北海道札幌市で「さっぽろ雪まつり」が開催される同時期の2月、北海道小樽市では「小樽雪あかりの路」という、雪とろうそくの祭典が開催されています。歴史的建造物が点在し、元々ノスタルジックな雰囲気をまとっている小樽の街は、この祭典が開催されている最中はより一層、幻想的な雰囲気に包まれます。雪や町並みにろうそくの灯りがとても映え、美しい時間を過ごせること間違いなしです。また、その全てが手作りであることもこのイベントのミソ!今回はそんな「小樽雪あかりの路」について、ご紹介致します。
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「小樽雪あかりの路」とは?
1999年から例年2月に開催されている「小樽雪あかりの路」。2016年に開催された第18回では54万4千人もの来場者数を記録するなど、大人気のイベントです。
市民とボランティアの方を中心に、様々な雪のオブジェが作られ、その中に灯りがともされます。オブジェは小樽市内の至る所に飾られており、まさに街をあげてのイベントです。
現在廃線となっている手宮線、そして、小樽運河の2カ所がメイン会場となっており、どちらともJR小樽駅から徒歩圏内です。手作りにこだわって行われている「小樽雪あかりの路」では、毎年様々な手作り作品を観覧できます。
運河と灯りのコラボレーションが魅せる運河会場
小樽一の観光名所、小樽運河がメイン会場のひとつとなります。
普段もロマンチックな小樽運河ですが、イベント中はさらにグレードを増し、幻想的な雰囲気をも醸し出します。デートにはもってこいの会場ですね。運河に浮かぶ浮き球キャンドルは毎年人気の撮影スポットです。
小樽市内の方をはじめ、海外からもボランティアの方が集まり、全て手作業で用意されているこのお祭り。電気は使わず、全てろうそくの火を使っています。
オブジェ1つ1つに灯りがともっており、それが街を照らし出し、幻想的な雰囲気を作り出す。灯りをみているだけでも癒されるのですが、それが全て手作りだと思うと、なんだか心がほっこりしてきませんか?実はこの〝ほっこり〟もこの祭典の醍醐味なのです!
力作オブジェを楽しみつつ癒される手宮線会場
1985年に廃線となった手宮線の跡地が、「小樽雪あかりの路」のもうひとつのメイン会場。運河会場と違い、手宮線会場は比較的静かで混雑も少なく、ゆっくり散策を楽しめます。
様々な雪のオブジェが立ち並ぶのも手宮線会場の特徴です。
北海道で活躍されているタレント、お笑い芸人の方のワックスボウルです。ワックスボウルとは、ワックスでできたお椀型のキャンドルホルダーのことで、そこに灯りを灯すことで周りに貼り付けた花や葉がぼんやりと優しく光って見えます。
このワックスボウル、手宮線会場では販売もされているのですが、ご自身で製作体験もでき、持ち帰りも可能です(事前予約不要)。有料にはなりますが、是非記念に作ってみてはいかがでしょうか?
雪の壁が張り巡らされた迷路のような路・天使の迷い路。所々に飾ってあるろうそくの灯りが道しるべのようですね。
写真撮影の場所も何箇所か設けられており、係りの方が写真を撮ってくれます。とても素敵なサービスですよね。是非カメラをご持参ください!
毎年大人気のスノー滑り台は2016年も列ができていました。スノー滑り台の周辺はとても賑やかで、今までのしっとりとした雰囲気とは違ったお祭り気分が味わえます。
また手宮線会場の名物として知られるスノートンネルですが、残念ながら2016年は設置されていませんでした。2017年の催し物は2016年12月26日現在、未公開です。
小樽雪あかりの路19
2017年には第19回小樽雪あかりの路が開催されます。
- 期間:2017年2月3日(金)〜2月12日(日)
- 時間:17:00〜21:00
- 会場:小樽運河、旧国鉄手宮線、朝里川温泉、天狗山など市内全域
※2016年12月26日現在で、これ以外の詳細は出ておりませんので、随時公式HPをチェックされることをおすすめします。
さいごに
如何でしたでしょうか?さっぽろ雪まつりのような派手さはありませんが、「また行きたい」と思わせる不思議な魅力がたくさん詰まったイベント「小樽雪あかりの路」。寒いのに、ずっと留まって居たくなるような。寒いのに、心が暖かくなるような。そんな素敵な時間を、是非ご自身で体感してみてくださいね。
- 小樽雪あかりの路
- 小樽市 / イベント・祭り / 夜景 / インスタ映え
- 住所:北海道小樽市 小樽運河ほか地図で見る
- 電話:0134-32-4111(内線267)
- Web:http://yukiakarinomichi.org/