鎌倉観光の目玉のひとつが、お寺めぐり。鎌倉にある100を超える寺院のなかから、特におすすめのお寺を厳選してご紹介します。それぞれの寺院の特徴などから訪れたいお寺を選んでみてくださいね。
この記事の目次表示
1.高徳院
高徳院は鎌倉の寺院巡りには欠かせないお寺です。”高徳院”というと聞き慣れないかもしれませんが、鎌倉のシンボルである鎌倉の大仏が鎮座するのが、ここ高徳院。高さは11.3m、重さは12tの大きな青銅製の阿弥陀如来様で、国宝に指定されています。
大仏の後方の脇に入り口があり、20円の拝観料を支払えば、「胎内拝観」といって大仏のなかに入ることも可能。胎内に照明はなく、背中にある窓から自然の光を取り入れています。
春には美しいピンク色の桜と、青銅色の大仏様とのコントラストが美しく、鎌倉でも人気のお花見スポットとなっています。ピーク時には、大仏様と桜を一枚に収められるベストスポットで撮影待ちの行列ができることも。また秋には、紅葉と大仏様の競演を楽しむことができます。
- 鎌倉の大仏
- 鎌倉 / 寺
- 住所:神奈川県鎌倉市長谷4丁目2番28号地図で見る
- 電話:0467-22-0703
- Web:http://www.kotoku-in.jp/
2.長谷寺
鎌倉の大仏が鎮座する高徳院から、歩いて8分ぐらいの場所に長谷寺があります。長谷寺は鎌倉でも有数の景勝地として知られ、境内の「見晴台」からは長谷の街並みや相模湾を見渡せます。また、見晴台のそばには食事処「海光庵」があり、ここから海を眺めながらの食事も楽しめます。
見どころの多い長谷寺ですが、観音堂に安置されているご本尊の十一面観音菩薩は、ぜひご覧になってください。高さ9.18mをほこる日本最大級の木彫仏で、そのスケールに感動を覚えることでしょう。
長谷寺といえば、あじさいを忘れてはいけません。例年6月頃には、観音山の傾斜を利用した「眺望散策路」にあじさいの花が咲き誇ります。また、境内に植えられた竹林とあじさいの競演もとてもきれいです。この時期は入場制限もかかるほど多くの参拝客が訪れます。
- 長谷寺
- 鎌倉 / 寺 / パワースポット / あじさい名所
- 住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2地図で見る
- 電話:0467-22-6300
- Web:http://www.hasedera.jp/
3.明月院
『ミシュラン・グリーンガイド』で「寄り道する価値がある」を意昧する二つ星の評価を得た、北鎌倉にある明月院。本堂にある円窓(悟りの窓)から眺める後庭園の美しさがよく知られており、上のような写真を一度は目にしたことがある方も多いかもしれませんね。特に紅葉の季節は人気で、撮影の順番待ちができるほど。
後庭園は、紅葉の時期とハナショウブの時期(例年6月初旬から中旬)のみ特別に公開されます。別途拝観料が必要ですが、価値ある広い庭園なので、ぜひ一度は訪れてみて。
鎌倉で「あじさい寺」といえば、ここ明月院のことを指します。総門から山門へつづく参道沿いには綺麗な色をしたあじさいが咲き誇り、写真撮影スポットとなっています。明月院のあじさいは”明月院ブルー”と呼ばれる青色が特徴。あじさいの季節にはぜひ訪れたいスポットです。
- 明月院
- 鎌倉 / 寺 / 観光名所 / インスタ映え / 紅葉 / 花畑(6月) / あじさい名所 / 竹林
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189地図で見る
- 電話:0467-24-3437
- Web:https://www.trip-kamakura.com/place/230.html
4.報国寺
美しい竹の庭園で知られる報国寺は、ミシュランの観光版で3つ星の評価を得たことや、日本らしい風情を感じる景色が楽しめることから、海外からの観光客にも人気です。「竹の寺」で有名なことから、竹林ばかりがフューチャーされがちですが、境内には立派な庭園や貴重な遺跡である「やぐら」も存在します。
群生する竹は1,000本ほど。石畳を敷いた散策路には石灯籠なども置かれ綺麗に整備されており、またお茶スペース・休耕庵で、竹林をみながらお抹茶をいただけるのも人気の理由のひとつです。
- 報国寺
- 鎌倉 / 寺 / インスタ映え / 竹林
- 住所:神奈川県鎌倉市浄明寺2−7−4地図で見る
- 電話:0467-22-0762
- Web:http://www.houkokuji.or.jp/
5.円覚寺
北鎌倉駅を降りてすぐの場所にある円覚寺は、鎌倉時代に幕府が制定した代表的な禅寺「鎌倉五山」の第2位に位置付けられた立派なお寺で、夏目漱石の『門』や川端康成の『千羽鶴』など多くの文学作品の舞台になっています。禅寺の凛とした雰囲気が魅力で、境内に足を踏み入れると身が引き締まるよう。
風格を感じさせる立派な山門は、夏目漱石の『門』にその描写が登場します。楼上には通常非公開である十一面観音、十二神将、十六羅漢像を安置しています。
仏殿後方の方丈の庭園も見どころです。創建当初よりある「妙香池(みょうこうち)」という心字池を中心につくられており、周囲の自然林をふくめて国の名勝に指定されていれます。
春には桜、初夏にはあじさいと四季折々の花を楽しめる円覚寺ですが、秋の紅葉が特に素晴らしいと評判。北鎌倉を代表する紅葉の名所です。
円覚寺の境内にある塔頭のひとつ「佛日庵」では、円覚寺の入山料とは別に拝観料100円が必要ですが、500円でお抹茶(落雁付き)も楽しめます。境内の赤い絨毯が敷いてあるベンチで一服。気持ちのいい晴れた日には、まさに境内を眺めながらお抹茶をいただくことができるます。
- 円覚寺
- 鎌倉 / 寺
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409地図で見る
- 電話:0467-22-0478
- Web:http://www.engakuji.or.jp/