中華風のインテリアが良い感じのデザートショップ「Ah Chew Desserts」は、アジアンデザートが苦手だった筆者もうならせた美味しいデザートを出すお店です。日本ではあまり見ないスタイルのデザート、シンガポールにいらしたら是非食べてみてください!
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日本人にとってのアジアンデザートのイメージを変える美味しいお店
にぎやかなブギスのショッピングモール群から東南に少し歩いたところは、庶民的な飲食店の多いエリアですが、その中で特に火鍋レストランがひしめくLiang Seah Streetに「Ah Chew Desserts」はあります。
Ah Chew Dessertsで出されるデザートは、なんと60種類以上!シンガポールで昔から食べられているもの、香港発祥で台湾やシンガポールでもすっかりおなじみになったもの、お店が独自に考え出したもの、とにかくたくさんありますが、日本でお目にかかれるものの方が少なく、せっかくシンガポールに来たら寄ってみる価値のあるお店なのです!
どれも美味しくて胃袋が一つでは足りない!
これまで筆者がAh Chewで食べたデザートはどれも美味しかったです!どんなものが出されているか、一部ですが、ご紹介しましょう。
マンゴー・ポメロ・サゴ
筆者イチオシは「マンゴー・ポメロ・サゴ」です。日本人には聞きなれない単語の並んだメニューですね。
「ポメロ」は日本のザボンに似た、あっさりして酸っぱさの少ないグレープフルーツのような大きな柑橘系の果物です。「サゴ」は、シンガポール食べられているのは、サゴヤシから採れるデンプンを小さく丸い粒にした、タピオカを少し柔らかくしたような食感のものです。
一見、伝統デザートのような印象がありますが、「マンゴー・ポメロ・サゴ」の歴史は意外と浅く、1984年に香港の有名中華レストラン「レイガーデン」で出されるようになったのが最初と言われています。
ココナッツミルク、エバミルク、牛乳のベースに、角切りにされた、良く熟した新鮮なマンゴーがゴロゴロと入り、実をほぐしたさやわかなポメロとサゴが加えられプチプチとした食感を与える、スープのような絶妙なデザートです。
ヤムサゴ
ヤム芋とサゴがココナッツミルクに入ったシンプルなメニューですが、ヤム芋とココナッツミルクが最強の組み合わせで、これまた美味しいです!
黒もち米
写真はあずきスープのように見えますが、豆ではなく、黒いもち米に砂糖を加えて煮たものにココナッツミルクをかけたものです。パンダンと言う、東南アジアでよくお菓子や料理に入れられる葉で風味もつけられており、東南アジア発祥のデザートのようです。もちもちぷりぷりしたもち米の食感がたまらない一品です。
ちなみにAh Chewでは、ほとんどの冷たいスープ状のデザートには、$1.20(約100円)追加でアイスクリームを入れることができます!ただでさえ美味しいデザートにクリーミーさが加わってたまりません。もうせっかくなので、カロリーのことなど忘れて入れちゃいましょう!
餅
スープ状のデザートがほとんどのAh Chewですが、お餅も食べられます。ピーナッツをあらびきの粉にしたものをまぶしたひと口大の柔らかいお餅の中には、黒ゴマペースト、またはピーナッツペーストが入っていて、これも美味しいです!
Ah Chew Dessertsは、オーチャードから2駅のノビナにも店舗があります。