トルココーヒーを飲もう！おすすめのカフェと茶器をイスタンブールでリサーチ！

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• トルココーヒーとは？
• トルココーヒーの老舗カフェ「ファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィ」
• コーヒー豆を買うならエジプシャン・バザールの「クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ」
• コーヒー豆を買ったらカップも手に入れたい！
• おわりに

トルココーヒーとは？

日本で飲まれているようなコーヒーとは全く違うトルココーヒー。トルコではチャイ(紅茶)と同様、国民に愛されている飲み物のひとつです。

• 写真：Zonトルココーヒー

トルココーヒーは、豆を極細挽きにします。かなり細かい粒子の豆を、専用のジェズヴェという小鍋で水から煮立てます。この時点で砂糖を入れて作るのも、普通のコーヒーとは異なる点です。沸騰直前で火から離し、デミタスカップにゆっくりと注ぎ、コーヒー豆がカップの底に沈むのを待ってから上澄みを飲みます。

どろっとした舌触りに慣れるまでは、違和感をおぼえるかもしれません。トルココーヒーは、飲み終わった後にカップをお皿の上にひっくり返して、カップについた粉の模様で将来を占うことができることでも知られています。

トルココーヒーの老舗カフェ「ファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィ」

イスタンブールでは、どんなカフェにも必ずと言っていいほどトルココーヒーのメニューがあります。でもせっかくトルココーヒーを飲むなら、老舗で飲んでみたいですよね！

そんなときにおすすめのカフェが「ファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィ」です。アジア側のカドキョイという街にあり、埠頭から歩いて10分ほどなので、ヨーロッパ側からのアクセスも簡単です。

• 写真：Zonファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィ　店内の様子

「ファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィ」は昔から地元の人に愛されているトルココーヒーの名店です。早朝からコーヒーをお供にゆっくりとくつろいでいる地元の人に紛れて、落ち着いた時間を過ごすことができます。

• 写真：Zonファズル・ベイイン・テュルク・カフヴェスィのトルココーヒー　9TL(約171円)

店内にある年季の入った機械で挽いた新鮮な豆を使用し、熟練の店員さんが淹れてくれるコーヒーの味は格別です。苦みが少なく飲みやすい味なので、トルココーヒー初心者にもおすすめです。

コーヒー豆を買うならエジプシャン・バザールの「クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ」

トルコの人たちはカフェだけでなく、自宅でもトルココーヒーを作ります。地元の人が足繫く通うトルココーヒー豆のお店「クルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ」は、連日大賑わいで、いつも長い行列ができています。

• 写真：Zonエジプシャン・バザール
• 写真：Zonクルカフヴェジ・メフメト・エフェンディ　見事な手さばきでコーヒー豆を袋詰めする店員さん

ヨーロッパ側の旧市街の観光名所であるエジプシャン・バザールにあるため、観光のついでに気軽に立ち寄ることができます。挽きたての豆を手際よく袋詰めしている店員さんの手さばきは圧巻で、待っているあいだも店内の様子にくぎ付けになってしまうでしょう。

コーヒー豆を買ったらカップも手に入れたい！

• 写真：Zon色や形が様々なトルココーヒー専用の茶器

トルココーヒーを現地で堪能し、コーヒー豆も手に入れたら、カップも手に入れておきたいですよね。トルココーヒーは、小さなデミタスカップに注いで飲むので、普通のコーヒーカップでは大きすぎます。

専用の茶器を買うときは、旧市街のグランド・バザールやエジプシャン・バザール、アラスタ・バザールなどがおすすめです。ショッピングモールや空港でも買うことができますが、バザールで買うコーヒーカップは種類が豊富で、4つセットや6つセットもあれば、単品で買えることもあり、交渉次第で少し安くなったりします。

バザール独特の混沌とした雰囲気も楽しみながら、茶器探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

おわりに

トルココーヒーは、トルコを代表する飲み物。トルコに来たのなら、レストランやカフェでトルココーヒーを飲むのもいいですが、せっかくなら老舗に足を運んでみてください。その魅力にはまってしまったら、きっとコーヒー豆もかわいらしいカップも買って帰りたくなること間違いなしです！トルココーヒー専用の小鍋がなくても、家庭用の小鍋で作ることができるので、ぜひ日本でもチャレンジしてみてくださいね。

※価格は2019年10月現在(1TL約19円)