ノルウェー
ノルウェー観光
世界遺産にも登録されたフィヨルドの美しさ

山頂からフィヨルドが一望☆ノルウェー・ベルゲンで絶景トレッキング

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:36ヶ国

2017年6月13日更新

3,180view

お気に入り

写真:かなたあきこ

ノルウェーといえば、やっぱりフィヨルド。氷河によって浸食されて切り立った断崖は、ツアー船などから「見上げる」のが一般的ですが、フィヨルドを「見下ろす」のもまたオツなもの☆ノルウェー第二の都市であり、フィヨルド観光の起点となる町・ベルゲンで、絶景トレッキングを体験してみませんか?近郊のウルリケン山にケーブルカーで登れば、そこは“天空”のトレッキングルート!晴れた日には眼下にフィヨルドが望め、解放感いっぱいの散策が楽しめます。下山後は、魚市場で獲れたてのエビ&カニを買い込み、シーフード三昧も♪

この記事の目次表示

始まりは、ベルゲンの港から。キュートなケーブルカーで山登り☆

今回のトレッキングの目的地「ウルリケン山」までは、市内中心部のブリッゲン地区を望む「ベルゲン港」から路線バスで10~15分ほど。ハイシーズンの5~9月には、毎日二階建ての直行バスも運行しています。

  • 写真:かなたあきこ市の中心部、ブリッゲン地区を望む港
  • 写真:かなたあきこ世界遺産「ブリッゲン地区」。ハンザ同盟の名残・三角屋根の倉庫がずらり
  • 写真:かなたあきこ港周辺にはこんなかわいい観光電車(バス?)も
ウルリケン山までのアクセス
URL:http://ulriken643.no/en/ulriksbanen/ulriken-express-bus/

バスを降りたら、ケーブルカーに乗り換え。キッチュなイエローの車体に、ちょっと昭和チックなイラストが描かれていて可愛い❤

  • 写真:かなたあきこレトロキュートなケーブルカーで山登り~

終点そばのテラスレストランで一休みしたら、トレッキング開始!

ケーブルカーはあっという間に終点へ到着します。ケーブルカーを降りた瞬間、目の前に広がる絶景!ベルゲンは雨の日が多いのですが、筆者が訪れた日は本当に良く晴れた初夏らしい気候でした。

  • 写真:かなたあきこ港が一望☆
  • 写真:かなたあきこ青空に国旗が映える!

終着地点のすぐそばには、アンテナ塔&レストランが。青空の下、多くの人がテラスでコーヒーやビールを楽しみます。売店やお土産屋さんも併設されていて、散策用のドリンクや軽食購入にも便利です。

  • 写真:かなたあきこアンテナ塔そばにあるレストランのテラス。風が爽やか!

レストランのすぐ裏手から、トレッキングルートが広がっています。時間や体力に合わせて、思い思いのルートを進んでいきましょう~。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ
ウルリケン643 / スクラペレン レストラン
ノルウェー / その他スポット
住所:Haukelandsbakken 40, Bergen 5009, Norway地図で見る
Web:http://ulriken643.no/en/skyskraperen/menu/

雲の上にいるよう!“天空”のトレッキングルートを歩いてみよう

イギリス・湖水地方を思わせる風景。池や沼がいたるところに。

道中には小さな池や沼が点在し、変化に富んでいて飽きません。「あの丘を越えたら、また違う眺めに出会えるかも」とワクワクしながら歩を進めるのは、トレッキングの醍醐味♪水辺の多い風景は、まるでイギリス・湖水地方のよう。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

のんびり歩いて小一時間。ついに山頂へ!

筆者は当時2歳と4歳の子どもが一緒だったため、池で遊んだり、残雪を触りに行ったりしているうちに規定のトレッキングルートをだいぶ外れ、あっちに行き、こっちに戻り・・・の自由散策に。それでも、小一時間ほど歩くと山頂へたどり着きました。

標高643mのウルリケン山なれど、そのほとんどの高度をケーブルカーでかせいでしまうので、斜面はさほどキツくありません。

  • 写真:かなたあきこ山頂はポーズ写真&自撮り撮影をする人がいっぱい

頂上付近は、岩場でゴツゴツ。ピークのケルンに、バンザイポーズで写真を撮る人が入れ替わり立ち替わり集っていました。

  • 写真:かなたあきこピークの目印にケルンが積まれていました

スタート地点のアンテナ塔がはるか遠くに~。自分の歩いてきたルートが一望できるのも、達成感があってほんとに気持ちがいいものです☆

  • 写真:かなたあきこ山頂からアンテナ塔を望む。レストランも見えます

この眺望の良さ、実はノルウェーの緯度と関係があるんです。日本に比べて、かなり高緯度に位置するノルウェー。高尾山より少し高いくらいと、さほど標高が高くないウルリケン山でも、すでに“森林限界”に達しているとか。この見晴らしも納得ですね。

フィヨルドならではの複雑な地形がくっきり!

普通に歩くだけでもかなり楽しめるウルリケン山トレッキングですが、晴れていればフィヨルドの眺望のおまけ付き。ケーブルカーで手軽にこの絶景が味わえるのも、ツーリストにとってはうれしいポイントです♪

  • 写真:かなたあきこ眼下に、フィヨルド特有の入り江がくっきり
ウルリケン山
ノルウェー / 自然・景勝地
住所:Mt Ulriken, Bergen, Norway地図で見る

ベルゲン市内に戻って、魚市場へ。シーフード三昧を堪能❤

またまたケーブルカーに乗って下山した後は、バスに乗車。ベルゲン市内に戻って、バス停至近の「フィストルゲ魚市場」で新鮮なシーフードを堪能しましょう❤

港付近で不定期に開催される魚市場に並ぶのは、大ぶりの甘エビ、スカンピ(手長エビ)、タラバガニなどなど日本人にもおなじみの魚介類。

  • 写真:かなたあきこ魚市場は不定期開催のため、日程は事前に要確認のこと
  • 写真:かなたあきこピカピカ、獲れたてのシーフード♡

ほとんどのシーフードが量り売りで、お刺身で食べられるほど鮮度がいいため、少量だけ購入してその場でパクリ、が可能♪ぜひぜひ、日本からしょうゆ小袋と割りばしを持参するのをお忘れなく!

また、日本の「お魚ハンバーグ」のような「フィッシュケーキ」をテイクアウトして、食べ歩きするのも楽しいですよ♪

  • 写真:かなたあきこ山盛りの甘エビ!100グラム=320円ほど
  • 写真:かなたあきこ捕鯨国ノルウェーでは、鯨肉もフツウに売っています

滞在先にキッチン付きのアパートメントを選べば、魚市場で購入したシーフードを使ってちょっと手の込んだ海鮮料理にも挑戦できますね。味噌がたっぷり詰まったカニを購入し、お出汁の利いたカニ汁にしたり、甘エビを塩蒸しにしたり・・・。

アイデア次第で、シーフードの本場・ノルウェーで海鮮三昧を目いっぱい楽しめますよ☆

フィスケトルゲ魚市場
ノルウェー / 市場・朝市
住所:Bergen Harbour, Bergen 5014, Norway地図で見る

ノルウェーの旅行予約はこちら


ノルウェーのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ノルウェーのホテルを探す

ノルウェーの航空券を探す

ノルウェーの現地アクティビティを探す

ノルウェーのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

最近人気の記事


一度は見たい絶景!ヨーロッパのおすすめ自然風景21選

世界的に類を見ない奇岩が広がるカッパドキアや、世界的に有名なイタリアの青の洞窟、石灰でできた純白の棚田が広がるパムッカレなど、一度は見てみたい、ヨーロッパのおす...


スリル満点!地上984メートルの岩壁に挟まれた岩、ノルウェー・シェラーグボルテンで奇跡の一枚を撮ろう

ノルウェーにある「奇跡の岩」、シェラーグボルテンをご存知でしょうか。なんでも崖と崖の間に挟まれたこの岩は、人工的ではなく偶然この場所に収まったんだとか。そんなシ...

日本と異なるノルウェーのコンセント・プラグ・電圧を解説!変圧器は必要?

ノルウェー旅行の前に知っておきたい、コンセント・プラグ・電圧について日本との違いを徹底解説!変圧器がどんな時に必要か、また持っていくと便利なおすすめ電源グッズも...

【ノルウェー】在住者が選ぶ!オスロ観光の定番スポット12選

日本人の方には、あまりなじみがないノルウェーの首都オスロ。しかし今回はそのオスロの魅力がギュッと詰まった定番の名所や観光スポットを、在住者である筆者が厳選して1...

海外の人気滝TOP12!旅行者が行っている世界の滝ランキング

カナダ・アメリカにまたがるナイアガラの滝や、オーストラリアのバロン滝をはじめとする海外の滝を、トリップノートの8万8千人のトラベラー会員(2023年5月現在)が...

この記事を書いたトラベルライター

フリーランスライター
◆◆トラベルライターアワード 2018年上半期・2018年年間・2019年上半期
◆◆「国内記事部門 アクセストップ賞」三期連続受賞!
◆◆https://tripnote.jp/minna/award/2019/1



学生時代のダイビング、社会人からのトレッキングを経て、海も山もあらゆる旅行&アクティビティが好きです。過去には夫の海外勤務に帯同し、2年半ほどドイツ・ミュンヘンで暮らしたことも。どこまでも地続きであるヨーロッパの利点を活かし、休みのたびにいろいろな国や街へ強行ドライブ旅を敢行していました。(1歳・3歳の子連れで、土日でミュンヘン⇔ミラノ往復など無茶もしました・・・)
帰国後数年間の東京暮らしを経て、2021年夏からアメリカへ移住。アメリカならではの大自然を満喫するのが楽しみです!

【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?

「チームラボ」のデジタルアートが体感できる【チームラボ プラネッツ】。お台場の【チームラボ ボーダレス】との違いは?会期はいつまで?などの疑問を解消しつつ、チケ...


【名古屋】「JR名古屋タカシマヤ」デパ地下で買いたいフード系お土産21選

名古屋駅に隣接する「JR名古屋タカシマヤ」で買いたい、おすすめの名古屋土産を厳選!甘・辛両方のスイーツやデパ地下ならではのお総菜、定番の名古屋土産の“タカシマヤ...


【上野動物園】シャンシャン観覧方法の裏ワザ❤混雑回避したい方必見!

2018年6月5日から、上野動物園の赤ちゃんパンダ【シャンシャン】の観覧方法が、整理券配布式から「並んだ順」に変更されました。連日混雑が続く中、できるだけ並ばず...

【舞浜】ボン・ヴォヤージュ&イクスピアリ!ディズニーグッズお買い物ガイド

東京ディズニーリゾートを訪れる楽しみの一つとして、可愛いディズニーグッズのお買い物が挙げられます。本記事では、舞浜駅前にあるTDR公式グッズショップ「ボン・ヴォ...

【奈良】女子旅で買いたい“かわいい”お土産10選

奈良の女子旅で買いたい、ビジュアルが可愛いお土産を厳選!人気の鹿モチーフをはじめ、奈良でしか買えないキュートすぎるお土産10点をご紹介します。奈良を旅する女子必...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります