夏の到来を教えてくれる爽やかなゆりの花。白のイメージが強いゆりですが、鮮やかでカラフルな色も楽しめるゆり園が兵庫県丹波篠山にあります。圧巻のゆりの迫力と、同時期に咲くアジサイのコラボも楽しめる、お花畑をご紹介します。
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10万本のゆりとアジサイを楽しめる「玉水ゆり園」
毎年6月初旬~7月初旬まで開園する「玉水ゆり園」では、60種類10万本のゆりと、約1,000株のアジサイが楽しめます。「玉水」の名の由来は、篠山城の井戸水の水源地であったということで、園内に史跡もあります。入園すると園内の地図をいただけるので、それを見ながら各エリアを巡りましょう。
ゆりといえば白
ゆりの花といえば、イメージするのはまず白!同じ白でもさまざまな種類がありますが、海外では「マドンナリリー」と呼ばれるほど清楚なイメージです。
園内のゆりは早咲き、中咲き、遅咲きと分かれていて、筆者が訪れた6月半ばは、まだまだツボミもたくさん。遅咲きエリアは、まだどんな色のゆりが咲くのかも分からないツボミたちが連立していました。
バラエティに富んだ色と種類
数本でも迫力のあるゆりの花ですが、鮮やかな色がこんなに咲いているとまさに圧巻です。ゆりの花の花言葉は色によってさまざまで、白はやはり「高貴」や「上品」「純潔」など清楚なイメージ。しかし他の色では、「偽り」や「呪い」など怖いものもあったりします。
ちょっと変わった形のゆりも。
上の写真は、わざと様々な色を混ぜて植えてあるエリア。ワイワイとにぎやかそうです。
アジサイとのコラボ
玉水ゆり園には、アジサイエリアもあり、こちらではさまざまな種類と色のアジサイが鑑賞できます。ゆりエリアと隣接しているので、コラボ写真が撮れますよ。
町中ではあまり見ない種類のアジサイも。樹木の中には年中赤いカエデもあって、色々なコラボが見られるのが特徴です。
そのほかの見どころ
園内はゆりやアジサイの花以外にも、緑がいっぱいの空間で気持ち良い時間が過ごせます。筆者が訪れた際は、シーズン真っ盛りの梅の実も。
また篠山の名産(丹波栗や黒豆など)を販売するおみやげショップと、ドリンクやスイーツで休憩できるカフェも併設されています。カフェでは6月中旬頃に、さくらんぼのパフェも登場するそうです。
アクセスと開園期間
アクセス情報
こちらのゆり園は、意外と街中にあり、丹波篠山の城下町の中心地から歩いていける場所にあります。上の写真は、旧篠山町役場を保存利用した建物「大正ロマン館」。おみやげ屋やカフェ、レストランもあり、インフォメーション的役割を果たしているところです。街のほぼ中心的な位置にあるこちらから、徒歩10分以内で足をのばして行ける距離にあります。
- 大正ロマン館
- 丹波篠山市 / おみやげ屋 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:兵庫県篠山市北新町97地図で見る
- 電話:079-552-6668
- Web:http://tanba-sasayama.or.jp/romankan/
開園期間・入場料・開園時間
- 開園期間:毎年6月初旬から7月初旬まで。詳しくはホームページをご確認ください。
- 入園料:大人700円・子供350円
- 開園時間:8:00~17:00(16:00受付終了)
- ささやま玉水ゆり園
- 丹波篠山市 / 花畑 / 花畑(6月) / 花畑(7月)
- 住所:兵庫県丹波篠山市黒岡207-1地図で見る
- Web:https://tamamizu.jp/yuri/
丹波名物のご紹介
せっかく玉水ゆり園を訪れたなら、周辺も散策して、ぜひ丹波の名産をお土産に買ってみてください。
特産品と地酒
丹波といえば、栗や黒豆や山芋を思い出す方も多いでしょう。シーズンになると、新鮮なものが町中のお店に並びます。また丹波篠山は日本酒どころでもあります。お酒造りのプロフェッショナル「杜氏(とうじ)」も有名で、丹波杜氏は日本三大杜氏の1つとして知られています。
取り寄せも可能な猪肉
丹波は猪肉でも有名で、国産の天然猪肉を扱う「おゝみや」など専門店がいくつかあります。取り寄せも可能なので、冬にはボタン鍋をお家で楽しむこともできます。
おわりに
鑑賞用に栽培されている以外は、初夏から夏にかけてがシーズンのゆりたち。玉水ゆり園を訪れれば、予想以外にかわいく愛らしい花であることを発見できるでしょう。