マーストリヒト(Maastricht)は、オランダ東南部のマース川沿いにあるオランダ国内で最も古い都市で、歴史的にも大変貴重な建物などが多く見られます。ここでは、主にマース川沿いの西側、旧市街地の見所についてお伝えしていきます。
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1. 聖セルファース橋 (Sint. Servaasbrug)
マーストリヒトの街中を横切るように流れているマース川。そのマース川に架けられている「聖セルファース橋」は、13世紀に建設されたオランダで最も古く、そして美しい石橋です。実はこの橋、過去に破壊された経験を持ち、再建されて今の姿となっているのです。
マーストリヒト駅から真っ直ぐ市内へ向けて進むと、この聖セルファース橋に差し掛かります。橋の上から眺めるマース川や街の景色も素晴らしいです。
2. クルーズが楽しめるマース川
聖セルファース橋のすぐ近くにある船着き場から、マース川でのクルーズが楽しめます。
天気の良い日には、フェリー後方にあるデッキに座ってクルーズを楽しむこともできますが、2階建の船内も大変ゆったりとしていて快適です。
このマース川のクルーズには幾つかのコースがありますが、筆者が利用したのは「スティプハウト・ツアー」の1時間のクルーズです。船内にはカフェ・バーもあるので、コーヒーなどを飲みながらクルーズを満喫できます。
所要時間:約1時間
- スティプハウト・ツアー
- オランダ / 乗り物
- 住所:Maaspromenade 58, 6211 HS Maastricht地図で見る
- Web:https://www.stiphout.nl/home-en
3. マルクト(Markt) /スタッドハウス(Stadhuis)
オランダ語で「マルクト」とはマーケットという意味で、旧市庁舎(スタッドハウス)のある広場の名前にもなっています。スタッドハウスは17世紀中頃に建てられ、当時この場所では行政が執り行われていました。
スタッドハウスの塔は47mの高さがあり、その中には49の青銅の鐘が設置されており、このベルによる演奏も定期的に行われています。
またマルクトでは頻繁にマーケットが開催されていて、生活用品や食料品、洋服、アンテイークな品物などが販売されています。地元の人はもちろんですが、観光で訪れた人もマーケットでお土産を探したりしています。もしかすると、掘出し物を見つけられるかもしれませんね!
マルクトの周りにはカフェやレストランもたくさんありますが、マーケット内で軽食やスナックなども販売しているので、お腹が空いたらその場でいただくこともできます。
- スタッドハウス(マルクト)
- オランダ / 建造物
- 住所:Maastricht Town Hall, Markt 78, 6211 CL Maastricht地図で見る
4. ビスコップスモルン (Bisschopsmolen)の水車
オランダと言えば「風車」ですが、オランダにおいて最も古い「ビスコップスモルン」(Bisschopsmolen)という水車が、マーストリヒトのベーカリーにあります。ちなみにこのベーカリーとベーカリーに隣接しているカフェの店名も、水車と同じ「ビスコップスモルン」となっています。水車の見学は、カフェのすぐ脇から入って行うことができます。水車の回りには美しい花も添えられています!
ちなみにベーカリーのビスコップスモルンでは、この水車を利用して挽いた小麦粉を使って作られたパンやお菓子が販売されています。
- ビスコップスモルン
- オランダ / パン・サンドイッチ
- 住所:Stenenbrug 3, 6211 HP Maastricht地図で見る
- Web:http://www.bisschopsmolen.nl/