韓国の結婚式についてどのような印象をお持ちでしょうか?「韓国人と結婚したい(結婚する)」という日本女子も珍しくない昨今、もしかしたら、韓国での結婚式に招待されることもあるかもしれません。今回は、筆者の体験を元に、韓国の結婚式に参加する際のご祝儀や服装などをご紹介したいと思います。
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韓国の結婚式における招待状について
日本では事前に招待状を送るのが普通ですが、韓国の場合、当日手渡しで招待状をもらう方もいらっしゃるそうです。筆者の場合は日本にいるということもあり、LINEで出欠確認を取ってもらいました。それが招待状代わりということもあるんですね◎
また韓国の結婚式は、招待状をもらっていない人でも参加OKなので、新郎新婦と面識がなくても友人の友人の友人の家族など、どこかで新郎新婦の友人と繋がっていれば出席可能。これは、ゲストの数が多ければ多いほど良いと言われている韓国ならではの結婚式のこだわりだそうです。
ちなみに筆者は、日本から韓国までの航空費やホテル代も出してもらい、その手配までしていただきました。
韓国の挙式スタイルと流れ
韓国の場合は、結婚式専用の礼式場で挙式をするのが一般的で、キリスト教徒信者以外は教会で式を挙げないそうです。
挙式が終わると、式場とは別の個室で「ぺぺク」と呼ばれる韓国の伝統的な儀式が始まります。新郎新婦が新しい家族になる親族たちに挨拶する、家族だけで行う儀式だそう。そのぺぺクの間、参列者は、バイキング会場に移動し、好きな料理を食べながら新郎新婦を待ちます。
ぺぺクが終わった後、新郎新婦は各ゲストへ挨拶をしながら各テーブルを周ります。
筆者が参加した結婚式での新郎新婦は、各ゲストへ挨拶をする際に、チマチョゴリへと着替えていました!そして、ご家族と一緒に各テーブルを回って挨拶をしていました。
結婚式全体の流れを時間に換算すると、約1~2時間ほど。日本の式と比べると、あっという間に過ぎたように感じました。
余談ですが、今回記事にさせていただいた新郎新婦さんは、結婚式が終わった後、すぐ新婚旅行へ出かけていったそうです。とてもアクティブ!
韓国の結婚式に持参するご祝儀について
友人か身内かによってご祝儀の金額が変わるのは日本と同じですが、韓国の場合、金額とご祝儀袋が違ってきます。
- 兄弟・姉妹、親戚などの親族や、新郎新婦の会社の上司という立場の場合は10万ウオン(約1万円)~
- 親しい友人や会社の同僚という間柄であれば5万ウオン(約5千円)
- あまり親しくない知人や遠い親戚という場合は3万ウオン(約3千円)
お渡しするご祝儀に奇数金額が好まれるのは、日本と同じです。ご祝儀袋は、シンプルな白封筒の後ろに名前を書くだけでOK。また筆者は、受付でご祝儀袋を渡したときに「お食事券」をもらいました。このお食事券は、挙式後のバイキング会場で提出するようになっていました。
ちなみに結婚式に出席しない場合は、事前に贈り物を送るそうです。
出席者の服装について
韓国の場合も、花嫁さんと被らないように白以外のものを着るのは同じですが、キレイめなワンピースやスカート、男子はジャケットを着用すれば大丈夫とのことです。日本のようなドレスを着なくてもOK!他にも、チマチョゴリは親族のみが着るものなので、それはNGという決まりもあります。筆者が参加した結婚式でも、カジュアルコーデの方が多くいらっしゃいました!
結婚式での余興
韓国の場合も、新郎新婦が両親に向かって日頃の感謝を述べるスピーチがありますが、余興に関しては、友人が新郎新婦に一曲披露するのが一般的だそうです。筆者が参列した結婚式でも、歌を披露して数分で終わっていました。
また韓国では、最後に参列者全員の集合写真を撮ります。これが、韓国式。挙式が終わった後、カメラマンさんの合図とともに、皆でニッコリ、ハイポーズ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?韓国の結婚式は、日本の一般的な結婚式とはたくさんの違いがあります。今回の記事が、他国の文化に触れられるキッカケになって頂ければ幸いです。
ちなみに披露宴は日中に行われたので、筆者は式の参列者たちと帰りにカフェに寄りました。こういった点は日本と同じかもしれませんね。