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【神戸市】横尾忠則現代美術館は摩訶不思議なアート空間!カフェも楽しい

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:45都道府県

2018年5月3日更新

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写真:こごみ

世界的にも有名な画家「横尾忠則(よこおただのり)」氏の美術館は、神戸市灘区にあります。通りを隔てて動物園と文学館が並ぶ静かな場所にありますが、外の穏やかさとは裏腹な、情熱に満ちた異形ともいえる絵画の世界が広がっています。独特な画風で人気の横尾氏の作品を思う存分堪能しましょう!

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横尾忠則現代美術館

  • 写真:こごみ

阪急電車「王子公園」駅を降りると、真ん前に「王子動物園」があります。道沿いにまっすぐ6~7分歩くと、通りを挟んで横尾忠則現代美術館はあります。

2012年に開館した、まだ新しい美術館です。入館料は、大人700円、大学生550円、70歳以上の方が350円、高校生以下は無料です。

2018年2月24日(土)~5月6日(日)は「横尾忠則の冥土旅行」というテーマで展覧会を行っており、今回はそのご紹介です。

横尾忠則氏のあの世とこの世の絵

  • 写真:こごみ

横尾忠則氏は、兵庫県出身の美術家であり、イラストレーターであり、グラフィックデザイナーでもあります。

筆者が「横尾忠則」という存在を知ったのは、実は絵を見たからではなく書籍でした。病やあの世のことが書いてあるにも関わらず、実にユーモラスな本でした。

横尾氏は戦争を経験された世代ということもあって、あの世とこの世や「死」について特別な思いや考え方をお持ちになっているようです。

それが横尾氏の絵のテーマの一つともなっているのですが、今回の展覧会のテーマ「冥土旅行」は、まさにこの横尾氏の頭の中のイメージが色と形になって現れたことを実感させられます。

展覧会「横尾忠則の冥土旅行」

「冥土旅行」

  • 写真:こごみ

嬉しいことに、今回の展覧会に限って写真撮影が許可されています。ただ、一つの作品を集中して撮る一点撮りはダメで、あくまでも景色として撮るようにとのことでした。

  • 写真:こごみ

横尾氏の作品の独特なインパクトの中でも「赤」は強烈な印象を残します。この赤は横尾氏が少年時代に見た空襲の色なのだそうです。

「死後の世界」というものを一つのテーマとされてきた横尾氏の、画の中の赤はあの世とこの世を分ける特別な意味を持っている色なのですね。

  • 写真:こごみ

この作品の分かれ道は横尾氏のふるさとに実際にある道です。

「謎の女」

  • 写真:こごみ

シリーズとして描かれている謎の女たちがズラリ。顔の部分がわざと描かれていない不思議な肖像画です。

今回初めて知ったのですが、横尾氏のふるさと西脇市は「播磨織り」という織物の産地です。横尾氏の実家は呉服商を営んでいました。その呉服につけられていたラベルの絵が、この謎の女シリーズの元になっているのだそうです。

  • 写真:こごみ

色彩が鮮やかすぎて、ピカピカの床に映ってます。

美術館の1階はおしゃれなミュージアムショップとカフェ

  • 写真:こごみ

美術館の1階は、横尾忠則絵画をモチーフにしたいろいろなグッズがたくさん並んでいます。奇抜な色合いが多い作品なので、グッズになってもすごくカラフルでおしゃれ!

  • 写真:こごみ

また併設しているカフェ「ぱんだかふぇ」でくつろげます。おそらくこのネーミングは動物園にちなんでのことだと思われます。

  • 写真:こごみ

サンドイッチを注文したところ、ものすごく巨大なパンがでてきました。みなさんほとんど野菜がいっぱいのカレーを食べられていました。ランチは日替わりのようです。

  • 写真:こごみ

このカフェでは、横尾忠則作品をモチーフにした食器を使用しています。ミュージアムショップにて同じものを購入できますよ。

  • 写真:こごみ

こちらは、コースターセットの中の一つです。

  • 写真:こごみ

カフェの中には横尾氏の画集や本が置いてあり、閲覧可能です。

向かい側は神戸文学館

  • 写真:こごみ

一見教会のようなこの建物は「神戸文学館」といって、地元神戸にちなんだ作家の作品や由来のある品物を展示してある建物です。サロンでは作品を読むこともできます。

この建物はもともとは教会でした。明治37年に関西学院大学の教会として建てられた外観をそのまま使用しているとのこと。美術館の中から見える景色の一つとなっている優雅で素敵な建物です。

  • 写真:こごみ

美術館前の通りは、いつもは常に車が連なっているのに、たまたま信号のタイミングなのか、このような車が通っていない珍しい瞬間にでくわしたので、思わずカメラを向けてしまいました。静かですが、その位は車の往来が常にある通りです。ちなみに通りの向かい側は動物園です。

次のテーマは「画家の肖像」

展覧会「冥土旅行」の会期は、残念ながら2018年5月6日まで。しかし2018年5月26日からは、「画家の肖像」というテーマで新たな展示が始まります(8月26日まで)。こちらは横尾氏のさまざまな作品の中で、自らの肖像をモチーフにして描いている作品が集められ展示されるとのこと。

いろいろな手法で描かれた絵の中の横尾氏自身に会えますよ。神戸に足を運んだ折りにはぜひ訪れてみてください。美術館の周辺は自然も豊かで、道を歩いていると時々動物の声が聞こえて楽しいですよ。

横尾忠則現代美術館
神戸 / 博物館・美術館
住所:神戸市灘区原田通3-8-30地図で見る
電話:078 855 5602
Web:http://www.ytmoca.jp/

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※この記事は2018年5月4日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

旅と本と野球があればしあわせな毎日
興味深いものや謎に満ちたものはいろんな所に存在しています。おいしいものも食べたことないものもまだまだいっぱいある!何気ないものが思いがけない歴史を持っていたり、知らなかったことに驚いたりした時、地球って深いなあと実感する、そんな瞬間を味わいたくてあちこちうろつく日々です。
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