ユネスコの世界遺産である、歴史地区の遺跡や、旧ポルトガル植民地だった頃の面影が残るマカオ。香港観光とセットで、日帰りでマカオに行かれる方も多いです。今回はそんな旅行者のために、時間が少なくても思いっきりマカオを満喫するための、外せない観光・グルメ・ショッピングのスポットを、場所もマカオの観光拠点であるセナド広場周辺に絞ってご紹介したいと思います。
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マカオとは
中華人民共和国の特別行政区の一つで、旧ポルトガル植民地。ユネスコの世界遺産・マカオ歴史地区やカジノ、世界で有名なレストランなどがあり、昔の面影を残しつつも、発展し続ける世界的観光地として知られています。
香港島⇔マカオ間は24時間、日中は15分おきにフェリーが出ており、所要時間も約1時間とアクセス抜群!香港とはまた違った、ポルトガル植民地だった頃の面影を楽しめることでしょう。
【1】ポルトガル料理を食べてみよう!~エスカーダ~
セナド広場から1本路地を入ったところにある、ポルトガルレストラン“エスカーダ(ESCADA)”。南ヨーロッパを思わせるカラフルな建物が目を引くこのレストランは、歴史地区にあり、終日多くの人で大人気。予約を取っていくか、開店時間に合わせて行くのがお勧めです。
こちらの料理は、「ポルトガル家庭料理の代表」ともいえる、イワシを揚げたもの。骨まで食べられ、シンプルなのにちょうどよい塩加減がたまらなくおいしいです。
ポルトガル北部の伝統料理・塩鱈のGomes da saスタイル。この料理の名前の由来は、レシピを考案したJosé Luís Gomes de Sá Júniorさんの名前にちなんだもので、ポルトガル料理の調理方法のひとつです。
エスカーダでは、オリジナルのレシピをアレンジした、トマトベースのソースを使用。3~4人でシェアできるほど、塩鱈がもりもり入っている贅沢な一品です。
ポルトガルワインもハーフボトルから色々取り揃えてあるので、ぜひ試してみては。まるでポルトガルに旅行にきたような感覚を味わえることでしょう。
【2】ワンタン麺の老舗で舌づつみ!~黄枝記~
香港に分店ができるほど人気の、マカオ発祥のワンタン麺の老舗“黄枝記”。セナド広場に位置しており、終日たくさんの人で大賑わいです!
こちらでぜひ試してもらいたいのが、黄枝記の看板メニュー"エビの出汁の効いたワンタン麺"(写真左)や"豚足麺"(写真右)など。試してみる価値ありです!
- 黄枝記 セナド広場店
- マカオ / 中華料理
- 住所:17 Senado Square,Macau地図で見る
- 電話:2833-1313
【3】お土産に最高!とってもおしゃれな缶詰ショップを探索~ロジャ・ダス・コンセルバス~
2016年3月26日のイースターの日にオープンした、とってもオシャレなポルトガルの缶詰ショップ「ロジャ・ダス・コンセルバス(Loja das conservas)」。セナド広場より徒歩約2分と、最高のロケーションです。
もともと缶詰は、ナポレオン・ボナパルトの依頼により、1804年にフランスのニコラ・アペールが長期保存可能な瓶詰めを発明したのが始まり。その後、ポルトガルにもその技術が伝わり、1853年に缶詰作りが始まりました。
ポルトガルにおいて、缶詰生産はとても重要な産業で、北から南までポルトガル全土で製造しており、世界各国に輸出されています。
店頭に並ぶ、ポップでお洒落なデザインの缶詰はまさにアート!現在マカオでは、18社500種類以上の缶詰を製造し、その中からロジャ・ダス・コンセルバスでは、16社300種類以上の缶詰を取り揃えています。
ビオの缶詰、レモンやトマト味、魚の種類もツナやタコ、イワシなど様々。パッケージはどれもこだわりのデザインで、とってもキュートなので選ぶのに迷ってしまいますね。
- Loja das conservas
- マカオ / 食料品・デリ
- 住所:9 Tv. do Aterro Novo,Macau地図で見る
- 電話:6571-8214
- Web:https://www.facebook.com/lojadasconservasmacau/
【4】世界遺産を見に行こう~聖ポール天主堂跡周辺~
聖ポール天主堂跡
マカオに来たからには見ておきたい「聖ポール天主堂跡(Ruins of Paul's)」。1835年に火災で焼失し、正面の壁と階段のみが残っています。
セナド広場からは、お土産物屋が立ち並ぶ道を通っていくので、とても賑やか。マカオで食べておきたいエッグタルトや、サトウキビのフレッシュジュース、肉の乾き物など、つまみながら歩いていくのも楽しいでしょう。
旧城壁
聖ポール天主堂跡のすぐ横には、「旧城壁」が。この城壁は1569年に藁や土砂、貝殻などを混ぜて作られたといわれています。
モンテの砦
マカオ最古の教会「聖アントニオ教会(St. Anthony’s Church)」を通り、モンテの砦(大砲台)へ。この要塞は1617年から9年間の歳月をかけ、イエズス会の修道士によって築かれました。小高い丘の上からは、グランド・リスボア・ホテルや、マカオの景色、中国本土も見られます。
おわりに
セナド広場の周りは世界遺産、ポルトガルレストラン、おしゃれなお土産物屋などが集まっているので、1日でも十分楽しめると思います。ぜひ、香港に来た際にはマカオにも立ち寄ってみてはいかがですか。