旬の時期
価格は、パイナップル丸ごと1つで、2~5セディ(約60~150円)程度。たくさん買えば買うほど、単価が安くなります。3つで5セディ(150円)~。カットされたものは、一袋1セディ(30円)~。
パイナップルにこれといった旬の時期というのはありません。1年中手に入ります。その年の気候などによっても変動しますが、しいて言えば大体5~8月頃がベストシーズンです。
2. マンゴー(Mango)
ガーナのマンゴーは、日本で食べるものよりもさらに香り豊かで味が濃く、とてもおいしいです。
ガーナのマンゴーには「ローカルマンゴー」と「フォーリンマンゴー」の2種類があります。ローカルマンゴーはほとんど繊維で、食べるというより果汁を吸うもの。見分け方は、ローカルマンゴーは手のひらサイズで、小ぶりなもの。フォーリンマンゴーは、それよりふたまわり以上大きなもの。
おすすめは、フォーリンマンゴー。その場でカットしてもらって、袋に入れて持ち帰ることもできます。
マンゴーの一大産地は、南部ボルタ州~イースタン州。こちらもパイナップルと同様、トロトロでの移動中に、窓から買うことも可能です。
食べ頃なマンゴーの見分け方
丸ごと買う場合は、触ってみて少し柔らかいものが食べ頃。柔らかければ柔らかいほど熟していて甘いので、甘めがお好きな方は柔らかいものを選んで。ただし熟しすぎると甘みが遠くなるので、適度なものを選びましょう。あまり黒い斑点が多いものは傷んでいる可能性があるので、避けましょう。
価格と旬の時期
価格は、1個1~5セディ(30~150円)程度。こちらも、たくさん買えば買うほど単価を安くしてくれます。お店の人と交渉してみましょう。旬の時期は12月と、4~8月。それ以外の時期には、手に入りません。
吸って味わうローカルマンゴーも、1個50ペセワ(15円)程度と安いので、ぜひトライしてみてください。
3. アボカド(Pear ぺー)
ガーナのアボカドは、味が濃い!アボカドってこんなに甘かったの?とビックリします。なお、ガーナ人はアボカドをフルーツとしてそのまま食べます。アボカド自体の味が濃いので、ガーナ人流に、その場で皮を剥いて食べてみるのもアリですね。
食べ頃なアボカドの見分け方
購入時には、触ってみて適度に柔らかいものを選びましょう。食べる時期(今日、明日、明後日…)を売り子さんに伝えると、適度な硬さのものを選んでくれます。
価格と旬の時期
価格は、小さいもので1個50ペセワ~1セディ(15~30円)。大きいもので2~5セディ(60~150円)程度。こちらも、たくさん買うほど単価を安くしてくれますので、要交渉です。
旬の時期は、12~8月。こちらもマンゴー同様、旬の時期以外はめったにお目にかかれません。
4. ココナッツ(Kube クベ)
ココナッツジュースは東南アジアにもありますが、ガーナのものはさらにおいしい!ガーナ人の間では、ココナッツは病気のときに飲むと良いと言われています。慣れないガーナ料理でお腹の調子が悪いときに、ORS(経口補水液)代わりに飲むのもアリです。
ココナッツは購入時にその場で皮を剥いてくれます。この剥き方も必見!カトラスと呼ばれる万能な鎌で、豪快に外皮を剥いてくれます。ガーナでマストな見どころのひとつです。
皮を剥いてくれたら、ココナッツのジュースを飲みます。そしてジュースを飲み終えたら、ココナッツを売り子さんに渡しましょう。殻を割ってくれます。
最後に、内側についている実を、ココナッツの皮をスプーン代わりにして食べます。この実がプルプルで、ほんのり甘く、とってもおいしいのです!決してジュースだけ飲んで立ち去らないように。
価格と旬の時期
ココナッツはガーナ南部(アシャンティ州以北)では、1年中手に入ります。価格は、田舎で1個50ペセワ~1セディ(15~30円)。大都市で1個2セディ(60円)程度。