京文化を色濃く残す丹波篠山(たんばささやま)は、自然と歴史を楽しめる魅力的なスポットです。観光客でごったがえしている京都ではなく、丹波篠山でゆったりタイムトリップしてみませんか。
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丹波篠山って?
丹波篠山とは、兵庫県中部に位置する現・篠山市、丹波市を中心とした地域をさします。旧丹波国として古来京都への交通の要として栄えてきた歴史がある篠山市は、町並みや祭りなどに京文化の影響を色濃く残していて、篠山城の城下町として栄えた町屋が今も残っています。
現在では、そうした町屋を使ったお店や宿などが多く点在しており、老若男女の注目を集めているスポットでもあります。また、陶芸や日本酒づくりも盛んで、窯元や酒蔵の多い地域でもあります。
筆者のおすすめスポット
【1】器とくらしの道具 ハクトヤ
築200年の古民家に、まるで外まであふれてくるような素敵な雰囲気が漂うハクトヤは焼き物好き、アンティーク好きにはたまらないお店です。
店内には、四方八方に並ぶ数々の商品たち。国内外様々なところからこの店にやってきた焼き物やアンティークを中心に、個性的でどこに目をやればいいのか分らないほどにこれでもかと並んでいます。
黙っていたら何時間でもいてしまうほどの圧倒的な雰囲気、そんな素敵な空気感を感じてみませんか?きっとあなたの食卓にピッタリな一枚が見つかるはずです。
- 器とくらしの道具 ハクトヤ
- 丹波篠山市 / 雑貨 / 女子旅
- 住所:兵庫県篠山市河原町121-1地図で見る
- Web:https://hakutoya.exblog.jp/
【2】RH Bagels
町屋を改装したお店の入り口には、植木鉢がいっぱい並んでいます。インテリアとしても人気の多肉植物や、観葉植物などが無造作に置いてあって、気になる外観です。
ランチタイム、カフェタイム、ディナータイムとでメニューは変わるようですが、店名の通りベーグルがお店の看板商品です。トッピングがすごい、ビックリするほど大きなベーグルなので、食べきるのが難しいくらいです。
- RH Bagels
- 丹波篠山市 / カフェ・喫茶店 / ランチ
- 住所:兵庫県篠山市西町55番地地図で見る
- Web:https://rhbagels.jimdo.com/
【3】小西のパン
丹波と聞いて真っ先に思いつくのは、やはり丹波の黒豆ではないでしょうか?こちらのお店では、地元で採れた新鮮な黒豆をふんだんに使った、小西の黒豆パンのみを販売しています。早い時はお昼過ぎになくなってしまうなんてこともあるようです。筆者が訪問した際も、13時くらいで残りわずかでした。
美味しい黒豆が惜しげもなく入っていることも人気の秘密ですが、なんといってもパン自体が柔らかく、少し甘くて口当たりのいい味わいで、食べた瞬間に広がる幸せ感はなんともたまりません。
宿泊ならNIPPONIA!
2015年10月3日にオープンした「篠山城下町ホテル NIPPONIA(ニッポニア)」は、約400年の歴史を持ち、国の史跡に指定されている篠山城の城下町全体をホテルの敷地と見立て、点在する7棟をまとめてひとつのホテルととらえている宿泊施設です。
宿泊できる施設は、築100年を超える明治時代のものから昭和のものまでと、歴史的に価値の高い古民家を改装しています。7棟の中には一棟借りできる建物などもあるので、家族で泊まるのもいいですね。その歴史ある空間に包まれ、趣を感じる。そんな特別な旅にしてみるのもいいかもしれません。
- 篠山城下町ホテルNIPPONIA
- 丹波篠山市 / ホテル
- 料金(目安):25,542円〜80,571円
- 宿泊時間:15:00〜10:00
- 住所:兵庫県篠山市西町25番地ONAE棟地図で見る
- Web:https://www.sasayamastay.jp/
行ってみたいイベント!
【1】デカンショ祭
デカンショ祭とは、毎年8月に篠山城三の丸広場で行われるデカンショ節の総踊りを中心としたお祭です。デカンショ節とは、この地域に伝わる民謡で、それに合わせて踊るいわゆる盆踊りをさします。
日本有数の巨大木造ヤグラでの総踊りであるヤグラ総踊りに、一度は参加してみたい夏の風物詩です。
【2】丹波栗食べ歩きフェア
秋の味覚を楽しみたい!そんな人には栗を食べ歩くイベントがオススメです。開催期間中は軒先に出店を出して、焼き栗を販売しているところを多く見かけます。
想像する一般的な栗にくらべて、ふっくらまるっと大きな丹波篠山産の焼き栗を気軽に楽しむことが出来るほか、栗を使ったお菓子を提供しているお店もあります。たっぷり栗を楽しめるイベントです。
【3】まちなみアート・フェスティバル
在住アーティストも多いこの地域では、古き良き街並みや建築物とアートを融合したアートフェスティバルが開催されています。
びっくりするのは会場のほとんどが、今もなお住民が住んでいる家の一部を展示会場としていること。多くの人がアートを見にやってくるにも関わらず、自宅を解放しているので、住民の理解がされていて、とてもいいアートフェスという印象です。
いかがでしたか?
京都や大阪、神戸と言った観光都市、大都市から少し離れて贅沢に日本を楽しむのはいかがですか?今度の旅は丹波篠山に行きましょう。