三重
三重観光
古くからの巡礼の地であり、日本を代表する高級ブランド牛の生産地

【三重】宿場町の雰囲気を今に伝える「関宿」を散策

取材・写真・文:

奈良在住
訪問エリア:25都道府県

2019年1月25日更新

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関宿でランチやカフェでの休憩を楽しもう

風情ある関宿の街並みを歩きながら、ランチをいただいたり、カフェでドリンク、スイーツを味わうのも楽しいものです。飲食店は少なめですが、旅の気分を盛り上げてくれる、個性豊かなお店もありますよ。こちらでは、そのうち2店を紹介いたします。

和洋レストラン 山石

  • 写真:ゆきたか

和洋レストラン 山石は、関宿のちょうど真ん中ぐらいにある食事処です。古民家風の落ち着いた雰囲気の店内で、和食から洋食までさまざまな料理をいただくことができます。

  • 写真:ゆきたか

観光客に人気のメニューは「関宿弁当」(780円)です。注文してしばらく待つと、このような風呂敷に包まれたお弁当が運ばれてきます。

  • 写真:ゆきたか色々な味が気軽に楽しめる「関宿弁当」

風呂敷を広げると、中は二段のお重になっています。ここに、焼き魚や煮物、野菜の天ぷら、きんぴらごぼう、出汁巻き卵などが詰まっています。お手頃な価格ながら、さまざまなおかずが味わえるのがうれしいですね。

和洋レストラン 山石
三重 / 和食 / 洋食・西洋料理 / ランチ
住所:三重県亀山市関町中町521地図で見る
電話:0595-96-0339

ウーノ ボーノ

  • 写真:ゆきたか

ウーノ ボーノは、関宿の西側にあるカフェです。明るく洒落た雰囲気の店内では、洋食のランチやアラカルト、ドリンク、スイーツがいただけます。車好きのマスターが経営しておられ、店内には車が展示されています。

  • 写真:ゆきたか

筆者は休憩のために立ち寄り、スイーツとドリンクをいただきました。自家製のティラミス(500円)は、ランチの後でも食べられるよう軽めに仕上げられており、さっぱりとした後味が特徴です。香り高いコーヒー(450円~)との相性も良く、至福のひとときが過ごせます。スイーツと一緒に注文すると、ドリンクが100円引きになりますよ。

ウーノ ボーノ
三重 / カフェ・喫茶店 / ランチ
住所:三重県亀山市関町新所1185地図で見る
電話:0595-96-1739
Web:https://ameblo.jp/cafe-unobuono/

おみやげを買い求めよう

散策のさいごには、お土産を買って帰りませんか?関宿には、江戸時代から親しまれてきた和菓子があり、素朴で上品な味わいが人気です。

銘菓 関の戸 (深川屋)

  • 写真:ゆきたか

関宿にある「深川屋」は、江戸時代から14代続く和菓子屋です。立派な町屋の店内では、江戸時代から配合や作り方を変えていないという餅菓子「銘菓 関の戸」を買うことができます。

  • 写真:ゆきたか観光客に人気の銘菓 関の戸。6個入り500円、10個入りは850円。

銘菓 関の戸は、小豆のこし餡をぎゅうひ餅で包み、徳島特産の和三盆をまぶしたものです。和三盆の上品な甘さと、ほろりと口の中で崩れる食感は、一度味わうとまた食べたいと思わせる美味しさです。一口大なので、ちょっとしたお茶うけには最適でしょう。日持ちは、常温保存で製造日から15日ですので、お土産として安心して買い求めることができますね。

  • 写真:ゆきたか

銘菓 関の戸には、ほかにも石臼でひいた亀山茶の粉末をまぶした「お茶の香」などもあります。筆者が訪れた際には、古来より日本で親しまれてきた柑橘「やまとたちばな」を使用したものも、期間限定で販売されていました。

深川屋
三重 / スイーツ / 和菓子店 / 和菓子
住所:三重県亀山市関町中町387地図で見る
電話:0595-96-0008
Web:http://www.sekinoto.com/

志ら玉 (前田屋製菓 関店)

  • 写真:ゆきたか

歴史を感じさせる店構えの前田屋製菓 関店では、関宿名物の和菓子「志ら玉」を買い求めることができます。こちらも、江戸時代から街道をゆく旅人らに親しまれてきたものだそうです。

  • 写真:ゆきたかあっさりした甘さの素朴な和菓子「志ら玉」

志ら玉は、北海道産小豆で作ったこし餡を、上新粉の餅で包んだものです。シンプルなお菓子ですが、四季をあしらった3色の飾りが添えられ、見た目も可愛らしく仕上がっています。

甘さは控えめで、程よい大きさなので、ランチの後でも食べられます。1個(90円)からでも買えるので、食べ歩きにも良いですね。日持ちは3日間で、真空包装の箱入りは6日間です。

志ら玉屋 前田屋製菓 関店
三重 / スイーツ / 和菓子店 / 和菓子
住所:三重県亀山市関町中町407地図で見る
電話:0595-96-0280
Web:http://www.maedayaseika.com/

関宿へのアクセス

公共交通機関で

JR関西本線「関駅」下車 徒歩約8分

車で

名阪国道(国道25号線) 関インターから約5分。

亀山市役所 関支所西側の「関宿観光駐車場」を利用してください。

おわりに

宿場町として栄えた「関宿」はいかがでしたか?江戸時代の町家がずっと続く街並みを歩き、当時の旅人が泊まった宿を見学したり、長い歴史のある銘菓を味わえば、タイムスリップしたような気分を味わえるでしょう。幹線道路や鉄道の駅からも近いので、気軽に訪れてみてくださいね。

関宿
三重 / 町・ストリート / 穴場観光スポット / 重要伝統的建造物群保存地区
住所:三重県亀山市関宿地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

奈良在住 日本酒好きなブロガー&ライター
半日でも時間があれば、どこかへ出かけたい性格です。行ったことのない街やカフェ、公園などに出かけ、お気に入りの場所を増やしていくことを楽しんでいます。日本酒が好きで、旅先では必ず地酒を買い求めます。公共交通機関を使って旅行やお出かけをすることも多いので、列車などでの旅を楽しみたいという方の参考になるような記事も書いていきたいと思っています。
http://odekake-ks.jugem.jp/

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