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案山子公園
案山子(かかし)公園は、安堵町の南の田園地帯にある公園です。田畑が広がるのどかな場所に、地元の人が作った案山子が展示されています。
公園内には、人間そっくりに作られた、ユニークな案山子が並びます。とても良くできており、遠くから見ると、観光客が散策を楽しんでいるのかなと思ってしまうほどです。
こちらは、公園のシンボルである聖徳太子像です。高さは12メートルあり、周囲に高い建物がないこの場所では、圧倒的な存在感を誇っています。聖徳太子は、法隆寺のある「斑鳩の里」と、飛鳥の宮を往来する際、この辺りを通っており、その道は現在でも「太子道」と呼ばれています。また、この聖徳太子像は、法隆寺の方向を向いているそうです。
- 案山子公園
- 奈良 / 公園 / 子供が喜ぶ
- 住所:奈良県生駒郡安堵町窪田501-1地図で見る
- 電話:0753-57-1527
- Web:https://www.town.ando.nara.jp/contents_detail.php?...
自家製天然酵母パン 樸木
樸木(あらき)は、安堵町の南東にあるパン・ケーキのお店です。自家製の天然酵母で焼き上げたパンや手作りのケーキ、クッキーが買い求められるお店で、遠くから訪れる人もおり、隠れた人気店となっています。
田畑と小さな森のそばにたたずむお店は、絵本の世界のような雰囲気があり、思わず立ち寄りたくなります。駐車場に車を止めると、木々や植物の緑が美しいお庭が目に入ります。
店内に入ると、まずパンやケーキなどを販売するスペースがあり、奥はカフェとなっています。カフェは、こじんまりとしていますが、庭に面したカウンター席、小あがりの席もあり、落ち着いた雰囲気です。
カフェでは、モーニングやランチのほか、軽食やデザートもいただけます。ランチは、日替わりスープのセット(1,100円)、天然酵母のピザ(1,100円~)や、クルミパンに自家製のホワイトソースを乗せて焼いた、クロックムッシュ(1,200円)があります。
筆者がいただいたランチは、日替わりスープのセットです。サンドイッチや盛り合わせなど、4種類から選べるパン、ミニケーキ、ドリンクがセットになっています。
筆者は、ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)サンドイッチを選びました。歯ごたえのあるもちもちとした食感のパンと、ほくほくとしたひよこ豆のコロッケの相性も良く、美味しくいただけました。コロッケは、小さなものがいくつか入っているのですが、揚げたてなのが嬉しいですね。
この日のスープは、新ジャガイモでした。さらりとしたスープですが、コクもあり、上品な味わいでした。
ミニケーキももちろん手作りで、この日はバナナとチョコのケーキでした。しっとりとした生地に、バナナとチョコの優しい甘さが感じられ、美味しくいただけました。
こちらは、ランチのブルーチーズのピザ(1,200円)です。やや歯ごたえのある天然酵母のパンに、コクのあるブルーチーズをかけ、焼き上げています。ビザのランチには、ミニサラダも添えられています。こちらのランチにも、ドリンク、ミニケーキが付いています。
- 自家製天然酵母パン 樸木
- 奈良 / パン・サンドイッチ / カフェ・喫茶店 / ケーキ / モーニング・朝ごはん / パン屋
- 住所:奈良県生駒郡安堵町窪田的場190-1地図で見る
- 電話:0743-57-9300
- Web:https://arakipan.com/
中家住宅
安堵町の南東の、住宅が密集する細い路地を歩くと、水路の向こうに大きな屋敷が見えてきます。これが、伝統的建造物の「中家住宅」(なかけじゅうたく)です。
中氏は、三重県鈴鹿市の豪族であったときには足立氏と名乗っていました。足利尊氏に従って大和(奈良県)に入り、この地に屋敷を構えたのちに改名し、大和一帯で勢力を持っていた筒井氏の武士として活躍しました。その後は農民に戻り、地域の大地主として現在に至っています。
屋敷は、二重の濠に囲まれており、広い敷地に主屋や持仏堂、牛小屋、米蔵などの建物が立っています。また、建物内には、11か所の焚口があるかまど、蒸し風呂、代々伝わる梅干しの壺など、貴重なものが残っているそうです。
筆者が訪れた時は、残念ながら内部の公開を中止していたため、外観を眺めるだけとしましたが、静かな集落に忽然と現れる大きなお屋敷は、とても重厚で存在感がありました。普段は事前に予約しておくと、見学をさせていただけるそうです。
- 中家住宅
- 奈良 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:奈良県生駒郡安堵町窪田133地図で見る
- 電話:0743-57-2284
- Web:https://www.facebook.com/Nakakejyutaku/
おわりに
安堵町の観光スポットはいかがでしたか?のどかな町を歩き、歴史ある建造物を見学したり、雰囲気の良いカフェに立ち寄れば、まだ知らない奈良を見つけることができるかもしれませんね。