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【青森】本州最北端の浅虫水族館はとってもハートフル!

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:43都道府県

2018年8月29日更新

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写真:熊猫

青森県の下北半島の付け根にある浅虫。この小さな町にある浅虫水族館は、2018年7月で創立から35周年を迎えました。イルカのショーではテーマ曲に合わせて、会場はノリノリの雰囲気に包まれます。今回は、浅虫水族館の見どころを解説します。

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ここるちゃんに会いにいこう

  • 写真:熊猫浅虫水族館の外観。

2006年からマスコットキャラクターを努めているここるちゃんは、地元の子どもたちに大人気です。頭にホタテの貝殻を乗せたピンク色のイルカのここるちゃんが、水族館の入口でわたしたちを出迎えてくれます。「ここ(浅虫水族館)に来れば会える」という言葉からネーミングされたここるちゃん。一度会えば、その不思議な魅力に取りつかれてしまいますよ。

  • 写真:熊猫浅虫水族館のマスコットキャラクター、ここるちゃん。入口でわたしたちを出迎えてくれます。

東北地方唯一のイルカのショー

  • 写真:熊猫東北地方で唯一のイルカショーを開催。

グルーヴ感あふれるテーマ曲に合わせて

  • 写真:熊猫イルカショーの開演前、創立35周年に感謝するスタッフ動画が緞帳に映し出される。この後ここるちゃんのテーマソングが流れ会場はノリノリ。

浅虫水族館のメインイベントは、なんといってもイルカショーです。ここ浅虫水族館では、そのオープニングからかなりの盛り上がりに達します。浅虫水族館のテーマ曲が会場内に流れ、緞帳をスクリーンに、ここるちゃんのアニメーションが映し出されます(35周年記念の期間中は特別編集の動画)。そのテーマ曲に合わせて、会場はノリノリの雰囲気に。

独特の手拍子に合わせて揺れる会場は、感動すら覚えます。テーマ曲が終わると、いよいよ幕が開いて、イルカショーの始まりです。

観客も一体となれるショータイム

  • 写真:熊猫津軽三味線のBGMとともに大興奮のショーが展開されます。

東北地方広しといえど、イルカショーを開催するのは、ここ浅虫水族館のみです。バンドウイルカ、カマイルカ各二頭によるショーは、まさにエキサイティングそのもの。なにしろ、会場の最前列まで届くスプラッシュ、大きな風船状のボールを観客席に向けてアタックするなど、まさに観客一体のショーが展開されます。20分があっという間に感じる楽しいショータイムです。

創立35週年を迎え、2018年4月より、ショーがリニューアルされました。津軽三味線の情熱的な音楽に合わせて、イルカたちのパフォーマンスが繰り広げられます。

体験型イベントも盛りだくさん

イルカのショーに次いで人気となっているのが、豊富な体験型イベントです。お魚さんと実際に触れ合う体験は、なかなかできるものではありません。浅虫水族館では、餌やり体験や実際にお魚さんと触れ合えるコーナー、イルカトレーナーや水族館の舞台裏を実体験できる参加型イベントが数多く設けられています。

各イベントは定員が決まっているため、入場後すぐに予約を行うことをおすすめします。なお、イベントは有料となっており、入場料と別途料金が必要です。

そのほかの見どころ

むつ湾を再現したトンネル水槽

  • 写真:熊猫頭上を様々なお魚さんが行きかうトンネル水槽。

珍しいお魚さんの展示も水族館の醍醐味のひとつですが、地元の海がどのようになっているかを知ることも水族館の重要な役割です。その大切さを余すことなく伝えているのが、浅虫水族館のトンネル水槽。

全長15mの水槽では、地元むつ湾の海中の様子が再現されています。アジやメバルといったおなじみのお魚さんから地元に生息するトゲクリガニなど、はたまた地元特産の養殖ホタテなどの様子も再現されています。とりわけホタテ養殖の様子は普段はなかなか見ることができないため、貴重な展示といえます。

  • 写真:熊猫トンネル水槽はむつ湾の海を再現しています。

必見!ゴマフアザラシの赤ちゃん

2018年5月5日にゴマフアザラシの赤ちゃんが誕生しました。名前は一般公募の中から「かぶと」に決定。同年7月23日より公開されています。あらゆる仕草がとてもかわいい「かぶと」、きっと一日中見ていても飽きませんよ。

世界初オオカミウオの繁殖

  • 写真:熊猫繁殖に成功したオオカミウオ幼魚。恥ずかしがり屋さんなのかな?

オオカミウオというお魚さんをご存知でしょうか。東北地方より北のオホーツク海、ベーリング海などの寒い地域に分布するお魚さんです。特徴的な顔をしており、狼に似ていることから、日本ではオオカミウオと呼ばれています。浅虫水族館では国内で初めてオオカミウオの繁殖に成功しました。本邦初のオオカミウオにも会えることができますよ。

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