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5.平群町 信貴山朝護孫子寺
朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)は、平群町の信貴山(しぎさん)にある、信貴山真言宗総本山の寺院です。御本尊は毘沙門天です。
平安時代の醍醐天皇の病気により、信貴山の僧「命蓮(みょうれん)」が、毘沙門天に病気平癒の祈願をしたところ、すぐに天皇の体調は良くなったため、この地を天皇、国家の安穏を祈願する場所とし、「朝護孫子寺」の称号をいただいたとされています。
朝護孫子寺は、虎のお寺としても親しまれています。これは、聖徳太子が信貴山で戦勝を祈願したときに、毘沙門天が現れたのですが、これが寅年、寅の日、寅の刻だったと言われているためです。
初詣の人出は、県内の寺の中でも多く、特に「寅年」は大変賑わいます。駐車場が混み合うこともあるので、ご注意ください。
近鉄信貴線「信貴山口駅」より西信貴ケーブル乗車、終点「高安山駅」
にて近鉄バスに乗り換え、終点「信貴山門」下車徒歩10分
- 朝護孫子寺
- 奈良 / 寺 / 夜景 / 紅葉 / パワースポット / 穴場観光スポット / 桜の名所 / 縁結びスポット
- 住所:奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1地図で見る
- 電話:0745-72-2277
- Web:http://www.sigisan.or.jp/
6.天理市 石上神宮
石上神宮(いそのかみじんぐう)は、天理市の郊外、布留山(ふるやま)の麓にある神社です。飛鳥時代の豪族「物部氏」の総氏神とされている石上神宮は、日本最古の神宮の一つであり、古くから病気平癒、健康長寿の神様として信仰されてきました。
境内には神の使いと言われる鶏が30羽ほどおり、参拝した人の多くが、カメラを向けています。鮮やかな色の鶏は人懐こく、見ていて癒されるものです。初詣のスポットとしても比較的人気があり、特に酉年は人出が多くなります。天理駅よりバスがありますが、本数は少ないのでご注意ください。
「国道針」行きバス乗車「石上神宮前」下車徒歩5分
- 石上神宮
- 奈良 / 神社 / 穴場観光スポット / 縁結びスポット
- 住所:天理市布留町384地図で見る
- 電話:0743-62-0900
- Web:http://www.isonokami.jp/
7.桜井市 談山神社
談山(たんざん)神社は、桜井市郊外の多武峰(とうのみね)という山にある神社です。飛鳥時代に大化の改新をおし進めた藤原鎌足が祀られているとされています。藤原鎌足の死後に、長男の定恵が建てた十三重塔がありますが、これが談山神社の始まりと言われています。
談山神社は、市街地から離れた場所にあるため、正月三が日でもひどく混雑することはなさそうです。紅葉の名所として有名ですが、初詣のスポットとしては穴場と言えるでしょう。やや不便な場所にありますが、静かにお参りしたい人にはおすすめです。
終点下車徒歩5分
- 談山神社
- 奈良 / 神社 / 絶景 / 紅葉 / 桜の名所 / 縁結びスポット / あじさい名所
- 住所:奈良県桜井市多武峰319地図で見る
- 電話:0744-49-0001
- Web:http://www.tanzan.or.jp/
8.桜井市 長谷寺
長谷寺は、桜井市の東部にある、真言宗豊山派総本山の寺院です。686年に、僧の道明が天武天皇の病気平癒を祈願し、銅板法華説相図(どうばんほっけせつそうず)を安置したのが、始まりとされています。御本尊は、十一面観音です。
長谷寺には、屋根の付いた長い階段「登廊(のぼりろう)」があることで有名です。これは平安時代の長歴三年(1039年)に、春日大社の神職・中臣信清が、子の病気が治ったことへの御礼に造ったもので、上・中・下に分かれており、段数は399あるそうです。
5月のボタン、初夏のアジサイなど、一年を通して花が楽しめることから「花の御寺」と呼ばれており、多くの人が訪れますが、初詣に訪れる人はさほど多くないようです。特に三が日より後は、静かに参拝できそうです。
大晦日から新年にかけては、観音様に供養の灯火をお供えする「観音万燈会」が行われ、燈明の灯った雰囲気ある参道を歩いてお参りできます。
※近鉄・JR桜井駅から長谷寺方面行の桜井市コミュニティバスも出ています。
- 長谷寺
- 奈良 / 寺 / 縁結びスポット / あじさい名所
- 住所:奈良県桜井市初瀬731-1地図で見る
- 電話:0744-47-7001
- Web:http://www.hasedera.or.jp/
おわりに
奈良交通では初詣に便利な臨時バスを例年運行しています。また、近鉄・JR西日本も大晦日からの臨時列車運転や増発を実施しています。新年のお出かけに便利なきっぷも販売しているので、チェックしてみてくださいね。