静岡県にある航空自衛隊浜松広報館、通称「エアーパーク」は、航空機を間近に見て体験できる施設です。雨の日でも親子で楽しむことができる充実した展示や体験があり、入館も無料ということで、人気の高い観光スポットとなっています。この記事では、家族での旅行にもぴったりのエアーパークを紹介します。
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エアーパークとは
静岡県の浜松基地は、航空自衛隊発祥の地であり、航空自衛隊の教育訓練を行う術科学校5つのうち2つが置かれるなど、重要な役割を持つ基地となっています。航空自衛隊浜松広報館、通称「エアーパーク」は、この浜松基地に隣接する広報施設です。
自衛隊に航空機というと難しい内容かとも思ってしまうかもしれませんが、大人はもちろん、「飛行機が好き!」「カッコイイの見たい!」というお子さんならきっと楽しめる施設です。屋内なので雨の日でも大丈夫なのが助かりますね。それでは、エアーパークの中を見ていきましょう。
展示格納庫
エアーパークの一番のみどころともいえるのが、展示格納庫にある航空機の実物展示です。
展示されている一部の飛行機は操縦席に座ることもできます。時間によって体験できる機が違うので、お目当ての航空機があるときは、当日に掲示されている時間を確認しましょう。
画像は操縦席に座ることができる中の1機、日本で初めて開発された超音速高等練習機「T-2」です。展示されている青の機体は、イベントなどでアクロバット飛行(展示飛行)を披露する専門のチーム「ブルーインパルス」のための仕様で、青を基調とした塗装となっています。一緒に展示されているスーツはブルーインパルスのスーツです。
このフライトスーツは貸し出しもあり、格納庫内で着て操縦席に座ったり、写真をとることもできます。サイズは子どもから大人までサイズが揃っているので、お友達同士で、親子で、パイロット気分を味わえますね。
航空機の実物を間近で見られるのが魅力の格納庫。めったにみられない細かい部分にも注目です。
航空機に「REMOVE BEFORE FLIGHT」と書かれた赤い布がかけられている事があります。これは、航空機が地上にいる間、触ってはいけない突起物や電気が流れる箇所を安全のためにカバーしているもので、加えて飛行するときの外し忘れを防ぐものでもあります。
機体には日本語で書かれた注意書きも見られます。画像で書かれているレドームは「レーダー」「ドーム」という言葉が組み合わさった名称。機体の先の方にあり、内部のアンテナを保護する役割を持つカバーのことです。
戦闘機だけでなく、シートだけになりますが、政府専用機の座席体験もできます。政府関係者の気分になれるかも?
フライト・シミュレータ
フライト・シミュレータでは、揺れも再現された本格的なパイロット体験ができます。整理券を受け取って乗ることができますが、人気の体験なので、乗りたい時は早めに整理券をもらっておきましょう。ただし、身長120㎝未満の子や幼児は搭乗できません。その他にも制限事項があるので、ご注意ください。
展示資料館
1階 戦闘機の仕組みを実物で
戦後に日本が初めて独自開発したジェット戦闘機F-1をはじめ、戦闘機のしくみや役割などを、実物とパネル解説で知ることができます。
2階 全天周シアターはこちらから
2階には航空自衛隊が所有する航空機全種類の模型や、航空機に搭載する武器などが展示されています。迫力ある展示が満載の全天周シアターは、こちらから入場です。
3階 簡易シミュレータや眺めのいいカフェも
展示資料館3階にある「簡易シミュレータ」は、展示格納庫にあるフライト・シミュレータに乗れない年齢の子でも体験できます。飛行する機種やレベルが選べますが、簡易とはいえ、大人でも苦労する難しさです。
展示資料館3階にある喫茶店「スカイラウンジ Fuji」では、景色を見ながら食事をとることができます。
建物の中から見える飛行場
展示とは別に、階段や渡り廊下など建物の中から見ることができる外の飛行場も、めったに見られない光景です。運が良ければ、航空機の離着陸を見られることも。イベントの時には、格納庫前のエプロン(飛行場で航空機をとめる場所)で航空機を見ることもできますよ。
雨の日でも親子で楽しめる 航空自衛隊浜松広報館エアーパーク
エアーパークは、無料で入館できるとは思えないくらいに充実した体験と展示が盛りだくさん!雨の日でも親子で楽しめるのもうれしい施設です。ぜひ訪ねてみてください。
- 航空自衛隊浜松基地広報館 エアーパーク
- 浜松・浜名湖 / 博物館 / 子供が喜ぶ / 穴場観光スポット / 遊び場
- 住所:静岡県浜松市西区西山町地図で見る
- 電話:053-472-1121
- Web:https://www.mod.go.jp/asdf/airpark/