【奈良】ハイキング初心者におすすめ！景色の良い明神山

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• 明神山（みょうじんやま）とは
• 明神山に登ろう
• 山頂に到着！素晴らしい景色を楽しもう
•    展望デッキ
•    休憩スペース
•    水神社
•    誓いのテラスSORANI
• 注意事項とアドバイス
• 明神山登山口へのアクセス
•    車で
•    電車・バスで
• この記事を書いたトラベルライターから一言

明神山（みょうじんやま）とは

明神山は、奈良県北西部の王寺町にある、標高273.3メートルの山です。ふもとの新興住宅地からコンクリート舗装の登山道が整備されているため、気軽にハイキングが楽しめるスポットとして親しまれています。山頂には遮るものもないため、大阪方面や奈良盆地を一望する360度の景色が楽しめます。

明神山に登ろう

• 写真：ゆきたか

明神山へ登ってみましょう。車で登山口に向かう場合には登山用の駐車場がありますので、そちらに停めて歩いてください。駐車場からはしばらく住宅地内にある道路を登り、突き当りとなる信号のある交差点を左に曲がります。

• 写真：ゆきたか住宅街にある鳥居。明神山ハイキングコースは、頂上にある神社への参道でもある。

すぐ右手に鳥居が見えますので、ここを右に入りましょう。しばらく住宅地の坂道を登ってゆきます。

• 写真：ゆきたか

明神山のハイキングコースの表示が見えてきました。コンクリート舗装の急な道となり、いよいよ登山の雰囲気になってきます。

• 写真：ゆきたか明神山のハイキングコース。幅は3～4メートルほどあり、コンクリート舗装されているので歩きやすい。

しばらくは急な坂道を登ります。この辺りからは、住宅地やふもとの王寺町の街並みが眺められます。街が小さくなっていくのを見ていると、だんだんと山を登っていることを実感できるでしょう。

• 写真：ゆきたか

さらに歩くと、木々の茂った森に入っていきます。道沿いに咲く野生の植物を鑑賞したり、時々設置されているベンチで休憩しながら、森林浴を楽しみましょう。

• 写真：ゆきたか

山頂にだいぶ近付いてきました。左側に深い谷間がありますが、坂道はさほど急ではありません。このあたりは落葉樹も多いようで、秋から冬には日差しが降り注ぎ、比較的明るいです。

• 写真：ゆきたか

いよいよ頂上まで500メートルを切りました。ここから最後の急な坂道になります。この坂の手前にベンチがありますので、ちょっと休んでから登っても良いでしょう。

• 写真：ゆきたか

坂道を登りきると、急に明るくなります。山頂にある神社の鳥居が見えると、まもなくゴールです。

山頂に到着！素晴らしい景色を楽しもう

• 写真：ゆきたか明神山山頂の広場。360度の眺望が楽しめる展望デッキや、休憩スペースもある

山頂を散策してみましょう。展望デッキがあり、奈良盆地や大阪方面の素晴らしい眺望が楽しめます。お弁当を食べるスペースもありますよ。

展望デッキ

• 写真：ゆきたか

山頂にある展望デッキの東側からは、奈良盆地が一望できるワイドな眺望が楽しめます。奈良市の若草山、橿原市にある大和三山と呼ばれる畝傍山、耳成山、香具山のほか、北東部の標高の高い山々もよく見えます。設置されている望遠鏡を覗くと、奈良公園にある東大寺大仏殿や奈良県庁なども見ることができますよ。

• 写真：ゆきたか北側の眺望。住宅地が山の麓まで広がっている。

北側には、朝護孫子寺（ちょうごそんしじ）という寺院や、農業公園のある信貴山（しぎさん）が眺められます。信貴山のふともには、一戸建て住宅が多数立ち並ぶ新興住宅地が見えます。奈良県が大阪のベッドタウンとして昭和時代から発展してきたことが感じられるでしょう。

• 写真：ゆきたか

西側には、大阪府の景色が広がります。周囲に山があるため、大阪平野を一望というわけにはいきませんが、大阪市にある300メートルの高さを誇るビル「あべのハルカス」も目にすることができます。

また、空気が澄んだ日には、兵庫県の淡路島と対岸の明石市を結ぶ「明石海峡大橋」も見ることができるそうです。残念ながら、筆者が訪れた日には霞んでおり、望遠鏡でうっすらと見える程度でした。

休憩スペース

展望デッキの下には、休憩スペースが設けられています。木製の椅子とテーブルがあるので、お弁当を食べるのにも適しています。山の景色を眺めながら食べるのは、とても気持ちが良いものです。

水神社

• 写真：ゆきたか

山頂には「水神社」と呼ばれる小さな神社があります。これは、古くから明神山の伏流水が農業用水として使われてきたため、ここに水の神様を祀っているためだそうです。

誓いのテラスSORANI

• 写真：ゆきたか

「誓いのテラスSORANI」には、悠久の鐘が取り付けられており、恋人たちが永遠の愛を誓う場にふさわしいスポットとなっています。展望デッキよりもさらに大阪側に突き出ているので、景色も良いですよ。

注意事項とアドバイス

• 登山道では、イノシシなどの野生動物や、ハチ、マムシに注意してください。
• ハイキングコースには、車の乗り入れはできません。
• トイレは山頂にしかありませんので、事前に済ませておくと良いでしょう。
• 山頂には自動販売機が1台ありますが、売店はありません。飲み物やお弁当は、事前に買い求めることをおすすめします。ふもとの住宅地内には、スーパーがあります。
• 山頂まで約1.8kmと距離も短いため、気軽に登れますが、やや急な坂道もあるので、無理をせず登りましょう。
• 最寄りのバス停「明神四丁目」からスタートし、JR和歌山線の「畠田駅」をゴールとする全長7kmのルートが、奈良県推奨のハイキングコースとなっているので、地図を見て歩くのも良いでしょう。

明神山登山口へのアクセス

車で

• 写真：ゆきたか住宅地にある明神山駐車場は、無料で利用できる。

西名阪自動車道「香芝インター」より、国道168号線を北上。「王寺ニュータウン」交差点を左折し、約1kmで明神山駐車場へ。ハイキングコース(鳥居前)まで徒歩約5分

電車・バスで

JR大和路線・近鉄生駒線「王寺駅」、近鉄田原本線「新王寺駅」より、奈良交通バス「明神四丁目」行きまたは「王寺ニュータウン循環外回り」、「王寺ニュータウン循環内回り」に乗車、「明神四丁目」バス停下車。ハイキングコース(鳥居前)まで徒歩約1分

※バスは王寺駅南口のりばから発車します。

この記事を書いたトラベルライターから一言

秋の良く晴れた日に、明神山に登ってみました。ハイキングコースは、頂上まで舗装された道が続いているので、迷うことなく安心して登ることができました。低い山ながら景色は素晴らしく、爽快な気分が味わえるので、皆さんも登ってみてはいかがでしょうか。(ゆきたか)