みさき公園は大阪の南西にある総合レジャーランドで、60年以上にわたって人々に愛されています。さまざまな動物と触れ合い、多彩なアトラクションで遊び、晴れた日には淡路島の眺望も楽しめる魅力いっぱいのスポットをご紹介します。
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昭和から平成を生き抜いた老舗
みさき公園がオープンしたのは昭和32年(1957年)のこと。それから60年を超える歴史をもち、平成に入って関西のファミリー向けの遊園地が続々と閉園する中でも、根強い人気で生き抜いてきました。
大阪府と和歌山県の境に近い丘陵地に立地しており、最寄りのみさき公園駅までは難波から特急で45分ほど。大阪の中心部から乗り換えなしで行けるのもうれしいポイントです。
なお、一部の施設は入園料のほかに料金が必要です。現金で支払うほか、サービスセンターでアトラクションカードを購入し、事前にMipoと呼ばれるポイントをチャージしておけば、カード1枚で有料アトラクションを利用できます。その都度料金を支払う必要がなく、1枚のカードで複数人のポイントを支払うことも可能なので、たいへん便利です。
みさき公園の特徴
さまざまな動物たちがのびのびと暮らす
エントランスを入って左手には動物園が広がっています。その中でまず目につくのはキリンです。巨体を動かすのに十分なスペースがあり、のんびりと歩いたり餌を食べたりする様子が視界に入ってきます。
ここは日本で初めて無柵放養式展示を採用した動物園で、開園当時は画期的な試みだったそうです。地形を生かして動物たちのスペースが巧みに設けられており、キリンのほかライオンやシマウマ、さらには数えきれないほどのニホンザルなどの行動を、檻や柵に遮られることなく見学できます。
また、小動物と触れ合える「動物ふれあい広場」もあり、ほかにもエサやりなどさまざまなイベントが開催されています。
海の生き物にも出会える!
みさき公園の目玉のひとつに、園内奥のシャイニースタジアムで行われるイルカショーがあります。カマイルカとバンドウイルカが華麗なジャンプや楽しい芸を見せてくれます。また、スタジアムのそばには海が広がり、天気がよければ淡路島を望むことができます。
プールと客席が近く、目の前で繰り広げられるショーは迫力満点。ただし、前のほうの席だと水しぶきが飛んでくることがあるので、注意が必要です。ちなみに、イルカショーの料金は500円もしくは500Mipo(3歳未満無料)となっています。
そのほか、シャイニースタジアムの入口近くではフンボルトペンギンが飼育されています。水中での様子を観察することもでき、よちよちと歩き高速で泳ぐペンギンの魅力を堪能できます。
シミュレータで運転士体験!
シャイニースタジアムの近くにある「わくわく電車らんど」は、車両見学や体験を通じて鉄道の魅力を感じられるゾーン。入館料は400円もしくは400Mipo(3歳未満無料)です。
館内では実際に乗客を乗せて走った車両が3種類展示されています。乗務員室に入ることもでき、ドアの開閉など車掌さんの業務の体験が可能です。
運転士体験用のシミュレータも設置されています。モニターには実在する南海電鉄の駅から隣の駅までの風景が広がり、運転台の装置も実物と同じ。本物の運転士になった気分で体験を楽しめます。
子供向けのアトラクションが充実
遊園地ゾーンにはさまざまなアトラクションが設置されています。大型の絶叫マシンなどはなく、全て幼児でも気軽に楽しめます。高台にある観覧車やサイクルモノレールからは園内を見渡すことができ、大阪湾や淡路島の眺望も満喫できます。
アトラクションはいずれも有料なので、たっぷり楽しみたい方には2,700円でアトラクションが乗り放題になる「のりものフリーパス」がおすすめです(土・日曜、祝日限定)。
混雑が少なくのんびり過ごせる!
このように、みさき公園はファミリー向けの多彩な施設が充実しています。夏にはプールがオープンし、水遊びも楽しめます。
大阪市街からは少し離れていますが、街中のレジャー施設に比べると混雑が少ないのはファミリーにとって大きな魅力です。ストレスを溜めることなく、楽しい1日を過ごすことができるでしょう。
- 【閉園】みさき公園
- 大阪
- 住所:大阪府泉南郡岬町淡輪3990地図で見る
- 電話:072-492-1005
- Web:http://www.nankai.co.jp/misaki/