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9.ハッセルバックポテト Hasselback potatoes
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名前の由来は、なんとストックホルムにある“Hasselbacken Hotel and Restaurant”から。ちなみにアコーディオンポテトともいいます。料理自体は簡単で、ジャガイモに切り込みを入れてオーブンで焼いたもの。スウェーデンはジャガイモを本当によく食べるので、ジャガイモ料理にはたくさんのバリエーションがあります。
10.クロップカーコル kroppkakor
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Sendelbach
クロップカーコルは、ニョッキのようなじゃがいもでできたもちもちの生地。塩漬けの豚肉と玉をじゃがいもの生地で包み込み、茹でたものです。最後の味付けは、やはりここでもリンゴンソース(苔桃ジャム)を添えていただきます。なんでもリンゴンソース?と思いますが、これぞ北欧流!
11.ピッティパンナ pyttipanna
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By Triceratops CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
家庭料理のひとつです。日本でもよくありますが、冷蔵庫の残り物で出来た家庭料理ピッティパンナは、じゃがいも・牛肉・豚肉・ソーセージなどを、サイコロ状に炒めたもの。こちらの料理はドイツでもよく好まれています。スウェーデンのピッティパンナには、赤ビーツを添えて上に目玉焼きが乗っています。
12.ショットブラール kottbullar
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スウェーデンの家庭料理といえばミートボール。スウェーデンの代表的な料理ですね。おなじみリンゴンソース(苔桃ジャム)をつけながら食べるところが特徴的ですが、マッシュポテトとグレイビーソース、また、とろけたチーズが乗っていたりと色々なバリエーションがあります。ぜひ現地でその味を確かめてみて下さい。
13.ヤンソンさんの誘惑 Janssons frestelse
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By Andejons CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
グラタン料理の一種で、アンチョビとジャガイモを交互に重ねたものを焼いた一品です。北欧のアンチョビはニシンなので、私たちの知るアンチョビとは少し風味が違います。名前の由来はいろいろあるようですが、一説には「菜食主義であった宗教家のヤンソン氏も、どうしてもこの料理の誘惑には勝てない」という説が面白いですね。ダイエット中のあなたも、ぜひこの誘惑に負けてみませんか!?
14.空飛ぶヤコブ Flygande Jacob
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空飛ぶヤコブは1976年ごろにスウェーデンで考案されたようで、材料がちょっと変わっています。鶏肉、バナナ(!)、ベーコン、生クリーム、チリソース、ピーナッツなど。「空飛ぶヤコブ」という名前はレシピを考案したオーベ・ヤコブソン氏から。彼が航空会社で働いていたことから「空飛ぶヤコブ」という名前になったそうです。予想もつかない味ですが、意外にも熱が加わって甘みを増したバナナとナッツ、そしてチリソースが合っていて癖になります。
15.【番外編】スモーガストルタ smorgastarta
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スモーガストルタはサンドイッチケーキのことです。レストランではなかなか出会えないとは思いますが、スウェーデンでは誕生日やパーティーなどで人気の家庭料理です。簡単なのに豪華でいろいろな材料で作ることができますよ。
伝統的な料理といえば煮込みやオーブン料理が多いのですが、最近はこんな風に楽しんでいる家庭も多いようです。薄切りのパンにフレッシュクリーム(サワークリームやマヨネーズなどでソースをクリーム状に作る)とお好みの具をはさんで積み重ねていくだけ!サーモン・海老・きゅうり・ハムなどがよく使われています。