ウズベキスタン
ウズベキスタン観光
”青の都”サマルカンドやオアシス都市ブハラ

【ウズベキスタン】地元っ子と街歩き!サマルカンド・ローカルツアー

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年10月2日更新

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地元の方のお宅へ

バザールの前でタクシーを拾って、夕食をいただく地元の方のお宅に向かいます。

約15分でお宅に到着。青いタイルに彩られた壮麗なサマルカンドのイメージとは違う、落ち着いた住宅街の中にありました。道のわきには、家畜の羊がつながれていて、とてものどかな雰囲気です。

  • 写真:トラベルライター

バザールで買ったお持たせのノン(ウズベク風パン)を携えて、お宅訪問です。

地元の方との夕食会

  • 写真:トラベルライター広い中庭に面したホストのおうちの玄関

四角い中庭の四方を住居の建物が囲む造りになっています。この中庭にテーブルをしつらえて、外でご飯を食べます。18時ごろですが、まだ外は明るいです。暑くも寒くもないので、屋外で食事をするのは開放的でいい気持ちです。

ウズベキスタンの家庭の食卓を体験

私たちが到着すると、すでにテーブルの上にはたくさんの料理が準備されていました。

  • 写真:トラベルライター

テーブルの右隅にあるのはノンで、ウズベキスタンの食卓には欠かせないものです。「ノンがなければ食事をしない」ということばもあるほどです。写真にあるように厚みのあるノンは薄切りにして供されます。塩味が効いていて、ベーグルのようなしっかりとした歯ごたえです。

ウズベキスタンでは生野菜のサラダはあまり見かけませんが、テーブル中央にあるようなキュウリとトマトのフレッシュサラダはよく食べられていました。

そのほか、チーズとハム、ミックスビーンズのサラダ、揚げカリフラワーなど。そして、麺の入ったスープ、煮込み料理のディムラマもできたてをいただきました。どちらもディルが添えられていて、目にも鮮やか。ディムラマは日本の肉じゃがのようで、大きめに切られたじゃがいもはホクホク、トマトと肉のうまみも出ていてとてもおいしかったです。

  • 写真:トラベルライターディムラマ

食事の席での習慣を学ぶ

おいしい食事を楽しむだけでなく、食事に参加する中でお茶を注ぐときの作法や食事の席でのマナーを教えてくれます。

食事の席にはホストのおうちのおばあさんとそのお孫さん、ガイドの2人がいましたが、ごはんを食べながらウズベキスタンの文化についてもいろいろなお話を聞きました。

おばあさんはお客さんを招くのが好きで、たびたびこのようにお客さんと食事を楽しんでいるそうです。ことばの通じない外国人であっても、年齢も関係なく、同じ食卓について一緒に過ごすことを楽しめるなんて、ウズベキスタンの人たちのオープンマインドな性格をよく表していると思います。

ウズベキスタンに来てみて、客人を歓迎する文化があることは感じていましたが、おばあさんはそれを体現しているようです。

  • 写真:トラベルライターおばあさんとお孫さん

そして欠かせないのは、食事のあとのお祈り。年長者が今日の食事への感謝のことばを唱え、みんなでそれに合わせてお祈りをします。

お祈りが終わって、そろそろお開きの時間です。

解散

ツアー全体についてのアンケートがあり、感想や気づいたことがあれば書いて伝えることができます。

ガイドの2人に宿泊しているホテルまで送ってもらい、19:30ごろツアー終了となりました。

ツアー全体を通して

短い時間でしたが、日本語のできる地元の大学生ガイドとたくさん話ができ、充実した内容でした。しかもこの日の参加者は私1人だったので、ガイド2人に連れられ、とても贅沢なひとときでした。まだ不慣れに見えるところもありましたが、行程の最初から最後まで細やかに配慮していただき、よい意味で手作りのツアーという感じがしました。

これらのツアーの試みは2016年に始まったとのことですので、これから参加者の声などをもとに、さらに発展していくのではないかと思います。

参加する際の注意

どのツアーも申し込みは1日前までとなります。キャンセルにはキャンセル料金がかかってしまいますが、訪問先の地元の方々の厚意によって成り立っているツアーの性格上、なるべく申し込み後のキャンセルは避けたいものです。

訪問先では自分からあいさつをしたり、わからないことはどんどん聞いたりするのがツアーを楽しむコツです!ただし、写真を撮るときはひとこと確認する、プライバシーを尊重するなど、相手の立場にたってマナーを守って訪問・参観しましょう。

地元の人たちの生活が垣間見られる体験

旅行者として外国を旅行しても、地元の人たちと交流する機会は意外に多くはありません。まして、人懐っこい人が多いとはいえ英語がほとんど通じないウズベキスタンでは、現地に住む人たちと話して互いの考えを知ることは難しいことだといえます。しかしながら、そんな交流こそが旅の醍醐味のひとつだと感じる人も多いのではないでしょうか。

サマルカンドで「地元の人たちと(しかも、日本語で)交流してみたい」「観光地を見るだけでは物足りない」という人には、おすすめのツアーです。

問い合わせ・申し込み先

  • Samarkand Tourist Information Centre(サマルカンドツーリストインフォメーションセンター)
  • 電話 (998 91)545-03-90
サマルカンド ツーリスト インフォメーションセンター
ウズベキスタン / 観光案内所・ビジターセンター
住所:45 Tashkent street, Samarkand city, Uzbekistan地図で見る
電話:(998 91)545-03-90
Web:https://www.facebook.com/touristinfomationcentre/

【関連記事】【ウズベキスタン】青に酔いしれる。サマルカンドの6大イスラム建築

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