レバノン
レバノン観光
”中東のパリ”とも”中東のスイス”とも言われる国

【レバノン】ベイルート・ビブロス・バールベックの見どころ

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:191ヶ国

2023年7月22日更新

47,238view

お気に入り

この記事の目次表示

ラウシェ地区

ラウシェ地区は、地中海を臨む海岸線沿いのビルに、レストランやカフェが立ち並ぶ賑やかな地区です。

鳩の岩

この地区で特に有名なのは、地中海に浮かぶ巨大な岩です。

  • 写真:toshel

歩道から海を見下ろすと見える、水面に突き出たふたつの巨大な岩で、これは「鳩の岩」と呼ばれています。特筆すべきものもない単なる大きな岩ですが、ここを起点に遊覧船がでるなど、常にこの岩の周りには地元の人が集い、憩いの場となっています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

鳩の岩の前の歩道は、夕方になると人が増えてきます。サンセットを見ようと地元の人々が外へ出てくるようです。

  • 写真:toshel
鳩の岩
レバノン / 自然・景勝地
住所:Raouche Rocks ベイルート地図で見る

服装は様々

他のアラブ諸国とは違い、街中を歩く人はムスリムの服装をしている人もいれば、欧州のカジュアルな服装の人もいます。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

ハムラ地区

官公庁ならびに高級ブティックやカフェの並ぶ地区です。

  • 写真:toshel

総理府のある道路は写真を撮ることができません。少しでもおかしな動きをすると、ライフルを構えた警察に撃たれかねないので注意!緊張する道です。

  • 写真:toshel

この通り以外は、カフェが軒を連ね、夜遅くまでにぎわっています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

海岸通り

ベイルートで最も好まれ、親しまれているこの道は、ジョギングや散歩をする人たちで常に賑わっています。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

地中海の穏やかな風吹くこの歩道は、皆様どこへ行くでもなく、何となく海岸沿いを歩いたり、海を眺めたりしていらっしゃいますよ。出張紅茶やアイス屋さんなどがでて、思い思いに休憩し、会話を楽しんでいるよう。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

横浜の山下公園のような雰囲気で、それが永遠と海岸線に沿って続いているイメージです。

海岸通り
レバノン / 町・ストリート
住所:beiruit地図で見る
ベイルート
レバノン / 町・ストリート
住所:Beiruit,Lebanon地図で見る

ビブロス

地中海を望むビブロスは、ベイルートの北方36kmに位置する、レバノンの歴史を知るに欠かせない重要な場所です。

  • 写真:toshel

今日、世界中で読まれている聖書を意味する呼び名「バイブル」は、ここビブロスからきており、この地名が神聖な書物の呼び名となっていることは、レバノン人の誇りでもあります。

  • 写真:toshelビブロス遺跡へと続く参道
  • 写真:toshelビブロス遺跡へと続く参道

ビブロス遺跡(世界遺産)

紀元前3000年頃、地中海交易で栄えたフェニキア人が、世界で最も歴史の古い都市国家をここに建設したことは有名で、ビブロスの遺跡はユネスコの世界遺産にも登録されています。

  • 写真:toshel

紀元前18世紀ごろに建てられた神殿跡です。柱しか遺っていませんが、地中海を望む景色が素晴らしかったであろうことは見て取れます。

  • 写真:toshel

また、現在、世界中で使われているアルファベットも、ここビブロスが発祥の地と云われています。あまり知られていませんが、ここビブロスは、今日の世界にとってとても重要な地なのです。

  • 写真:toshel

このあとにご紹介する「バールベック」のような派手さはありませんが、悠久の時の流れを感じる味わいのある遺跡です。

  • 写真:toshel
  • 写真:toshel

● Entry fee: 6,000LBP(約420円)(2018年4月現在)

ビブロス遺跡
レバノン / 遺跡・史跡
住所:Lebanon Biblos地図で見る

ベイルートからビブロスへの行き方

レバノンのほとんどの町へ向かうバス乗り場が、コーラ(Cola)と呼ばれる場所にあります。高架下に位置しており、特に行先案内板などはありませんので、バスの運転手やバス待ちの乗客に聞くと良いでしょう。

「ビブロス」よりも「ジュベイル」と聞いた方が、地元の人には通じやすいです。

ここから、ローカルバスに乗って1時間です。

  • 写真:toshel

● Bus:1,200LBP(約80円)

ビブロス
レバノン / 町・ストリート
住所:Biblos,Lebanon地図で見る

次のページを読む

レバノンの旅行予約はこちら


レバノンのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

レバノンのホテルを探す

レバノンの航空券を探す

レバノンの現地アクティビティを探す

レバノンのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

地球旅~現在192ヵ国~
行ったことのない国を中心にひとり旅しています。他国の歴史、文化、宗教、遺跡、そしてそこに住む人々の考え方に興味があります。

車の運転が好きなので、海外ではドライブ旅を楽しんでます。普段は会社員です。

【ホンジュラス】世界屈指の犯罪都市テグシガルパ

世界の治安が悪い国ランキングなどを見ると、毎年必ず上位になってしまうホンジュラス。しかし、手つかずの美しい自然が多く、世界遺産に登録されたマヤ文明のコパン遺跡を...


カリブの島はどこがいい?陽気レゲエでちょっぴり危険な「バルバドス」どこまでも静かな「アンティグア」

カリブ海には、大小様々な島がおよそ700あります。そのほとんどは欧米各国の領土で、独立国はわずか13カ国のみ。今回は、その中より対極にある2つの小さな島国をご紹...


【サウジアラビア】ついに観光ビザ解禁!閉ざされていた王国の珍しい文化と各都市の見どころ

観光での入国が困難だったサウジアラビアが、2019年9月27日に突然、ツーリストビザの発給開始を発表しました。今回は、サウジアラビアに古くからある慣習と文化、そ...

【ベネズエラ】世界の危険都市上位?首都カラカス

世界屈指の産油国にしてハイパーインフレーションに陥った南米の国ベネズエラ。かつて、スペイン植民地から独立へと導いた英雄「シモン・ボリバル」の生まれ育った街でもあ...

【リヒテンシュタイン】日帰りで行こう!ヨーロッパの小国

リヒテンシュタイン公国は、世界で6番目に面積の小さな国です。そして、この国の住人はわずか4万人弱と少ないですが、意外にも富裕国。今回は、山に囲まれ静かで美しいリ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります