アメリカ
アメリカ観光
大都会も大自然も楽しめるエキサイティングな国

【グランドサークルの旅】自然が刻む奇跡の景観!アメリカ・アリゾナ州「ザ・ウェーブ」実際のタイムラインと知っておきたい5つのこと

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:24ヶ国

2020年6月29日更新

2,741view

お気に入り

この記事の目次表示

10:00am ザ・ウェーブに到着!

  • 写真:KatieM

ザ・ウェーブの入り口がこちら。

  • 写真:KatieM

いきなり波立つようにうねった地層が顔を出す空間は、まさに神秘的の一言。

  • 写真:KatieM

ここを左に細いキャニオンを進むと、ウィンドウズの壁紙にもなったおなじみの風景が見えてきます。

  • 写真:KatieM

水溜りを手前に右折すると、お椀の底のようなうねりの中心部に到達します。ここが、ザ・ウェーブのメインスポットです。

  • 写真:KatieM

ザ・ウェーブについたら、写真を撮ったり周りを散策したり、おもいおもいの時間を過ごしましょう!

12:30pm ザ・ウェーブを出発

  • 写真:KatieM

ザ・ウェーブ独特の美しい地形や絶景を堪能したら、こちらの景色に別れを告げ、同じコースを辿って駐車場に引き返します。

  • 写真:KatieM

トレイル自体は木陰がなく、太陽光と風の影響を直に受ける野ざらしのコースです。季節にもよりますが、帽子とサングラス、ウィンドブレーカーがあると便利ですよ。

  • 写真:KatieM

行きと全く同じコースとなりますが、帰りの風景はまた違ってみえます。

  • 写真:KatieM

オンラインマップや、オリエンテーションで貰った地図を確認しながらコースを外れないように歩きましょう。

2:00pm トレイルヘッド駐車場に到着

  • 写真:KatieMトレイルヘッドの案内板

トレイルヘッド駐車場に着いたら、出発の際に記入しておいたトレイル管理表に到着時間を記入し、その場を後にします。

  • 写真:KatieMハイウェイまでの道

行きは長く感じた未舗装ロードも、帰りは短く感じるはずです。

3:30pm アリゾナ州・ページのホテルに到着

  • 写真:KatieM

US-89に出たら約30分のドライブで、ページもしくはカナブのホテルに到着です。無事にホテルに到着したら、午後はゆっくりしたり近場の観光を楽しめますよ。

知っておきたいことまとめ

ここでは、実際にザ・ウェーブのトレッキングに参加した経験から注意事項をまとめてみました。

1.時差に注意!

前述したように、アリゾナ州とユタ州の境にあるザ・ウェーブ は、時差が発生する場所となります。これはアリゾナ州が夏時間を採用しないのが理由。夏の期間にアリゾナ州・ページからユタ州・カナブのビジターセンターを訪れる際は、8:30amと思って到着したら、実際は9:30amで抽選会はとっくに終わっていた、という事態も起こり得ます。特にトレッキングの間は、どちらかの時間を軸に行動すると、混乱せずに済みますよ。

2.事前にオフマップをスマホにダウンロードしておくと便利

  • 出典:www.google.com現在地が分かるオフラインマップはかなり便利!

バーミリオン・クリフ国定公園内は電波がなく、スマホの使用はできません。そこで便利なのがグーグルマップのオフラインマップ機能。予め地図をスマホにダウンロードしておくことで、電波がない環境でも利用できます。

グーグルマップには、ありがたいことにザ・ウェーブのトレイルコースも記されています。これを目安に進むことで、大きくトレイルから外れるという状況を防ぐことができ、時間のロスも防げますよ。

3.レンタカーは4WDの車高のあるタイプを

  • 写真:KatieM筆者たちが利用したFord・Escape

グランドサークルのロードトリップは、ラスベガスでレンタカーを手配する方がほとんどだと思いますが、その際には4WDの車高のある種類を選ぶと便利です。

前述したように、トレイルヘッドにある駐車場までは、ハイウェイから約10kmの未舗装の道を進みます。道路のコンディションによっては、車種が制限されることが多く、4WDの車高のある車のみしか立ち入れない場合が多くあります。現地で別の車を調達する手間を省くためにも、あらかじめタフなロードにも対応する車を手配しておくと安心ですよ。

4.最悪一晩過ごせる食料を準備しておく

非常事態に備えて、最低でも車中に一晩過ごせる食料などを用意しておきましょう。天候や道路のコンディションによっては、ドライブが非常に困難だったり、ぬかるみにハマって立ち往生してしまうケースも考えられます。

また状況によっては、その日のうちにレスキューが向かえない場合も。そのような事態も予測し、タオルやブランケットなど車泊となった場合でも、出来るだけ快適に過ごせるようなアイテムを準備しておくと安心です。

5.ザ・ウェーブでは走らない!

  • 写真:KatieM

壊れやすい砂岩の薄い層で形成されるザ・ウェーブは、できるだけ現状を保持するため、走らないのが決まりです。メインエリアは特に、反動を付けずに、薄いガラスの上を歩くような気持ちでゆっくりと歩きましょう。

最後に

  • 写真:KatieM

人の立ち入り人数が制限されている自然保護区内のトレッキングは、人気の全く無い道無き道を進む体験ができるのも大きな魅力です。いずれにせよ自然への影響を最小限にすることを心がけ「足跡以外は何も残さない」という言葉を守って、長い年月を掛けて形成された奇跡の絶景を楽しんでくださいね。

ザ・ウェーブ/The Wave
アメリカ / 自然・景勝地 / 6/20放送「世界ふしぎ発見!」で紹介
住所:The Wave, The Wave Trail, Kanab, UT 84741 アメリカ合衆国地図で見る

アメリカの旅行予約はこちら


アメリカのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

アメリカのホテルを探す

アメリカの航空券を探す

アメリカの現地アクティビティを探す

アメリカのWi-Fiレンタルを探す

アメリカのレンタカーを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024最新】アメリカの人気観光スポットTOP51!トラベラーが行っている観光地ランキング

タイムズスクエアやディズニーランド、セントラルパークなどのアメリカの数ある観光スポットを、トリップノートの9万2千人を超えるトラベラー会員(2024年1月現在)...


【海外】女子ひとり旅におすすめ旅行先6か国と過ごし方!迷ったらココ!第一弾

女子一人でも安心・満喫できるおすすめの国(都市)をご紹介!気になる治安面を考慮し、街の可愛さはもちろんのこと、周りやすさや物価の安さ、食事のおいしさなどを総合し...

【ロサンゼルス】LAダウンタウンを満喫する観光スポット9選&おすすめモデルコース

西海岸で一番の大都市となるロサンゼルス。サンタモニカやグリフィス展望台など見どころも満載ですが、徒歩で手軽に観光できるのがダウンタウン!今回はおすすめの観光スポ...

【ロサンゼルス空港】シーン別‼長時間トランジットのオススメの過ごし方

ロサンゼルス空港(通称:LAX)は、ターミナルが9つもあるメガ空港。そんなLAXは、国内線・国際線共に、乗り継ぎで利用する方が多いスポットです。方面によっては長...

カリフォルニア州ニランドの自由の街 スラブシティ 見どころ3選

カリフォルニア州ニランドに、「Slab City(スラブシティ)」という、人々が自由気ままに生活しているエリアがあります。そこは、電気が通っていないにもかかわら...

この記事を書いたトラベルライター

旅好きウェブライター
大学留学をきっかけに渡米してはや20+年。州立大学を卒業後ニューヨークで就職。長年に渡るニューヨーク生活を経て現在はサンフランシスコ市内に在住。とにかく旅行が大好き!旅先では主に、カフェ・絶景スポット・世界遺産巡りを楽しんでいます☆
http://sfbliss.com

【ロサンゼルス】LAダウンタウンを満喫する観光スポット9選&おすすめモデルコース

西海岸で一番の大都市となるロサンゼルス。サンタモニカやグリフィス展望台など見どころも満載ですが、徒歩で手軽に観光できるのがダウンタウン!今回はおすすめの観光スポ...


ハワイ島ならではのお土産が見つかる!こだわりが光るお店8選☆

ハワイ諸島の中でも最も面積が広く、大自然が魅力のハワイ島。ゆったりと何もしない優雅な時間を楽しんだ後は、Made in the Big Islandのこだわりが...


【最新&保存版】メキシコシティおすすめ観光名所9選

1990年代よりはるかに治安が改善し、公共交通機関も発達したメキシコシティ。地下鉄やメトロバスを使うことで簡単に市内の観光が可能です。今回の記事では、メキシコシ...

【テオティワカン遺跡への行き方】メキシコシティからバスで行く半日観光モデルコース

メキシコシティから僅か50kmの距離にあり、日帰り観光に最適なのがテオティワカン遺跡。事前にツアーなどを予約しなくても、北バスターミナルから出るバスを利用すれば...

【グランドサークルの回り方】実際にレンタカーでドライブした9泊10日のモデルコースを大公開!

グランドサークルの旅行を計画する際にまず悩むのがそのコース。行きたいところはたくさんあるけれど、予定日程内に収まるのか、また実際にかなりの長距離を運転できるのか...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります