奈良県吉野郡にある洞川(どろがわ)温泉は、避暑地として人気があります。夏に比べると冬は営業していないお店もあり、少し閑散とした雰囲気ですが、その分静かな時間を過ごす事ができます。今回は、冬の洞川温泉を満喫する方法をご紹介します。
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【1】龍泉寺を散策
龍泉寺は真言宗醍醐派の寺院で、大峯山寺の護持院です。修験道という、山に籠って厳しい修行を積んで悟りを得るという、山岳信仰の根本道場として知られています。
パワースポットとして紹介されることもあるようで、境内を歩いているだけでも浄化されるような、そんな気分を味わうことができます。水行や写経を体験することもできるので、興味がある方はチャレンジしてみてください。
- 龍泉寺
- 奈良 / 寺 / 穴場観光スポット
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川494地図で見る
- 電話:0747-64-0001
- Web:https://ohminesan-ryusenji.or.jp/
【2】温泉旅館でまったり
避暑地として人気のある洞川温泉のハイシーズンは夏ですが、冬といえば温泉ですよね。夏は予約を取るのが困難な洞川温泉の旅館ですが、冬は予約が取りやすいです。また、温泉もそれほど混み合わず、タイミングがよければ独り占めできる可能性もあります。以下で紹介している写真は「花屋徳兵衛」という旅館の様子です。ゆっくりと温泉に浸かり、旅館で美味しいものを食べてのんびりするのが、冬の宿泊時のオススメの過ごし方の一つです。
温泉街は夜になると提灯に灯りがともり、とても良い雰囲気です。静けさの音がしそうなほどしんとした温泉街は、夏には見られない景色です。
- 花屋徳兵衛
- 奈良 / ホテル / 旅館
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川217地図で見る
- 電話:0120-134-878
- Web:http://www.tokubei.jp/
【3】鱒(マス)の観察
温泉街の中心を流れる山上川には鱒が生息しています。龍泉寺のすぐ近くにある観音橋から川を見下ろすと、水の透明度が高く、驚くほどたくさんの鱒が泳いでいるところを見ることができます。温泉街の旅館でパンやおせんべいなどの鱒のエサをもらえることがあるので、ゲットできた方は、綺麗な川を眺めながら、餌やりをしてのんびり過ごしてみてください。
【4】名水グルメを堪能
洞川湧水群の水は日本の名水百選に選ばれており、「ごろごろ水」と呼ばれています。ごろごろ水の採水場は中心街から1.5km程離れたところにあり、駐車料金500円を支払うと汲み放題になります(容器は自分で用意する必要があります)。地元の方など、大量のペットポトルを持っていらっしゃる方もいます。また、徒歩で来た人用の蛇口もありますので、料金所の方に声をかけて教えてもらってください。
- ごろごろ水
- 奈良 / パワースポット / 名水 / 名水百選
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川686−139地図で見る
- Web:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/174/
ごろごろ水の特徴は、まろやかな甘みです。この名水を使ったコーヒーや豆腐のお店が中心街にありますが、やはりどちらもまろやかな味わいです。ここでしか味わえない名水グルメは必食です。
【5】かりがね吊り橋まで散歩
龍泉寺から北東の山に吊り橋がかかっているのが見えます。下から見るとそれほど高くなさそうに見えますが、実際に行ってみると、風が吹いたり人が歩いたりすると橋が少し揺れるので結構スリリングです。高いところが苦手な方には向かないかもしれませんが、龍泉寺から遊歩道を通って5〜10分の距離にあるので、興味があればぜひ行ってみてください。
- かりがね橋
- 奈良 / 橋 / 吊り橋
- 住所:かりがね橋地図で見る
- Web:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/184/
- 洞川温泉
- 奈良 / 温泉地 / 女子旅 / 穴場観光スポット / 川遊び / ツーリング
- 住所:奈良県吉野郡天川村洞川地図で見る
- 電話:0747-64-0333
- Web:http://www.dorogawaonsen.jp/
冬の洞川温泉を楽しむポイント
冒頭でも説明した通り、冬の洞川温泉は夏に比べると少し閑散とした雰囲気にはなりますが、今回紹介したように冬でも充分楽しむことができます。夏の様子とは少し異なる表情の冬の洞川温泉を楽しみながら、のんびりとした時間を満喫することができます。ぜひ、静かでゆったりとした洞川温泉に癒されに行ってみてください。