西伊豆にある土肥は、美しい駿河湾と自然を満喫しながらドライブできるエリアです。その中でもおすすめは、国道136号線沿いにある土肥達磨寺。大きな達磨がいらっしゃり、願望成就、病気平穏のご利益があるといわれています。目を見張る程の大きな達磨を参拝して、運気アップ!ご利益たくさんの開運スポットをご紹介します。
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達磨寺(だるまじ)の由来
「達磨寺」として有名なのは、京都市上京区にある日本達磨会八名刹の一つ「法輪寺」ですが、その法輪寺の分院が西伊豆にある「土肥達磨寺」です。国道136号線沿い、富士山がよく見える「富士見台」にあります。
この「富士見」と「不死身」をかけて別名「健康寺」とも呼ばれています。無病息災、旅の安全、天災、人災などの除難祈祷のため創建されたお寺です。
本堂の中には日本一大きい本尊、達磨大師の座像が安置されています。達磨大師はインド生まれ。150歳まで長生きし、禅宗を開きました。今から1500年前、禅宗中興の祖と仰がれた白隠禅師が伊豆を行脚した際に、この地に腰を下ろして休んだと言い伝えられています。
病気平穏、能力アップなどの願いをかなえる祈祷方法
達磨寺では様々な祈願、開運方法があります。その中からおすすめの方法をご紹介しましょう。
お皿を割って悩み事にさようなら!
こちらは、投げ皿祈祷です。300円でお皿を買い、解決したい悩み事を書いて境内にある達磨赤岩に向かって投げます。そして最後にお願い事を心の中で唱えます。これで、すっきり悩みとおさらばできますよ!
病気平穏、知識UPの水かけだるまさん
同じく境内には水かけだるまさんがいらっしゃいます。自分の体の不調な部分と同じ部分に水をかけると快方に、また頭から水を掛けると知恵や知識がUPするというご利益も!ぜひ水をかけて健康、知識を手に入れてくださいね!
本尊には大きな達磨大師が安置
本堂に入るには、受付で500円支払います。入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、なんと高さ5メートル重さ3トンの大きな達磨大師坐像!
少し薄暗い本堂の中に神々しく鎮座しており、その周りにはたくさんの小さな赤い達磨が。そして右側には黄色い紙が貼られた願掛け達磨、さらに5色の達磨の姿も見られます。
5色の達磨にはそれぞれ意味があり、仏教の五代の五色が由来しています。五大とは空、火、風、水、土を現し、
- 黄色(金運、開運)
- 赤(大願成就)
- 青(受験合格、学業成就)
- 黒(魔除け、厄除け)
- 白(恋愛、良縁)
といった様々な願いをかなえてくれるのだとか!
お線香を立てて「南無達磨娑婆詞(なむだもあか)」と3回唱え参拝します。さらに黄色の札にお願いを書いて開運達磨に貼り、開運祈願をします。紙を張り付けた後は大きな太鼓を1度だけたたき合掌します。
本堂拝観後は、なで達磨大師に祈願しよう
本堂を抜けると、なで達磨大師がいらっしゃいます。なで達磨大師の前に大きな輪があるので、これをくぐって達磨に近づき自分の不調な部分がよくなるようにと達磨のその部分をさすります。そして鐘を1度ならして祈願しましょう。輪をくぐらずに左側から帰ります。
輪には折り紙の達磨がつけられており、参拝者のお願い事がたくさん書かれています。
達磨にちなんだお土産がたくさん、お休み処も!
なで達磨がある建物の出口周辺には、達磨にちなんだ祈願グッズやお土産がたくさん並びます。5色の祈願達磨やお守り、さらには羊羹まであります。
またお土産が並ぶ館内の天井を仰ぐと、天井に水墨画が描かれており迫力満点!
館内にはお休み処があり、健康茶を無料でいただけます。祈願で疲れた体を休ませるのにピッタリです。
おわりに
日本一大きな達磨が鎮座する「土肥達磨寺」いかがでしたか?様々な願いをかなえてくれるだけでなく、ユニークな祈願、祈祷で悩みも断ち切ってくれるので、有名人もあししげく通う人気の心強いお寺です。
国道136号線を走っていると突如現れインパクト抜群で、立ち寄らずにはいられない達磨寺。天気が良ければ富士山も眺望できるので、ぜひ近くを通った際には足を運んでみて下さいね!
・車 東名高速沼津ICより伊豆縦貫道、修善寺道路、国道136号で70分
・公共交通機関 修善寺駅より東海バス70分