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ついに1,425段の石段に到着
奥平仙千代の墓から1キロほど歩き、表参道の入り口に到着しました。ここからは1,425段の石段を登っていくことになります。
仁王門。現在のものは1651年の完成です。額の「鳳来寺」の字は、利修仙人が聖武天皇の病気を治した時、妻の光明皇后がお礼に書いたものを使用しているとされます。
門から少し歩くと見えてくる傘杉。樹齢800年で、高さは60メートルもあります。
源頼朝が一時期ここにかくまわれていたとされる僧坊、医王院。鳳来寺は当時は一時的に衰退していましたが、源頼朝が礼として再興させたといわれています。江戸時代には参道に21もの僧坊が建っていましたが、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)や火災などにより、現在残るものは医王院をふくめ2つのみとなっています。
入り口から1時間ほどで本堂にたどり着きます。1914年に焼失し、1974年に再建された寺の歴史に比べて新しい建物です。
こちらは東照宮です。江戸幕府三代将軍の徳川家光が日光東照宮に参拝した時、鳳来寺参拝のおかげで祖父(家光)が誕生したと知り、鳳来寺にも東照宮を建てることにしました。1651年、徳川家綱の時代に完成します。
不思議な伝説を残す仙人が建て、源頼朝や江戸幕府に愛されてきた鳳来寺。少々道のりはけわしいですが、余裕を持って石段を登っての参拝に挑戦してみてください。
- 関連リンク:キラッと奥三河観光ナビ
- 鳳来山東照宮
- 新城市 / 神社 / パワースポット
- 住所:愛知県新城市門谷鳳来寺4地図で見る
- 電話:0536-35-1176
- Web:http://www.tees.ne.jp/~horaitosyogu/