スペイン
スペイン観光
ガウディの個性的な建築に代表される世界遺産

日本と同じ服装で万全な旅ファッション【冬のスペイン旅行編】

取材・写真・文:

福島在住
訪問エリア:18ヶ国

2020年1月13日更新

15,026view

お気に入り

日本のように四季があるスペインですが、日本の1.4倍の広さがあるので、地域によって気候に違いがあります。北東のバルセロナから内陸部のマドリッド、南部アンダルシアまで冬時期の縦断の旅で準備したい服装をご紹介します。

この記事の目次表示

冬のスペイン旅行も魅力あり

  • 写真:Olive

スペインのベストシーズンといえば、やはり太陽がまぶしい夏と言えるでしょう。花も咲き乱れ、日照時間も長いので、観光や写真撮影にも好条件ですね。しかし、実際にスペインに行かれた方々に聞いてみると、スペインの夏の暑さは、かなり厳しいという意見も。

  • 写真:Olive旅行中はお天気の日も多かったです

ヨーロッパのフライパンとも言われるほどのスペイン。アンダルシア地方の夏は50℃以上になることもあるそうです。場所によっては、暑さでバテて歩けなかったという方もいらっしゃいます。その点から考えると、スペインは、冬でも日中の平均気温が10℃以上なので過ごしやすく、暑さに弱い方にはお勧めです。

冬のスペイン主要地の気候

バルセロナやバレンシア沿岸部 

  • 写真:Olive完璧なまでの防寒?!
  • 写真:Oliveバルセロナにて

冬のバルセロナやバレンシア沿岸部の平均最高気温は14℃前後、最低気温は5℃前後です。バルセロナや地中海に面した東部は、温暖な地中海性気候です。とはいっても、筆者が訪れた日のバルセロナの最低気温は、-1℃。地元の方も、朝は左写真のような重装備でした。

マドリッドなど内陸部 

  • 写真:Oliveマドリッドにて

冬のマドリッドなどの内陸部の平均最高気温は10℃前後、最低気温は3℃前後です。内陸部は、夏は暑く、冬の寒さが厳しい大陸性気候で、1年を通しての寒暖差が激しいと言われます。

ガリシア&バスク地方など北部 

ガリシア&バスク地方の冬の平均最高は気温14℃前後、最低気温は5℃前後です。北部や北東部は夏が過ごしやすく、冬は暖かい海洋性気候で、カンタブリア海沿岸は雨が多いと言われています。

アンダルシアなど南部 

  • 写真:Oliveグラナダにて
  • 写真:Oliveセビリアにて

アンダルシアなど南部の冬の平均最高気温は15℃前後、最低気温は6℃前後です。南部や南東部は地中海性気候で、日中は温暖ですが朝晩や曇りの日は冷えることも。

冬のスペイン旅行縦断の服装

平均の最低気温が3℃前後の場所から最高気温15℃前後までの場所を移動するので、基本は重ね着で脱ぎ着しやすい服装がお勧めです。

アウター

  • 写真:Olive

コートは、不要になる場合もあるので、軽めの素材や、ダウンなどコンパクトになる素材がお勧めです。それでもバルセロナで氷点下になった日もあるので、防寒の役目をしっかりはたすアウターを選んでください。

トップス

  • 写真:Olive

下にインナー、その上にニットや厚手のシャツ、または、カーディガンやフリースなどを合わせるのも良いでしょう。ただし、注意したいのが、乾燥による静電気。前開きで脱ぎ着できるものがお勧めです。ひどく乾燥しているので、脱いだり着たりを繰り返していると、静電気でバチッとなったり、髪の毛がまとまらなくなり困る時があります。予防のために、静電気スプレーをしておくとよいですね。

参考までに筆者が冬のスペイン縦断旅をした際、寒い日はフル装備でしたが、南部では、日中、長袖のTシャツにカーディガンやパーカーという服装で歩けました。

ボトムス

  • 写真:Olive

各地の写真をご覧になってわかるように、場所が変わっても同じような服装です。さほど温度差も感じなかったのが筆者の感想です。基本的には、お出かけになる月の日本と、同じ服装で良いと思います。スカートの場合はタイツの方がお勧めです。地元の方の傾向的には圧倒的にパンツスタイルが目立ちました。

小物類

  • 写真:Olive

冬とはいっても晴れると、やはり太陽の国スペイン。とてもまぶしいのでサングラスがあると便利です。日焼け対策もお忘れなく。防寒のためには、マフラーや手袋、帽子などを準備していくと安心です。乾燥しているので、リップクリームやハンドクリームなどの、スキンケア用品は重要です。

靴について

  • 写真:Olive

旧市街地など、石畳の場所も多いので、高いヒールなどは避けた方が無難です。歩きやすい履きなれた靴がおすすめです。雨が降る場合も考えて、濡れても良い靴を選ぶ、防水スプレーなどの対処も。

バッグについて

観光の際持ち歩くバッグについてですが、美術館などを見学予定の方は、約40㎝以上になるバッグは持ち込み不可というところも多いので、サイズを考慮して準備した方が良いでしょう。もちろん、クロークに預けることは可能ですが、受け渡しに時間を要する場合も多いです。

スペインの旅行予約はこちら


スペインのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

スペインのホテルを探す

スペインの航空券を探す

スペインの現地アクティビティを探す

スペインのWi-Fiレンタルを探す

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


スペインの天気・気温・服装・旅行のベストシーズン!

スペイン旅行の前に知っておきたい、この先の天気予報と月ごとの平均気温や降水量、気候の特徴、旅行の服装を徹底解説!いつ旅行するかお悩みの方向けに、スペイン旅行のベ...


【海外】直行便で行けるオススメの旅行先12ヵ国!主要観光スポットも☆

1泊2日で行けるアジアから、ヨーロッパや北アメリカ大陸まで、直行便で行ける都市をご紹介。時間がない人や乗り継ぎが不安な海外初心者にもピッタリです。日数別でまとめ...

バルセロナの天気・気温・服装・旅行のベストシーズン!

バルセロナ旅行の前に知っておきたい、この先の天気予報と月ごとの平均気温や降水量、気候の特徴、旅行の服装を徹底解説!いつ旅行するかお悩みの方向けに、バルセロナ旅行...

日本と異なるスペインのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

スペイン旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変換プラグや変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電...

【MSCクルーズ】年末年始は地中海クルーズ!洋上で初日の出が拝める♪

あこがれの地中海クルーズ、しかも年末年始をまたいで贅沢な船旅を楽しむ「年越しクルーズ」は、また格別です!利用するクルーズ会社は、世界中の海でクルーズツアーを企画...

この記事を書いたトラベルライター

お出かけ、食べることが大好き!
日帰りドライブから、国内、海外を問わずお出かけするのが大好きです。ずっとタウン重視でお買い物に夢中の旅でしたが、10年ほど前にアメリカ・サンフランシスコに在住。国立公園めぐりをしたことをきっかけに、自然も大好きになりました。少し歴史を知ってから出かけると楽しいこと、美味しい食べ物や綺麗な風景に出会えると幸せなこと。小さな情報が、誰かの楽しい!や嬉しい!につながったらいいなと思っています。これからも、いろんなところへ出かけて、たくさんの情報を発信してゆきたいと思っています。少しでも参考になれますように!

これで完璧!奄美土産31選はここで買う!

島特有の文化が残る奄美大島では、古くから島に伝わる調味料や、加工品が多くあり、お土産としても喜ばれそうな品が豊富です。特産品を使ったお菓子や、珍しい雑貨などと共...


半日で周れる!奈良のいいとこ取り観光スポット・ベスト3

日本の国宝の5分の1は、奈良県にあると言われるほど、見どころの多い奈良ですが、町中から離れている場所もあり、1度に見て周るのは大変です。そこであまり時間はないけ...


旨いものだらけ!山形で買いたいお勧めお土産33選

美味しいものに事欠かない山形。今回は、充実の品ぞろえを誇る、お勧めのスーパーや物産会館、道の駅のご紹介と共に、山形土産の定番品から、可愛いお土産、変わり種までご...

きっと一番心に残る旅!ベルギー・ブルージュの観光スポット14選

天井のない美術館やベルギーの水の都と呼ばれ、ベルギーで最も人気の街ブルージュ。街を流れる運河に羽を休める白鳥、歴史的な建造物と昔ながらの石畳、中世とほとんど変わ...

【長野】湯田中温泉周辺の観光スポット10選&お土産

長野でも潤沢な湯量を誇る湯田中温泉周辺はとても魅力的な場所。車で1時間圏内には、人気の観光スポットが目白押しです。素朴な温泉街、美味しいものに溢れた町歩き、地獄...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります