写真:liberi travelスペインのアンダルシア地方を訪れるなら必ず行きたいロンダ。断崖の景観を楽しめるクエンカ庭園、歴史を感じるカサ・デル・レイ・モロやアラブ風呂、モンドラゴン宮殿など、街歩きに役立つ情報をまとめました。
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ロンダのおすすめ観光スポット4選
アンダルシア地方の白い街並みと、タホ渓谷にかかるヌエボ橋で知られるロンダ。ここでは、自然と歴史が調和する街の魅力を感じられるスポットを4つ紹介します。いずれも街歩きの途中で訪れやすく、ロンダの多彩な表情を体験できます。
1. クエンカ庭園から眺めるタホ渓谷
街の東側にある「クエンカ庭園」は、タホ渓谷の壮大な景観を楽しめる場所です。階段状に整備されたテラスからは、切り立った断崖とその上に広がる街並みを見渡すことができます。観光名所であるヌエボ橋を別角度から眺められるため、写真撮影にもおすすめです。観光の合間に立ち寄って、自然の造形美と街の調和を静かに味わうことができます。
2. カサ・デル・レイ・モロ
18世紀に建てられた「カサ・デル・レイ・モロ(ムーア人の王の家)」は、ロンダの歴史を感じられる建物です。内部には庭園があり、緑に囲まれながら散策を楽しめます。最大の見どころは、崖を下って川に通じる地下階段です。かつて戦時中に水を確保するために使われたとされ、石造りの階段を歩きながら当時の人々の知恵に触れることができます。建物と庭園、地下通路が一体となった構造は、ロンダならではの歴史的遺産といえます。

- カサ・デル・レイ・モロ
- スペイン
- 住所:C. Cta. de Santo Domingo, 9, 29400 Ronda, Málaga, スペイン地図で見る
3. アラブ風呂
ロンダの旧市街には、13世紀末に建てられた「アラブ風呂」が残っています。かつて浴場として利用された建物は保存状態が良く、当時のアラブ建築の特徴を間近で見ることができます。レンガ造りの天井には星型の小窓があり、差し込む光が幻想的な雰囲気を生み出します。案内板には使われていたシステムの説明もあり、暮らしの中でどのように活用されていたかを知ることができます。ロンダの歴史を生活文化の側面から理解できる貴重なスポットです。
4. モンドラゴン宮殿
旧市街にある「モンドラゴン宮殿」は、ロンダの歴史博物館として利用されています。かつてはアラブ王族の宮殿だったと伝えられ、ルネサンスやゴシックの要素を取り入れた建築が特徴です。館内には考古学資料や美術品が展示されており、ロンダの歴史を時代ごとに学ぶことができます。中庭や庭園も見どころで、静かに散策しながら街の文化的背景に触れられる場所です。
この記事を書いたトラベルライターから一言
大きな街ではないですが、見どころがたくさんありました。筆者はロンダに1拍しましたが、もう1泊ぐらい時間が取れれば、もっとじっくりみて回れるのにな〜と、名残惜しく感じました。ゆっくり時間をかけて観光したい方は、2泊3日以上がおすすめです。


















































