サンフランシスコの名物料理といえば様々ありますが、日本人から大人気なのがダンジネスクラブ。当記事では日本では馴染みのないダンジネスクラブを存分に楽しめるレストラン"Crustacean(クラスタシアン)"をご紹介します。
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ダンジネスクラブとは?
アメリカ西海岸のアラスカからワシントン州までの近海で獲れるカニで、タラバガニなどと比べると全長20cmほどと小ぶりです。しかし身がぎっしり詰まっていて、甘みのある美味しいカニです。
- 出典:flic.krdungeness crab 210 by Louisiana Sea Grant College Program Louisiana State University
ワシントン州にあるダンジネスという港町で水揚げされることから、このような名前になっているそうです。
Crustaceanってどんなお店?
Crustacean(クラスタシアン)はThanh Long(タンロン)というサンフランシスコの西側にあるベトナム料理屋の支店で、Thanh Longは古くからある中華街の中華屋のような家庭的な雰囲気があるのに対し、こちらはモダンな内装で洋風レストランのような店構えであるのが特徴です。
もともとThanh Longはベトナム戦争から逃れてきたベトナム人が開いた小さなレストランで、そのカニの美味しさを聞きつけたセレブたちの口コミで有名になった場所です。
なんといまだにレシピはそのベトナム人家族しか知ることができず、Crustaceanの方もカニを調理する場所はその家族しか入れない仕切られた場所になっているとのこと。その徹底した管理がこのレストランの特別感を保っています。
Thanh Longも全く同じレシピですのでどちらにいっても同じ味を楽しめるのですが、場所がよりダウンタウンに近いCrustaceanの方が行きやすいのでおすすめです。
Crustaceanの店内
店内はとっても広いです。バーカウンターがある最初のセクションにはソファー席もあり、奥に入るとテーブル席がたくさんあります。日本人が接待の為に使っている様子もよく見られるくらいゆったりした空間になっています。メニューも日本語メニューがあるため、安心ですよ。
おすすめメニュー
ローストガーリッククラブ
ここに来た人がほぼ100%頼むのが、このローストガーリッククラブ。ガーリックオイルの香りがテーブルに運ばれた途端広がります。
殻を割ると中からぎっしり詰まったカニ身が出てきます。皿の底に残ったガーリックオイルをつけながら食べると絶品です。サイズとしては2人で1杯でちょうど良いくらいの大きさです。お値段は時価なのですが、筆者が訪れた際は大体60ドル、約6,500円でした。
自分で渡されたカニバサミを使って砕きながら食べるのも良いですが、5ドル(約540円)で殻を割ってくれるサービスもありますよ。メニューにはないので、是非直接定員さんに問い合わせてみてください。
アンズガーリックヌードル
上記写真の左にちょこっと写っているのがこの有名なサイドメニュー、アンズガーリックヌードル。ベトナム人家族アンさんの特製ガーリックヌードルで、上記のガーリッククラブと一緒に食べるのがこちらのおすすめ。やわらかい中華麺にガーリックオイルが絡み、カニ身を混ぜながら食べると本当に絶品なのです。少しココナッツのような甘みもあり、それとカニの組み合わせがクセになります。
ロイヤルタイガープローン
タイガープローン(ブラックタイガー)のローストです。こちらもたぶんカニと同じオイルで調理されているものなのですが、こちらを頼むとエビ4尾+上記のガーリックヌードルが付いてくるので、お得感があります。
エビの身はプリプリで弾力がありながらも固すぎず、良い食感を保っています。