「金星紅旗(きんせいこうき)」とも言われるベトナムの国旗の図柄や意味、ベトナムの首都について、またベトナムの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、ベトナムの国の基礎知識をくわしく解説します。
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ベトナム国旗とその意味
ベトナムの国旗は「金星紅旗(きんせいこうき)」とも言われています。ベトナム民主共和国の旗をそのまま引き継いでおり、1976年7月2日に南北ベトナムが統一されベトナム社会主義共和国が誕生した際に、国旗として正式に制定されました
赤色は社会主義国によく見られる色で、革命で流された尊い血を表し、中央の黄色の星は、労働者、農民、兵士、知識人、青年の団結を象徴しています。
ベトナムの首都はハノイ
ベトナムの首都は北部に位置するハノイです。面積は3,329km²と東京(2,188km²)よりも広く、29の行政区から構成されています。南部にあるホーチミンに次ぐベトナム第二の都市で、ホーチミンが商業都市であり、ハノイは政治都市であると言われています。
- 出典:tripnote.jp
観光業ではホーチミンに遅れをとっているものの、街の中心にはホアンキム湖があり自然が多く、フランス統治時代の建物が残る街並みは、どこかのんびりとした雰囲気を醸し出しており人気です。しかし通勤時と帰宅ラッシュ時にはバイクの渋滞がすごく、2030年までにバイクの乗り入れを禁止することが検討されているようです。
ベトナムの面積は331,212km²
ベトナムは日本と同じように南北に細長い形をしており、面積は331,212km²です。日本の面積が377,972km²なので、日本より少し小さい0.88倍の大きさです。
ベトナムの人口は9,554万人
2018年時点の人口は9,554万人です。年々増加しており、今後も増加の予測はされていますが、2060年頃からは人口減少が予想されています。
ベトナムの国歌は「進軍歌」
ベトナムの国歌の曲名は「進軍歌」です。1944年に作曲家のグエン・ヴァン・カオが作詞・作曲を手がけたもので、もともとはベトナム独立同盟会の団体歌として作られました。1945年に独立宣言をしベトナム民主共和国が成立した際に国歌として採用され、その後1976年に南北ベトナムが統一し、ベトナム社会主義共和国が誕生したあとも、そのまま使われています。