【インドネシア】ジョグジャカルタ観光4泊5日モデルプラン

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• ジョグジャカルタはどんな街？
• 1日目：屋台でローカルフードを楽しもう
• 2日目：市内観光をしよう
•    マリオボロ通り
•    クラトン(王宮)
•       見どころ
•    タマン・サリ(水の離宮)
• 3日目：世界遺産・ボロブドゥール遺跡＆プランバナン寺院群を見学しよう
•    ボロブドゥール遺跡
•    プランバナン寺院遺跡群
•    SENDANG AYU
• 4日目：フォトスポットを巡ろう
• 5日目：マッサージでリラックスしよう
• 最後に

ジョグジャカルタはどんな街？

ジョグジャカルタは、ジャワ島の古都。インドネシアの歴史に触れることのできるスポットが数多く点在しています。市街地と世界遺産だけなら4泊5日もあればメジャーな観光スポットは網羅できます。また、ジョグジャカルタ郊外にも高原などの観光スポットが多く存在します。郊外にも足を延ばしたい、という方はもう1、2日あると良いかと思います。

• 写真：Adjoaジョグジャカルタ中心地の風景

首都のジャカルタからは飛行機で約1時間ほどの距離にあります。日本からジョグジャカルタへは直行便がなく、ジャカルタ経由がメジャーなルートです。筆者は経由地のジャカルタに1泊し、ジャカルタを半日観光してから夕方の便でジョグジャカルタへ移動しました。

1日目：屋台でローカルフードを楽しもう

1日目は、宿に到着したらもう夕方。でも、ちょっと街に繰り出してみましょう。夜になるとローカルフードの屋台がいたるところに出現します。インドネシアの食事は、概して量が少なめな印象でした。色々な屋台で少しずつ試してみるのもお勧めです。

• 写真：Adjoa夜になると現れるローカルフード屋台

2日目：市内観光をしよう

ジョグジャカルタの街の中心はマリオボロ通り。ジョグジャカルタの主な見どころもこの周辺に集まっています。

マリオボロ通り

ジョグジャカルタの中心地である、マリオボロ通り。民族衣装や東南アジア雑貨を販売するお土産屋さんが、軒を連ねています。夜になると屋台もたくさん出て、色々なローカルフード・ローカルスイーツが楽しめます。

「お土産はスーパー派」という方もご安心を。「マリオボロモール」というショッピングモールもあります。マリオボロモールの地下にスーパーが入っています。

• 写真：Adjoa夜のマリオボロ通り

なお、宿泊についてもこのマリオボロ通り近辺に宿をとると便利です。

クラトン(王宮)

クラトン(Kraton)は、ジョグジャカルタを長年統制してきた王侯の王宮です。ジャワの伝統とヨーロッパ様式が混ざり合う、1756年の建築物です。王政が廃止された現在は、子孫たちの住居となっています。

クラトン内部は、南と北でふたつに分かれていて、入口も入場料も別となっています。メインは南側で、入場料は15,000ルピア(約116円)。カメラ持ち込みに別途1,000ルピア(約8円)かかります。

なおクラトンは神聖な場所とされているため、帽子着用やタンクトップでの入場はできません。服装にご注意ください。

見どころ

クラトン(南)には、歴代王族が使用してきた家具やバティック等を展示する博物館もあります。また、曜日によって異なるパフォーマンスを見ることができます。筆者が訪れた水曜日には、人形劇が上演されていました。

• 写真：Adjoa王宮内で定期的に上演されている人形劇

パフォーマンスは以下のスケジュールで開催されています。

• 日曜(11:00-12:00)：ジャワ伝統舞踊
• 月・火曜(10:00-12:00)：ガムラン(民族音楽)演奏
• 水曜(9:00-12:00)：人形劇
• 木曜(10:00-12:00)：ジャワ音楽と伝統舞踊
• 金曜(10:00-11:30)：ジャワ詩の朗読
• 土曜(9:00-13:00)：影絵人形劇

タマン・サリ(水の離宮)

インドネシアの言葉で花園を意味する、タマン・サリは、王宮の離宮です。レストハウス兼王室専用の庭園として、1758年に建築されました。かつて王に仕える女性たちが水浴びを楽しんだと言われる石造りの入浴場があります。

• 写真：Adjoa水の宮殿

入場料は15,000ルピア(約116円)。カメラ持ち込みに別途3,000ルピア(約23円)かかりますが、スマホのカメラなら無料で撮影可能です。

クラトンからは徒歩15分ほどの距離にあります。歩いても行けますが、暑いので筆者は「ベチャ(自転車タクシー)」を利用しました。旅の思い出に、1度乗ってみると面白いです。

3日目：世界遺産・ボロブドゥール遺跡＆プランバナン寺院群を見学しよう

ジョグジャカルタの観光と言えば、世界遺産のボロブドゥール遺跡が有名ですね。同じく世界遺産のプランバナン寺院群も合わせて、1日で巡ることができます。観光には車を1日チャーターするのが便利です。

ボロブドゥール遺跡

ボロブドゥール遺跡は世界最大級の仏教寺院で、「ボロブドゥール寺院遺跡群」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されています。ミャンマーのバカン遺跡、カンボジアのアンコールワットと並ぶ、世界三大仏教遺跡のひとつです。

ボロブドゥールは、現在も多くの謎に包まれた遺跡です。その名前の由来や、寺院に用いられている安山岩の採掘場所もはっきりしていません。また、なぜ1000年以上も長い間密林の中に埋もれ、歴史から忘れ去られていたのかも解明されていないのです。

この寺院は8世紀頃に建造されましたが、完成と同時に埋められたという説や、メラピ火山の噴火によって埋没したという説等、諸説ありますが真相はわかっていません。そして1814年にイギリス人のトーマス・ラッフルズによって再発見され、1000年の眠りから覚めました。

• 写真：Adjoa世界遺産・ボロブドゥール遺跡

ボロブドゥールと言えば円壇のストゥーパがあまりに有名ですが、見どころはそれだけではありません。ブッダの生涯などが刻まれた回廊の壁画は、仏教美術の最高傑作とされています。仏教にまつわる物語のレリーフには釈迦や菩薩、王族、兵士など1万人以上が登場し、総延長は5kmにも及ぶのだそうです。

• 写真：Adjoaボロブドゥール遺跡の回廊

ボロブドゥール遺跡から朝日を拝むなら、「サンライズツアー」に間に合うように入場しましょう。朝食バイキングとお土産付きです。サンライズツアーの入場料は450,000ルピア(約3,500円)です。参考までに、筆者はジョグジャカルタ市街地に宿泊していたため、宿をAM3:30に出発しました。

プランバナン寺院遺跡群

ヒンドゥー教と仏教の遺跡群が混在する「プランバナン寺院遺跡群」。こちらも世界文化遺産に登録されています。その遺跡群のうち最も大きいものが、「ロロ・ジョングラン寺院」。プランバナン寺院群の中心寺院です。856年の建立と推定されています。中央にそびえ立つシヴァ神殿は高さ47メートルもあり、インドネシア最大規模のヒンドゥー教遺跡です。

• 写真：Adjoaプランバナン寺院史跡公園

プランバナン寺院史跡公園の入場料は、$25(約2,700円)を当日のレートでルピア払いです。

ロロ・ジョングラン寺院以外にも、プラオサン寺院やサリ寺院等、周辺約5㎢に渡って寺院が点在しています。タクシーをチャーターしている場合は、ぜひドライバーに聞いてほかの寺院も周ってみてください。

SENDANG AYU

「SENDANG AYU」は地元民にも人気の水上レストランです。筆者は遺跡見学の帰りに、タクシードライバーにお勧めのレストランを尋ねてこちらへ案内してもらいました。ここでは、様々なローカルフードを楽しむことができます。フード・ドリンクメニューとも充実していますが、アルコール類はありません。

• 写真：AdjoaSENDANG AYU
• 写真：AdjoaSENDANG AYUの料理(丸ごとフライドチキン：90,000ルピア≒700円など)