みなべ町(日高郡)

【和歌山県】みなべ町の道の駅は梅好きにはたまらないスポット!おすすめ梅みやげも

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:45都道府県

2021年3月26日更新

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写真:こごみ

和歌山県のみなべといえば、「梅」の産地です。みなべの梅干しは全国で販売されている梅ブランド。でもみなべの梅製品は梅干しだけではないのです。お菓子、ドリンク、ジャム、昆布、ふりかけなど、本当に数えきれないほどの梅製品がどっさり!!梅好きは一度入るときっとすぐには出られない、みなべの道の駅「うめ振興館」のご紹介です。

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うめ振興館はみなべの道の駅

  • 写真:こごみ

うめ振興館は、各地にある道の駅の中でも小さな方に入ると思います。阪和自動車道みなべインターチェンジから1.3kmのところにあります。側には川が流れていて、まわりは緑がいっぱいののどかな場所です。そして近くには梅林もあります。

南部(みなべ)にかかわらず、和歌山県には梅干しを売っているお店はたくさんありますし、梅製品ばかりを扱っているお店も他にあるのですが、うめ振興館は梅製品を扱うお店というより南部の町そのものを凝縮したような所です。

1階、2階は梅資料館

  • 写真:こごみ

うめ振興館は1階が歴史民俗資料展示エリア、2階が梅の資料展示エリアになっています。

1階は南部町の歴史資料や、出土した最大級の銅鐸などが展示されています。興味深いのは、南部町で梅が栽培されたのは近世になってからということです。現在のような梅の栽培が盛んな町になるまでの南部の歴史を知るのも面白いです。

2階は梅にスポットを当てた資料館。梅の雑学やサイエンス的な視点で梅をとらえた展示など、なかなか他では見られないものがいっぱいです。1階、2階ともに無料で見学できます。

3階は道の駅「みなべ川」

3階が南部町の物産コーナーである道の駅「みなべ川」です。まず上がってすぐに広がる大きな窓から、辺りの景色が見渡せます。片側は川、片側には梅林。筆者は梅の花が咲いている季節に訪ねたことはないのですが、置いてあるベンチに座って、のんびり風景を眺めるのもよいでしょう。

廊下を進んでいくと、突然すごいものが。唐突に観音様が立っています!

  • 写真:こごみ

なんと、この観音様は梅干しの種でできているのです。等身大くらいはあるのでかなりの迫力です!

  • 写真:こごみ

さらにまっすぐ進むと突き当りが物産コーナー。

  • 写真:こごみ

梅干しだけでも何十種類も!いろんなメーカーの、いろんな種類(うす塩、ハチミツ、シソ、カツオ、トマトなども)の梅干しがひしめきあっています。

試食もできるのですが、いくつか食べていると口の中が酸っぱくて味がわからなくなり、試食の意味がなくなってしまう始末。そんな時には、またも試飲の梅ジュースで口の中を落ち着かせます。

いったい何種類あるのかと思うほどの梅製品。梅というものの多様性につくづく驚かされてしまいます。

  • 写真:こごみ

梅というと梅干しの酸っぱいイメージが先行してしまいますが、おやつとして食べられる砂糖漬けや、梅を使ったさまざまな食品があり、酸っぱいのが苦手な人でも梅の味を楽しむことができます。

食べ物だけでなく、梅グッズも販売。Tシャツや梅模様のかわいい甚平なんかも売っていました。

  • 写真:こごみ

こんな感じでビニールに入れられて無造作に売られているものも。かなりのお買い得です。

  • 写真:こごみ

こちらは筆者が必ず食べる梅ソフトクリーム(230円)。スジャータのものですが、酸味があってラズベリーみたいな味です。

おすすめ梅みやげ

うめ振興館に数えられないほど訪れている筆者が、いつも必ず買うおすすめ品をご紹介します。あくまでも個人的な好みではありますが、ぜひ参考にしてみてください。

梅干し

  • 写真:こごみ

定番梅干しのおすすめはこちら。酸っぱいのでないとダメという人には向きませんが、酸っぱいのが苦手という人にはぴったりの「わたしの家は梅農家」のはちみつ梅。こちらは1,000円で販売されているものです。

この商品に限らず、一口にはちみつ梅といっても製造者によって微妙に味が違うのが面白いので、お気に入りの製品を見つけてください。

梅シロップ

  • 写真:こごみ

いろんな使い方で楽しめる梅シロップ(1,200円)。筆者の場合は冬はお湯で薄めて、夏は炭酸で割って飲んでいます。

梅ジャム

  • 写真:こごみ

梅ジャムはいろんな種類があちこちで売っており、ジャムですから甘いのが普通ですが、こちらの「うめまるごとジャム(450円)」は甘酸っぱい!まるごと梅が入っている迫力のジャムです。普通のジャムより賞味期限が短めなので注意。

おやつ梅

  • 写真:こごみ

道の駅オリジナルの商品です。一見梅干しですが酸っぱくありません。砂糖で漬けてあるので、おやつ感覚で食べられる甘い梅です。

梅酒の中に入っている梅のお酒成分を抜いた感じでしょうか。夏バテ対策に、気軽に口の中に放り込めます。なんと1kg・1,000円で購入できます!

薬師延命酢

  • 写真:こごみ

添加物ゼロの梅酢(926円)です。さまざまな用途に使用できますが、こちらは普通の梅酢ではなく薬師延命酢なので、ウコンやマタタビなどいろいろ体に良さそうなものが入っています。苦手な人もいるかもしれませんが、気になる方は試してみてください。

元気をくれる梅干し

  • 写真:こごみ

筆者にとって梅干しは、胃腸が弱かった子供の頃、「薬だと思って食べなさい」と無理やり食べていた嫌いな食べ物でしたが、今やなくてはならないものになっています。

うめ振興館で梅アイスを食べながら窓の外の静かな景色を見ていると、「日本に生まれてよかったなあ」と来るたびに思ってしまうような場所です。記事を参考に、ぜひ訪れてみてください。

道の駅 みなべうめ振興館
みなべ町(日高郡) / 道の駅・サービスエリア / おみやげ屋
住所:〒645-0026 和歌山県日高郡みなべ町谷口538番地1地図で見る
Web:http://www.town.minabe.lg.jp/docs/2013091100182/

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