【奈良】明日香村でハイキング！のどかな田園風景に癒されよう

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• ハイキングや散策が楽しい明日香村
• のどかな景色を楽しもう
•    眺望の良い休憩所や広場もある「高松塚周辺地区」
•    明日香観光の中心地「石舞台地区」
• 文化財や史跡を見学しよう
•    文武天皇陵
•    高松塚古墳
•    高松塚壁画館
•    天武・持統天皇陵
• 農産物直売所やカフェに立ち寄ろう
•    農村レストランも備える直売所「明日香の夢市」
•    あすかルビーのソフトクリームも美味しい「あすか夢販売所」
•    古民家を改装したカフェ「コッコロカフェ」
• おわりに

ハイキングや散策が楽しい明日香村

• 写真：ゆきたか

明日香村は早くから観光地として整備されているので、ハイキングや散策に適した地域です。車道脇にしっかり歩道が用意されており、車の通らない遊歩道もあるので、安全に歩くことができるでしょう。レンタサイクルや周遊バスもあります。あまり時間がない人や、たくさんのスポットを巡りたい人は利用してみてください。

のどかな景色を楽しもう

市街地がほとんどなく、景観も条例によって保護されている明日香村は、村内のあちこちで美しい景色が眺められます。田園風景の中に古くからの民家が点在するのどかな風景を楽しんでください。

眺望の良い休憩所や広場もある「高松塚周辺地区」

• 写真：ゆきたか

近鉄飛鳥駅からも比較的近い高松塚周辺地区には、広場や休憩所があります。文武天皇陵と高松塚古墳の間にあるこちらの休憩所は、景色がとても良いんです。

• 写真：ゆきたか

田畑や小高い丘が広がる明日香村や、その奥に大阪との府県境にある葛城山、金剛山まで眺めることができます。天気の良い日は爽快ですよ。トイレもあり、休憩したりお弁当を食べたりするのに良い場所です。

• 写真：ゆきたか

近くには芝生広場があります。子どもと来てもちょっと遊んだりして過ごすことができます。こちらでもレジャーシートを広げて休憩や食事を楽しむのも良いでしょう。

明日香観光の中心地「石舞台地区」

• 写真：ゆきたか

石舞台古墳や農産物直売所、レストランなどが集まる石舞台地区は、明日香観光の中心地。周遊バスもあるので、こちらを拠点に歩くのもおすすめです。石舞台古墳は国内最大級の方墳で、盛り土がなくなっているので巨大な石を積み上げて作った石室が露出しています。迫力ある姿をぜひ見学してみてください。

• 写真：ゆきたか

石舞台地区には、古くからの民家が点在する祝戸という集落があります。集落には万葉集にも数多く詠まれた飛鳥川や、その支流の冬野川が流れ、落ち着いた景観を作り出しています。飛鳥川沿いには遊歩道もありますよ。

文化財や史跡を見学しよう

飛鳥時代には都も置かれていたとされる明日香村とその周辺には、多くの史跡や文化財があります。歴史の教科書にも載っている人物が埋葬されている古墳もあるんですよ。歩きながら立ち寄って、古い時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか？

文武天皇陵

• 写真：ゆきたか

こちらには、天武天皇と持統天皇の孫である文武(もんむ)天皇がまつられています。文武天皇は、藤原京で即位しました。大宝1年には藤原不比等や刑部親王らに命じて「大宝律令」を作りあげ、施行。ここに律令国家が確立しました。

高松塚古墳

• 写真：ゆきたか

天武天皇陵のすぐそばには、高松塚古墳があります。二段式の独特な形状の古墳です。被葬者は高貴な人物だろうと言われていますが、特定はされていません。こちらの石室から昭和47年に、色彩鮮やかな壁画が見つかり、有名になりました。

高松塚壁画館

• 写真：ゆきたか

高松塚壁画館では、高松塚古墳より発見された壁画の模写や、副葬されていた品々のレプリカ、棺を入れる外箱の石槨(せっかく)の模型などを展示し、高松塚古墳について分かりやすく解説しています。

壁画には、男女の人物群像や白虎、青龍が描かれています。半分程度は汚れや劣化で不鮮明になっていますが、女人群像は比較的きれいに残っています。鮮やかな衣装をまとっている古代の女性の姿をじっくりと鑑賞してみてください。

天武・持統天皇陵

• 写真：ゆきたか

高松塚古墳から少し歩くと、のどかな田園風景が広がります。丘の上に木が茂っている場所がありますが、こちらが天武・持統天皇陵です。天武天皇の名は大海人皇子。弘文1(672)年、壬申の乱により大友皇子を倒し、翌年には飛鳥浄御宮で即位しました。その際、天智天皇の皇女「う野(うの)」(のちの持統天皇)を皇后にしました。

農産物直売所やカフェに立ち寄ろう

明日香村には、農産物直売所やカフェもいくつかあります。地元の新鮮野菜や特産品を購入したり、カフェでコーヒーやランチをいただくと、よりハイキングを楽しめますよ。

農村レストランも備える直売所「明日香の夢市」

• 写真：ゆきたか

石舞台古墳そばにある「明日香の夢市」は、農産物直売所とレストランを備えた観光施設です。1階では地元で収穫された野菜、果物、米と特産品などを買い求めることができます。多くの人が訪れますので、休日などは早めに買い求めるのが良いでしょう。

2階は農村レストラン「夢市茶屋」があり、古代米や野菜など、村内の食材を使ったランチがいただけます。木材を内装に使った店内は落ち着いた雰囲気になっており、くつろぐことができます。

あすかルビーのソフトクリームも美味しい「あすか夢販売所」

• 写真：ゆきたか

あすか夢販売所は、近鉄飛鳥駅前にある、農産物直売所です。明日香村や奈良県産の野菜、植物が多数並んでいます。また、地元の食材で作ったお弁当や惣菜、奈良名物の柿の葉寿司なども扱っています。お弁当や惣菜は数に限りがあるので、早めに買い求めると良さそうです。

• 写真：ゆきたか

店内だけでなく、お店の外にも季節の野菜が並んでいることがあります。筆者が訪れた時は、たくさんのカボチャが並んでいました。観賞用と思われますが、通常のカボチャの10倍ほどの大きさのものも販売されていましたよ。

• 写真：ゆきたかアスカルビーの風味が存分に楽しめるソフトクリーム。写真はバニラとのミックス。

こちらに来たら味わいたいのが、特産のいちご「あすかルビー」を使ったソフトクリーム(300円)です。あすかルビーの程よい酸味とやさしい香りが生かされていて、とても美味しいですよ。

古民家を改装したカフェ「コッコロカフェ」

• 写真：ゆきたか

コッコロカフェは、あすか夢販売所の前にある、古民家を改装したカフェです。落ち着いた雰囲気の店内では、注文を受けてから立てる香り高いコーヒーや、スイーツ、週替わりのプレートランチをいただけます。

• 写真：ゆきたか

飛鳥駅の前にあるので、出発前にコーヒーやモーニングセットをいただいたり、帰りに立ち寄って休憩するのにも便利ですね。

おわりに

今回は紹介できませんでしたが、石舞台古墳からさらに山の方に進むと、稲渕(いなぶち)、栢森(かやのもり)という地区があり、棚田が広がっています。美しい棚田に昔ながらの民家が点在する様子は、まさに日本の原風景。お時間のある方は是非訪れてみてください。