この記事の目次表示
6. フラーイ【Vlaai】
オランダ南部に位置したリンブルグ地方の名産物で、パイに似たデザートです。特にマーストリヒトの街中には、歴史のある水車を利用して挽いた小麦粉から作るフラーイがとても有名で、地元の名物にもなっています。
フラーイの中身は様々なフルーツがたっぷりと入っているのが特徴ですが、薄いケーキのようなものもあります。
・カフェ:一切れ、約3ユーロ(約372円)
フラーイでも有名なマーストリヒトの街について、こちらの記事でお伝えしています。
7. アップルタールト【Appeltaart】
アップルタールトは、いわゆるオランダ版のアップルパイですが普通のパイより厚みがあり、リンゴがたくさん使われていてシナモンも加わっているのが特徴です。
オランダのカフェやレストランには、必ずと言っていいほどメニューにある定番のデザートです。お店によっては自家製独特のアップルタールトを作っているので、レシピもそれぞれ多少異なります。
・カフェ・レストラン:一切れ、約3〜4ユーロ(約372〜496円)
8. オリーボーレン【Oliebollen】
オランダ版のドーナッツとも言える、冬になると必ず出て来る定番のお菓子です。伝統的には大晦日に食べられていますが、実際には秋の終わり頃から春先までマーケットの屋台やベーカリーなどで販売しています。クリスマスから大晦日になると、スーパーマーケットでも販売されます。
実は、このオリボーレンがドーナッツの起源で、当時は「オリークック」(Olykoek)と呼ばれていました。
オリボーレンには、干しぶどうの入ってるものと無いものがあり、店頭には油で揚げた状態のものが並んでいますが、食べる時にはパウダーシュガーをまぶしていただきます。食感は「もちもち」した感じが特徴で、その大きさは手の拳より少し小さいくらいです。
・ベーカリー、屋台:一個、1ユーロ(約124円)
9. へフルデクーク【Gevulde koek】
このお菓子は、アーモンドペーストがたっぷりと詰まっている、丸くて大きなバタークッキーで、その上にはアーモンドがぽつんとのせてあるのが特徴です。「Gevulde koek」の日本語での発音は難しいですが、「へフルデクーク」が近い表現になると思います。
へフルデクークは、バターと砂糖をたっぷりと使っているのでカロリーもそれなりにあり、食べ応えは十分にあります!
このお菓子もオランダでは定番で、ベーカリー、スーパーマーケット、ガソリンスタンドのお店や駅のキヨスクでも売られています。
・駅のキヨスク:一個、1ユーロ、約1.5ユーロ(約186円)
・スーパーマーケット:4個入り、約2ユーロ(約248円)
最後に
オランダの特徴あるスイーツや伝統のお菓子は、とてもシンプルなものが多く、地元のカフェなどではコーヒーや紅茶などと一緒にいただくこともあります。
隣国のドイツやベルギーでも食べられるものや、似たようなものもありますが、オランダへ来た時には、ぜひオリジナルを味わってみませんか!
※ 記事内のユーロから日本円への換算は、2019年1月におけるレートで計算しています。1ユーロ=約124円。また、記事内の価格はあくまでも目安です。