アラブ首長国連邦
アラブ首長国連邦
7つの首長国が集まる連邦国家

ペルシャ湾の風吹く砂漠の新スポット!~アラブの香り漂うルーブル・アブダビ~

2018年3月15日更新

255view

お気に入り

フランス、、、いえ、世界で最も有名な美術館の一つであるルーブルが、初の別館を2017年11月、中東地域にオープンさせました。UAEの首都アブダビの、ペルシャ湾に面した半島に建設された美術館は、その芸術的な建築美で、訪れる人々をあっと言わせる工夫が凝らされています。展示されている作品は幅広く興味深いものばかり。また、海に面したカフェは優雅で、ここが砂漠だと、誰も思い出せないくらい!今回は、UAEの最新スポットである「Louvre Abu Dabhi」をご紹介します。

ルーブル・アブダビ美術館を支える一本の木

UAEの首都アブダビ中心地からすぐ東側に、サディヤットという広大な砂漠の島があります。ここに、フランスのルーブル美術館の別館があります。

外観は、「亀の甲羅」や「日立の樹」を思わせる三日月のような形をしたドーム屋根。

そして、その建物の中へ入ってみると、

木漏れ日のような光の入る、不思議な空間が広がっています。

この一本の幹が天井に伸び、広く枝を伸ばし、沢山の葉を茂らせ、

その隙間から陽はこぼれ、木陰のようになっています。

太陽の移動とともに、地面に照らす木漏れ日も少しずつ移動します。

作品の展示されている館内以外はオープンスペースとなっており、海からの風が心地よく吹く、まさに大きな樹の下を思わせる空間となってます。

こちらの建物は、フランス人建築家ジャン・ヌーヴェル氏の設計で「光の雨」と名付けられています。

ルーブル・アブダビ建物内にあるカフェはオススメ!

カフェには室内席とテラス席があり、ペルシャ湾から吹く風は穏やかでマッタリ。

ドリンクだけの休憩もよいですが、

食事もボリュームあり美味です。

カフェラテはおよそ600円。カラマリとパスタでおよそ3,500円くらいでした。


展示作品の幅が広い!

建物やカフェが心地良く、肝心な美術品の鑑賞を忘れてしまいそうですが、展示作品も多すぎず少なすぎず、ジャンルも幅広く充実しています。

それでは展示作品を観ていきましょう!

まずは紀元前から

作品は、時代を追って展示されています。

まず展示されているのは、エジプト文明の出土品。

小さな土像から大きな石像まで様々あります。

こちらは、ミイラとなる人の内臓を保管した壺です。

ファラオの石像が見えてきました。

表情が柔らかいですね。

サイドや裏側には象形文字が書かれていました。

ミイラの棺は保存状態がとても良いです。

頭上には黄金虫の絵が描かれているのですね。

とても貴重な遺産を目の前で鑑賞できるのは素晴らしいですよね。しかも、写真もOK(フラッシュはNG)。

フランスのルーブル美術館から貸し出されているだけあり、エジプト文明の展示物はとても充実していました。

エジプト文明を過ぎると、こちらも紀元前のアケメネス朝、古代ペルシャ帝国より「弓を射る兵士」の石のレリーフです。

綺麗なブルーが印象的です。

紀元後へ

そして、その後は時代を反映した作品が幅広く展示され、これらもとても興味深く次々に目を奪われます。

鎧のブースには、日本の兜と甲冑も!

ヨーロッパの鉄の鎧に並んで、日本でお馴染みの鎧も展示されていました。引けを取らないかっこよさ。地元アラブ人のみならず、ヨーロッパの観光客で人だかりができていました。

こちらはアイヌのお面です。可愛いですね。

ゴッホや、ゴーギャン、ダ・ヴィンチも!

アルプスを越えるナポレオン。

迫力のある大きな絵ですね。もちろん本物です。

ゴッホの自画像や、

モンドリアンなど、現代美術まで展示作品は多岐にわたります。

バベルの塔は地元アラブ人には絶えない人気です。

そして、これだけに限らず、当時の世界最高額508億円で落札されたダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ」や、ゴーギャンの「レスリング」、ピカソのポートレイトなど、有名作品が満載です。是非、ご自分の目で鑑賞してみてくださいね!

作品ガイドはスマホ!

美術館のサービスの一つに、作品を解説してくれる音声ガイダンスの貸し出しがありますよね!ルーブル・アブダビでは、それがスマートフォン!絵画付のガイドとなっており、作品の前にあるバーコードをかざしてサーチもできます。

オーディオガイドは現地でレンタルできます。ご自分のスマートフォンにアプリをダウンロードして利用することもできますよ!

ルーブル・アブダビへの行き方

ルーブル・アブダビは、アブダビ中心地から車で行くことができます。

道路の混雑状況にもよりますが、タクシーでおよそ20分。日本円で3,000円くらいが目安です。バスの場合は94番に乗り、終着駅で下車します。乗車券は片道2AED≠60円。予めバスカードを購入しておく必要があります。

入場チケットは事前のWeb予約もOK!

入場料は22歳以上60AED。※2018/3現在、日本円で約1,800円。
13歳から22歳は30AED ※2018/3現在、日本円で約900円。
13歳以下はフリーです。

入場チケットはこちらより予約可能です。


最後に

本家フランスのルーブル美術館の広大さや作品量にはおよびませんが、作品ラインナップのバランスがよく、優雅に贅沢に展示されているのもルーブル・アブダビの魅力の一つです。

じっくり鑑賞しても、3時間強程度ですべての作品を観て回れるのではないかと思います。

団体のツアー客は主に午後に来館されるようですので、午前中の空いている時間に鑑賞されると良いかも知れません。

開館時間は火曜から日曜の10時~20時(木曜、金曜は22時まで)です。

ルーブル・アブダビ
アラブ首長国連邦 / 博物館・美術館
住所:Saadiyat Cultural District abu dhabi united emirates

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※この記事は2018年2月16日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

この記事を書いたトラベルライター

Curious Jetsetter
これまで訪ねた130ヵ国およそ300都市の街の美しい景色、壮大な自然の風景を皆様とシェアし、ご自身もそこへ行ったかのように感じてもらえると嬉しいです。

原野に現れた壮大な未来都市!想像を遥かに超えたカザフスタンの首都アスタナ

中央アジアを東西に大きくまたがるカザフスタンがロシアから独立したのはたった25年前(西暦1991年)のこと。その後、アルマトイから遷都され首都となったアスタナは...

砂漠の中から浮き上がったような蜂蜜色の国、地中海のマルタ共和国

マルタ島のルア国際空港に到着し、市内へ向けて走るバスの中から目にする光景は、建物が砂に埋もれてしまった砂漠をイメージするものでした。実際は、埋もれているわけでは...

メキシカンドライブ!~レンタカーで気ままに行こう!遺跡とタコスとカンクンビーチ~

メキシコのユカタン半島に点在するマヤ文明の遺跡は、大小合わせて4,400ヵ所以上にも上るそうです。未だに謎に包まれている遺跡の多くは、遠い過去の繁栄と衰退を感じ...

石を投げればカフェに当たる ~ルーマニアの首都ブカレストでお洒落カフェを散策しよう~

ブカレストの街を歩いていると、とにかく目に付く洗練されたカフェの数々。老舗から新店まで、趣向を凝らしたお洒落なカフェは、フロントデザインやインテリアを観ながら散...

沖縄の離島でミクロの世界を垣間見る ~ナガンヌ島に泊まろう!~

今回紹介するナガンヌ島は、沖縄本島からクルーザーでわずか20分。慶良間諸島の入り口、チービシ環礁にある離島で、定住者はいませんが、宿泊施設やレストランがあり、気...



トラベルライターアワード・2017年間受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.2 bluemoonさん

【トラベルライターインタビューVol.2】NY記事50本超え!人気記事を多数生み出しているbluemoonさんの執筆のコツとは?