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エクスマウス皆既日食ツアーに参加してみた(後篇)

取材・写真・文:

佐賀在住

2024年1月10日更新

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ロンドン・ブリッジがあるサンドストーンへ

Motorhomeは停車できる場所さえあれば、最悪雨風はしのげるというのが利点なので、どっか適当に停めてもいいのでは?と思うかもしれませんが、4tトラックと同程度の大きさなので場所を選びます。この日もキャンプサイトが確保できていなかったので、急遽検索してメールで問合せしました。

途中、マウントマグネットのスーパーで買い物をする予定でしたが、なんと日曜日でまたもや休業。看板には大きくOpen 7Daysと書かれていたのですが…。

  • 写真:hithit

Alice Atkinson Caravan Parkの管理人マギーから速攻で受け入れOKの返信があり、安堵の気持ちで向かいました。食料品はなんとか足りそうでしたが、ビールが残り少なくなっていることに不満な人が…。マギーに近所で売っている店はないかと尋ねると、すぐ側のホテルのバーで売っているとのことで一安心。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
Alice Atkinson Caravan Park
オーストラリア / ペンション
住所:Sandstone WA 6639 Australia地図で見る
電話:+61899635859
Web:https://www.sandstone.wa.gov.au/

ロンドン・ブリッジで観測や撮影の段取り終了後、一旦引き上げ、ビールを買いにバーへ。

教えられた店はとても歴史があるホテルのバーで雰囲気も素敵でしたが、一緒に行った人たちの勘違いで店員さんに「Don't touch!!」と一喝されたり、24本入りのカートンを3つも注文して訂正したりと大ひんしゅく。終始ピリピリムードでしたが最後に「閉店間際に来て面倒くさくてごめんなさい」と詫びると彼女は笑ってくれました。

写真撮り忘れたのでこちらをご参照ください。

Sandstone National Hotel
オーストラリア / バー / ホテル
住所:17 Payne St, Sandstone WA 6639 Australia地図で見る
電話:+61899635801

ロンドン・ブリッジと聞くとあの歌を思い出しますが本家はもちろんイギリスです。調べてみたらメルボルンにも同じ名称の橋があるらしい。分かりやすいからかな。昔はこの上を馬車で通っていたとか。こわ。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
ロンドン・ブリッジ
オーストラリア / その他スポット
住所:Sandstone WA 6639 Australia地図で見る
  • 写真:hithit撮影:野田尚之氏

この晩は朝までロンドン・ブリッジ滞在組とキャンプサイト滞在組に分かれて過ごしました。

明日4月24日はツアー最初の滞在地ワディ・ブッシュ・リゾートまで戻ります。

天リフVideo/オーストラリア内陸部の星空/南半球星空ライブ(3)

星空写真家・タイムラプスクリエーター 成澤広幸さんのVLOGではエクスマウスを出発後〜サンドストーン(ロンドン・ブリッジの天の川タイムラプスは必見!)の様子をまとめてご覧いただけます。

Episode.5【オーストラリア縦断旅】宿がない!?困難の果てに掴んだSandstoneの星空

南半球の星空もいよいよ見納め

2週間と長かった今回のツアー、西オーストラリア滞在も残すところあと3日。サンドストーンを後にしてワディ・ブッシュ・リゾートまで約620kmの道のりです。4月24日〜27日の朝までかけて南半球の星空を堪能します。途中Mooraの町へ寄って買い物をしました。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit

ずっと主にVB(Victoria Bitter)というビールを飲んでいましたが、移動中それぞれの土地でいろいろなクラフトビールがあって楽しめました。ワインもスワンという銘柄が安くて美味しかったのでよく買ってましたが、どうやら地元のワイナリーだったようです。

お天気はたまに通り雨が降る程度でずっと晴天に恵まれ申し分ありませんでした。ちょうどワディの入り口まで戻ったところで二重の虹に出迎えられました。

  • 写真:hithit

戦慄の“ピナクルズ教習”

星が見えない昼間は暇なので、ワディから海の方へ約1時間のところにある観光名所のピナクルズへ行くことに。入り口でMotorhomeは駐車場に停めて行くようにと言われたのにも関わらず、そのまま侵入。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit

途中、起伏が激しい場所や道幅がギリギリの所があり、恐怖のあまり絶叫すること約10分、なんとか無事生還。大型免許の教習に似てると“ピナクルズ教習”などとふざけていましたが良い子は絶対真似しないように。

ピナクルズ
オーストラリア / 自然・景勝地
住所:Nambung National Park, Cervantes, Western Australia 6511, Australia地図で見る
電話:(08)9652 7672
Web:http://www.australia.com/ja-jp/places/wa/wa-pinnac...

海沿いの町Cervantes(セルバンティスまたはサバンティーズ)

“ピナクルズ教習”の後は海沿いの町Cervantesへ。足りない野菜とワイン、氷を調達するためでしたが、スーパーの生鮮品が怪しかったのでトルティーヤのみ購入。ワインはスワンがよりどり2本割引セールでお買い得でした。昼食は近くのSea Breeze Cafe。その場で作るハンバーガー(約1,500円)とフィッシュ&チップス(約1,500円)はダイナミックな見た目通りボリューミーでお腹いっぱい。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
Sea Breeze Cafe
オーストラリア / カフェ・喫茶店
住所:10 Cadiz St, Cervantes WA 6511 Australia地図で見る
電話:+61896527233

天文愛好家は撮影する人ばかりではなく眼視(望遠鏡を使って肉眼で観る)派の人も多いです。実際の星の姿は写真のように鮮やかではない場合もありますが、初めて肉眼で観たジュエルボックスはその名の通り、色とりどりの宝石のようで素晴らしかったです。

天リフVideo/オーストラリア内陸部の星空/南半球星空ライブ(4)

4月26日西オーストラリア最後の夜

最後の夕食はロブスターを1人1匹ずつ、いろいろな調理法で食べよう!ということになり、再びCervantesまでロブスターを買いに出かけました。ついでに海へも寄ってリゾート気分を満喫。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
  • 写真:hithit
ロブスターシャック
オーストラリア / 魚介・海鮮料理
住所:37 Catalonia St Cervantes, WA 6511 Australia地図で見る
Web:https://www.facebook.com/lobstershackwa/

ポストオフィスは文房具屋

前日昼食を食べたお店の近くにポストオフィスを発見。実はウーラメルのキャンプ場の個室の鍵がなぜかバッグに入っていたことが発覚し、郵送で返却することにしたので郵便局に行く必要がありました。

一見、土産物店のような感じで「鍵を郵便で返却したいのですが、どうしたらいいですか?」と鍵と封筒を見せると「それじゃダメ」と言って、店にあったプチプチ付きの封筒を出して「どこに送るの?」と親切に宛先まで書いてくれました。封筒と送料で10AUDでした。

ワディに戻り、それぞれロブスターの調理を始めました。調理器具が十分ではないので丸ごと煮るか焼くか、あるいは刺身か…新鮮そのものなのでどの調理法でも絶品でした。

ちなみにこの時買ったロブスター(というより伊勢海老⁈)は、やや大きめサイズで1匹4,000円くらいだったと思います。

  • 写真:hithit
  • 写真:hithit

明日4月27日はパースに戻り帰路につきます。日本では見ることができない南半球最後の星空を写真に残す作業を皆さん黙々とされていました。

  • 写真:hithit撮影:野田尚之氏

星空写真家・タイムラプスクリエーター 成澤広幸さんのVLOGではワディでの最後の3日間の様子と南半球ならではの星空を見ることができます。

Last Episode【再び聖地へ】旅の終焉・Waddi Bush Resort。仲間たちと過ごした熱い夜。

旅を終えて

4月27日午後パース空港→クアラルンプール経由→28日早朝成田着

このツアーで回ったポイントをGoogleマップに残していますので、興味のある方はこちらからどうぞ。※リストの順番が時系列になっていないことがあります。

2週間のロードトリップだともしかしたら髪も満足に洗えない状況になるかもしれないと思い、直前にバッサリ切ったのは正解でした。高校生以来のショートヘアは長旅でも快適に過ごせました。

今回の旅行では現金を使うことが全くありませんでした。どこもクレジットカードで支払うことができたので、お財布も要らないくらいでした。

最初に日焼け止めやタオル、シャンプー類を購入しましたが、特にやや小さめのタオルを大量に買ってあったため、さまざまな用途に使えて良かったです。

出国の際、手荷物に入れておいたため虫除けスプレーや痒み止めなど100ml以上の物は全て没収されました。持ち帰りたい物はスーツケースに入れることをお勧めします。

一生のうちにこんな旅はあと何回できるかな…?とにかく全員無事で帰国できて何よりでした。今回ご一緒した皆さんに感謝です。

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この記事を書いたトラベルライター

東京育ちの帰国子女>田舎暮らし満喫中のデザイナー
東京育ちの帰国子女。紆余曲折あってなぜか今は佐賀県在住。小さい頃からどこへでもひとりで出かける冒険家の一面を持つ。海外でも事前に収集した情報をもとに積極的に自力で目的地に向かっていく傾向がある。モットーは「旅先の予定外は想定内、トラブルは学びの種」。絶景はもちろん、面白いこと、文化、グルメまで幅広く欲張りな旅をします。
http://hithit26.blog.fc2.com/

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