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パスポート紛失に備えてできること
一番は無くさないことが大事ですが、備えあれば憂いなし、次あなたの身に起こる可能性だってあります。ここまで読み進めていただけた方に、事前にできる対策や気をつける点、被害にあっても最小限にできる方法を紹介します。
必要書類は事前に準備しておく
万が一に備えパスポートサイズの証明写真は、財布やいつも使うスーツケースに携帯しておくことも手です。また本籍地入りの戸籍謄本または戸籍抄本も、事前に日本の実家などで保管してもらったり、管理に自信がある人は海外でも一緒に大事に携帯するのも手です。
貴重品は必ずわけて持つこと!
大事なものだからとこのような財布にまとめて管理している方もいるのではないですか?大変危険行為です!
海外でパスポート単体が狙われることは稀で、一番多いケースはパスポートと一緒に持とうとしている現金、クレジットカードをはじめとする貴重品です。絶対に一緒に持つことはないようにしましょう。
スリに注意!すぐに取り出せる場所に絶対保管しないこと
交通費を安く済ませようと乗った公共交通機関や、イベントなどの人混みこそ要注意!運が悪いとあなたの貴重品が狙われます。また巧妙な犯人は、あなたが支払い時を狙ってどこにしまったかまでマークをしていることも。グループ犯罪の場合は即座に連携し、ものの数秒の犯行であなたの貴重品はスリの被害に!
途上国に限らず、安全なイメージの強いヨーロッパこそスリの多発大国でもありますので、注意しましょう。絶対に目の行き届かない背後のリュックや、すぐに取り出せる場所に携帯してはなりません。
強盗に注意!万が一に備えて貴重品に見立てたダミー財布も用意
スリに限らず、強盗という犯行の被害にある可能性もあります。危険地帯と呼ばれる場所にむやみに立ち入らないことと、夜道の一人歩きも厳禁です。そして万が一被害にあった際には''絶対に抵抗してはいけません。悲しいことに、残忍な犯人の手で命までも奪われてしまうケースも事実としてあります。
万が一に備え、少額の金額を入れたダミーの財布を持ち歩くこともおすすめします。また、パスポートは必ず貴重品とは別に管理しましょう。
海外保険には必ず加入!
万が一の際に海外保険していれば、パスポート紛失や盗難の被害にあっても以下のような際に助けとなります!(契約内容または保険会社によって異なります。)
パスポート紛失後の手続きのための交通費及び宿泊延長費
パスポート再発行または「帰国のための渡航書」発給のための交通費や、止むを得ず滞在日が延長となった際の費用を賄ってくれる場合もあります。
保険会社および契約内容によってサポート内容は異なる場合もありますので、余裕のある方は加入している保険会社に確認しましょう。領収書などはきちんと保管しておくように。
現金は保険対象外なので注意!
万が一パスポートと一緒に現金が盗まれた場合でも、現金は保険請求対象外となります。不必要な大金は持ち歩かないようにしましょう。
最後に
海外でのパスポート紛失または盗難時にまずすべきこと、その後の手続きについて紹介しました。思っていたよりもこんなにも大変な手続きであることを知らなかった人が大半だと思います。明日は我が身と思って、海外へ行く人はくれぐれもパスポートの管理には注意しましょう。皆さんにとっての海外旅行が安全かつ素敵な思い出となるように、そして万が一被害に遭われた方は一刻も早く手続きを終えられることを祈っております。
tripnoteでは2017年9月現在に基づいての一般的な流れを紹介しましたが、有用性については自己判断の元、お願いいたします(各国の大使館により多少変更となる部分もある可能性もあります)。今後予告なく法律や規定も変わる可能性もありますため、万が一の際は大使館をはじめとする関係機関に最新情報を確認の上、指示に従いましょう。