日本ではお馴染みのトルコアイスをはじめ、激甘スイーツの王様バクラヴァなど、トルコでは様々なスイーツを楽しむことができます。今回はトルコ イスタンブールでリサーチした、おすすめスイーツを5つご紹介します。
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1.意外と甘さ控えめ!Trileçe(トゥリレチェ)
トルコで2014年頃にブレイクし、いまではトルコスイーツとしてすっかり定着しているのがTrileçe(トゥリレチェ)です。ケーキのスポンジにミルクを染み込ませ、上にキャラメルやフランボワーズのソースがかかっているものが多いです。
Trileçeはラテンアメリカを起源とするスイーツとする説が有力です。それがスペインに渡ったのちにヨーロッパに広がり、バルカン半島を経由してトルコで広まったと考えられています。見た目は甘そうに見えますが、実際は意外とさっぱりしています。ひんやりとしているので、アツアツのチャイ(紅茶)とよく合います。
写真のTrileçeは上のソースがフランボワーズです。キャラメルソースに比べて酸味があるため、甘さ控えめで食べたいときはフランボワーズソースがおすすめです!
2.巨大お米プリン?!Sütlaç(ストラッチ)
お米が入ったプリン、みなさんは想像できますか?日本では滅多にお目にかからない珍スイーツが、実はトルコにあるんです!しかも日本のように手のひらに収まるサイズのプリンではありません。柔らかくなるまで煮たお米に牛乳と砂糖を入れて作られる、トルコ版デカプリンがSütlaç(ストラッチ)です。
そのまま冷やしてシナモンパウダーを振りかけて食べるものもありますが、おすすめはFırın sütlaç(フルン・ストラッチ)です。Fırın、つまりオーブンで焼いてほんのり焦げ目がついたストラッチです。
焼き目をつけるために卵が加えられるため、日本の焼きプリンのような感覚で食べることができます。お米の違和感は全くなく、甘すぎない優しい味わいです。
3.見た目がキュートすぎる!Magnolia(マグノリア)
透明の瓶に乙女心をくすぐる要素がぎゅっと詰められて、店先のショーケースに可愛らしく陳列されている様子が目を引くこちらのスイーツがMagnolia(マグノリア)です。名前は花のマグノリアではなく、ニューヨーク発祥のマグノリア・ベーカリーに由来するといいます。伝統的なトルコスイーツではなく、海外スイーツをトルコっぽくアレンジしたもので、近年街でよくみかける写真映えスイーツです。
牛乳、生クリーム、卵黄、砂糖などからできている白いクリームと細かく砕いたビスケット、いちごが中に入っています。最初はバナナが主流でしたが傷んで黒くなってしまうため、いちごのほうがよく使われるようになりました。クリームは、日本のケーキのほうが甘いかも!?というくらいさっぱりしていて、ザクザク食感のビスケットとよく合います。
4.トルコ伝統スイーツはやっぱり激甘!Billuriye(ビッルリイェ)
トルコを含む中東のお菓子に使われる定番の材料のひとつがカダイフです。カダイフは、小麦粉で作られる細い麺状のもの。トルコには、カダイフをアレンジして作られる定番スイーツがたくさんあります。そんななかでもおすすめがBilluriye(ビッルリイェ)です。
カダイフの上にたっぷりとピスタチオがトッピングされ、さらに甘いşerbet(シェルベト)という砂糖のシロップで仕上げる、甘党にはたまらないスイーツです。カダイフに染み込んだシロップの甘さとピスタチオの香ばしい風味に虜になってしまうかも?!
5.やっぱり定番!街歩きのお供、Dondurma(ドンドゥルマ)
トルコといえばトルコアイス!街歩きの途中、路面店や屋台で買って楽しめる定番スイーツです。トルコアイスはDondurma(ドンドゥルマ)といい、日本のアイスクリームとは一味違う食感です。あの伸び~る食感を本場トルコで楽しまないわけにはいきません!
サーレップというラン科の植物の球根の粉が原料に含まれているため、独特の粘りがあります。粘りがあるためコーンにひっつきやすく、これを利用して、店員さんがコーンにアイスを乗せたままひっくり返すなどのパフォーマンスをしてくれることがあり、観光地を賑やかにしています。
またトルコはナッツの産地としても有名です。ナッツのトッピングをしてくれる屋台もあるので、アイスとナッツの組み合わせにもチャレンジしてみてください!
おわりに
数年前に流行り出したものから定番のスイーツまで、日本人の口にも合いそうなトルコスイーツを5つご紹介しました。どれも12TL(約204円)くらいまででチャレンジできるものばかりです。このほかのトルコスイーツはこちらの記事でも紹介していますので、是非旅の参考にしてみてください。お気に入りのトルコスイーツが見つかりますように!
価格は2018年9月現在(1TL約17円)