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絶対にキレイな写真を撮りたい☆アラスカ天空にゆらめくオーロラ

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:5ヶ国

2018年9月7日更新

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フェアバンクスでのオーロラ鑑賞スポット

車の電源ケーブルを外して、いよいよオーロラ鑑賞に出発!向かうは「スキーランド」というスキー場。ここはフェアバンクスのオーロラ鑑賞の鉄板ともいうべき場所なのです。フェアバンクスのダウンタウンから車で30分程度と、アクセスも抜群です。

スキーランドの頂上にはロッジがあって、オーロラ観測のロケーションは抜群。満天にゆらゆらとはためく巨大なカーテンを思い浮かべながら、一路ロッジを目指します。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoスキーランドのロッジ外観

「むふふ」とウキウキしながら車を走らせると、あっという間にロッジに到着。日もとっぷりと落ちたところに、ロッジの暖かいオレンジ色の灯りが迎えてくれます。

ロッジでは暖をとりながら暖かい飲み物も頂けます。寒さをしのぎつつ、快適にオーロラを待つことができます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto暖かいロッジ内
スキーランド
アメリカ / スキー場
住所:2315 Ski Land Road Fairbanks, Alaska地図で見る
電話:907-389-2314
Web:http://www.skiland.org/

オーロラを見るときの基本的動作

さて、いよいよオーロラを見れるスポットまでやってきたわけですが、ずーっと外でオーロラを見られるわけではありません。寒さでずっと外にいられないのです・・・。

外は当然ですが寒いです。十分に厚着をしていても、外でオーロラを鑑賞していられるのはせいぜい20分から30分が限度です。一日の間でもオーロラは強くなったり、弱くなったりを繰り返すので、無理をせず、適度に休憩を取りながらゆっくり鑑賞しましょう。

つまりはちょっと外に出てオーロラを見て、ロッジに避難して暖をとり、また外に出てオーロラを見る、を繰り返すのです。でないと、とてもとても体が持ちませんからね。

ちなみに私はどんな格好だったかというと、

  • 頭:ニット帽+マフラー
  • 上:タートルネック+セーター+厚手のパーカー+ひざ丈のコート
  • 下:タイツ+ジーンズ+スキーウェア
  • 足:靴下2重履き+スノーブーツ

という重装備で挑みましたが、それでも外にいられるのは15分くらいが限界でした。

カメラでオーロラを撮ろう

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoロッジの上空にゆらめくオーロラ

さて、寒さに耐えて外に出てみれば、ようやくあのオーロラがお目見えです!でも、あれ・・・?ちょっとイメージしていたのと違うかも。

第一印象としては、暗い空にうっすらとモヤが掛ったような印象です。初めて見る場合、オーロラの光りが弱いと誰かに教えてもらわなければ気付かないかもしれません。

よく写真でみるオーロラはとても明るく見えますが、肉眼で見るオーロラはそこまで明るくありません。

オーロラの写真は、長時間シャッターを開きっぱなしにして、少ない光をたくさん取り込んでいるから、明るく写っているのです。

オーロラを写真で撮る場合、シャッターを開きっぱなしにしておかないといけないので、ブレ防止のため三脚は必須です。手持ちのコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で撮影しようと思っている場合は、シャッターを開きっぱなしにできる機能が付いたものか、事前に確認しましょうね。

この機会に一眼レフを買っちゃうのもアリです。その場合は、レリーズ(カメラのシャッターボタンに取り付け、離れた場所からシャッターを切る道具)やリモコンを使用すると、シャッターを押す際のブレも解消できるのでお勧めです。

レンズも夜空を広く撮影できるよう、広角レンズを持っていきましょう。

以下は一眼レフのデジカメで撮影した写真です。ご参考まで、この時の設定値(絞り、シャッタースピード、ISO)もご紹介します。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto絞り:f/3.5 シャッタースピード:52秒 ISO:1000
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto絞り:f/3.5 シャッタースピード:40秒 ISO:800
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto絞り:f/4 シャッタースピード:40秒 ISO:800

オーロラを撮影するなら、カメラはもちろん一眼レフがお勧めですが、最近のコンデジは性能が良いので、シャッタースピードが数十秒から1分程度に設定できるものであれば、オーロラを写真に収めることも夢ではありません。ただし、繰り返しますが三脚は必須ですよ!

オーロラ以外のフェアバンクス観光

さて、オーロラでお腹いっぱいという感じですが、せっかくフェアバンクスまで来たので観光地をいろいろ巡ってみましょう。

夜はオーロラ鑑賞ですが、昼間もちゃあんと見どころがあります。オーロラだけでなく、フェアバンクス観光も満喫しましょう。

パイプライン

アラスカを縦断するパイプライン。パイプラインとは燃料などを運ぶために設置した管路のことです。

なんと、北極海に臨むプルドーベイからアラスカ湾のバルディーズまでの全長800マイル=1287.2キロにわたってパイプが設置されているんです!

自然豊かなアラスカでは、動物がくぐれるように高い位置に設置されています。日本ではあまりパイプラインを見る機会が無いので、この機会にぜひ見てみてくださいね。

ちょうど市内からスキーランドへ行く途中にビジターセンターもありますよ。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoパイプライン
パイプライン ビジターセンター
アメリカ / 観光サービス
住所:1671 Steese Hwy, Fairbanks, AK地図で見る
Web:http://www.alyeska-pipe.com/

アラスカ大学北方博物館

アラスカ州立大学フェアバンクス校に博物館が併設されています。

展示も素晴らしいですが、まず建物がおしゃれ!高台にあり、そこから見える景色も素晴らしく、天気が良い日は北米大陸最高峰のデナリ(マッキンリー)も望めるそうです。

深い青い空をバックに、まるで氷雪のような建物が印象深い景色。おっしゃれー!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto博物館外観

建物の中も白で統一され、とてもおしゃれです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto博物館の階段

1階にはアラスカの歴史やはく製などの展示、2階には美術品が展示されています。展示品をご紹介しましょう。

1階には、こんな大きなグリズリーのはく製が展示されていました。優に2mはあります。ばったり出会ったらひとたまりもありませんね。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoグリズリー

こちらはマンモスの骨。アラスカにもマンモスっていたんですね。しかし、牙がとてつもなく大きいですね。普通の乗用車くらいなら、ひょいっと引っ掛けて転がしてしまいそうです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoマンモス

こんなバイソンのミイラ(レプリカ)も展示されています。アラスカの永久凍土から発掘されたものだそう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoバイソン
アラスカ大学 北方博物館
アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:907 Yukon Dr Fairbanks, Alaska地図で見る
電話:907-474-7505
Web:https://www.uaf.edu/museum/

おわりに

いかがでしたか?人生で一度は見てみたいオーロラ。一般に3日間いれば95%の確率でオーロラを見ることができると言われています。

雄大なアラスカの自然の中で、カメラ片手にオーロラ鑑賞にトライしてみは如何でしょうか。

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この記事を書いたトラベルライター

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えいぶゆう(文)とTossyPhoto(写真)の2人で、心のまんなかにある「旅」を切り取っていきます。

あなたの心にも旅の灯がともりますように。

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