
使いやすさとデザイン性を重視した製品に定評のあるアップル社。カリフォルニア州にある本社キャンパス(通称Apple Park)のビジターセンターも近未来的でありながら親しみやすさにあふれ、毎日大勢の訪問者で賑わっています。シリコンバレーに来たらぜひ立ち寄りたい、Apple Park Visitor Centerを紹介します。
この記事の目次表示
Apple Parkとは
サンフランシスコから車で40分ほど南下すると、IT産業で有名なシリコンバレーに辿り着きます。シリコンバレーには複数の市があり、その一つ、クパティーノ市はアップル社の本社があることで知られています。
アップル社は2017年に本社キャンパスを同じ市内の別の場所に移転。175エーカーの広さを誇る新キャンパスは「Apple Park」と名付けられ、円盤形の新社屋やiPhone X発表の会場として話題を呼んだ「スティーブ・ジョブズ・シアター」をはじめ、研究施設、駐車場などが集まっています。
誰でも歓迎のビジターセンター
円盤形の新社屋から道を挟んで真向かいに2017年11月にオープンしたのが「Apple Park Visitor Center」。車道からは木々に隠れて全貌を見ることができませんが、車を停めて近づくと、全面ガラス張りの大胆な設計に驚きます。
ビジターセンターは定休日がなく週末もオープン。最新のアップル製品を販売するストアのほかにキャンパスのジオラマ展示とカフェがあり、2階のテラスも含めて誰でも無料で入ることができます。
タブレットでキャンパス内を散歩
ビジターセンターに来たのだからApple Parkについて知りたい!という方は、1階のジオラマ展示を見に行きましょう。ジオラマ自体は白一色でとてもシンプル。
でも備え付けのiPadをかざすとキャンパス全体をリアルに再現した映像が映し出され、時間の設定を選んで太陽の位置を変えたり、建物に近づいて細部を観察することができます。
円盤形の新社屋をはじめいくつかの施設は、iPad上で屋根を上に弾くことで建物の内部も閲覧可能に。よく見るとミリ単位の小さな人々がオフィス内を歩いていたり、カフェテリアでランチを食べていたりして、芸の細かさに感心します。
2階のテラスから実際の社屋をチェック
キャンパスの全体像を把握した後は2階のテラスに移動して自分の目でApple Parkを見てみましょう。目の前の新社屋すら木々に覆われて全てを見ることはできませんが、Apple Parkの広さ、そして緑の多さを実感できるはずです。
この日は途中から雨が降り始め、「足元が滑りやすい」との理由でテラスは閉鎖になりましたが、天気が良ければ日光浴が楽しめそうなオープンスペース。階段や屋根など設計の細部にもこだわりが感じられるので建築ファンは必見です。