オーストラリア
オーストラリア観光
日本の約22倍の広大な土地に広がる大自然

オーストラリア初のバブルテントでグランピング「バブルテント・オーストラリア」

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:28ヶ国

2018年4月12日更新

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写真:Mayumi Iwasaki

みなさんは「バブルテント」ってご存知ですか?フレームの無い透明なツルッとしたバブル(泡)のような丸いテントのことで、元々はヨーロッパを中心に広まっているグランピング施設の1つだそうです。そのバブルテントが2017年10月、いよいよここオーストラリアに上陸しました。今回はまだオープンして間も無いバブルテントをいち早く体験して来たので、みなさんにその魅力をご紹介したいと思います。

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泡のように丸くて透明なバブルテント

  • 写真:Mayumi Iwasaki

オーストラリア初のバブルテント!

バブルテント・オーストラリアはシドニー在住の俳優カップルがオープンさせたグランピング施設。2人が旅行で訪れたニュージランドのテカポ湖やオーストラリアのクナバラブランで見た星空の美しさに大感激したものの、いざ宿泊施設に戻ると屋根が邪魔で肝心の星は100%堪能できなかったそうです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

夜でも寒さを感じずベッドに寝っ転がりながらゆっくり星空を眺められたら最高なのに…と思った2人は、その後インターネットでバブルテントを見付け、ライト・ポリューション(光の公害)の少ないこの場所を選び、遂にはバブルテント・オーストラリアをオープンさせてしまいました。

シドニーから車で3時間半

ロケーションはシドニーの北西部、ブルー・マウンテンより更に1.5時間ほど北西に行ったLITHGOW(リスゴー)とMUDGEE(マッジー)の間、CAPERTEE VALLEY(カペティ・バレー)にあります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

テントの周辺はしっかりとプライバシーが守られているので詳しい場所は内緒ですが、予約をした際に全ての情報が「ウェルカムパック」として送られて来るので安心です。シドニーからは200km、車で大体3時間半ほどです。

世界第2位の大峡谷

舗装されていない山道を、カンガルーや羊の群れを横目に車でテントに向かいます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

カペティ・バレーは世界で2番目に大きい峡谷だそうです。車に乗っているとあまり感じませんが、やはり高低差が大きいようで時々耳がキーンとなります。砂岩の崖を見ながらいくつか丘を越えていくと、いよいよバブルテントが見えて来ます!

  • 写真:Mayumi Iwasaki

大自然の中に建つ透明のビニールテントの様子がとてもシュールで、まるで近未来の住宅、いや宇宙船のよう。何だかドキドキしますね。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

因みに車は四駆がベストですが、車高が高めの車をオススメします。かなり道がガタガタしているので、決してスポーツ・カーなど車高の低い車で行っちゃダメですよ。

ラグジュアリーなグランピング体験

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ホテルのような快適な空間

  • 写真:Mayumi Iwasaki

「グランピング」とは「GLAMOROUS」と「CAMPING」を合わせた造語で、贅沢で豪華なキャンプのこと。東京育ちで昔からキャンプなどは苦手な筆者ですが、グランピングなら大丈夫かも…ということで今回バブルテントを訪れました。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

エントランスの玄関スペースで靴を脱いで、いよいよベッドルームに入ります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

丸い透明な室内は開放感があり、光がサンサンと入ってとても暖か。フワフワのベッドに、テーブルや座椅子まで揃っています。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

バスルームには洗面カウンターとトイレがあります。トイレはもちろん水洗ではなく、コンポストトイレと呼ばれる木屑を撒くもので、木の良い香りが漂っていて全然臭いません。

  • 写真:Mayumi Iwasaki
  • 写真:Mayumi Iwasaki

ベッドの下の引き出しにはコーヒーやカップなどの食器、カトラリーや予備のブランケットなど必要なものが揃っています。天体観測用のアプリが入ったiPadや望遠鏡もあって、室内での天体観測にはもってこいですね。

室内で自然環境を満喫

バブルテントの室内に入って一番びっくりしたのは、透明な室内に居ながらにして視界には峡谷の絶景が広がっているということ。視界を遮るものが全くないので、星空はもちろん、日が沈んで翌朝また日が昇るという時間の移り変わりをテントの中で体験できます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

キャンプ・グッズをわざわざ揃えなくても快適なベッドが用意してあり、バスルームも完備。自然環境を感じながらホテル並みの快適な空間にステイできるという安心感がありますね。(シャワーは今後準備予定だそう)

テラスにはファイヤー・ピットやデイ・ベッドも

  • 写真:Mayumi Iwasaki

キャンプと言えばキャンプ・ファイヤーですが、ちゃんと外のデッキ・テラスにはファイヤー・ピット(焚火台)もあります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

食べ物は自分達で用意していく必要があるので、お気に入りのワイン、ハムやチーズなどをクーラーボックスに用意しましょう。火に当たりながら沈む夕日を眺めてのんびりするのは最高です。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

特に日が暮れていくにつれて変わっていく空の色が本当に素敵。因みに筆者の旦那さんは焚き火に木を焚べることにはまってしまい、ずっと火の前から離れませんでした。

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この記事を書いたトラベルライター

シドニー在住 / 建築好きフォトグラファー&ライター
東京生まれ、子供時代をメキシコやイギリスで過ごした後、現在は都市と自然が隣接するマルチカルチュラルな街、オーストラリア・シドニー在住。
元「建築士&インテリアデザイナー」で、現在は「フォトグラファー&ライター」のmayumiです。

旅が大好きで、訪れた国は北米やアジア、ヨーロッパなど合わせて28ヶ国60都市以上。

専門のインテリアや建築、アートなど、デザインインスピレーションを刺激するものを始め、在住者だからこそお伝えできるシドニーのライフスタイル、美味しいもの、素敵なお店やフォトジェニックな風景などをご紹介します。
https://sydneytales.com/

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