毎年7月に開催されるケアンズショーは、大人も子供も楽しみにしている、ケアンズ最大のお祭りです。3日間続くケアンズショーの最終日は、学校も会社もお休みの、祝日扱いになるほど。ショーの内容は、ザックリ分類すると「観る」「乗る」「触れ合う」の3つに分けることができます。ケアンズショーの会場では、どんな楽しいことが起きているのか?現地からレポートしたいと思います。
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ケアンズショーを「観る」
ケアンズショーが開催されるのは、ショーグラウンドという大きな競技場。駅とショッピングセンターがあるケアンズセントラルから、ハイウェー沿いに南に向かい、歩いて20分ほどの場所です。
メインのグランドの他にも、会場には数か所のステージが設置されて、各国のダンスや音楽など、1日中何かしらのイベントが行われています。
屋内の展示場には、ケーキやジャムなどの食べ物、陶芸や絵画等ハンドクラフトのコンペティションや、幼稚園・警察・地元の企業による展示などがあります。屋外にも、バイク、重機、車などが展示してあり、観るところが盛りだくさんです。
メインステージでは、ミス・ケアンズショーが乗るクラッシックカーのパレード、地元の高校生によるブラスバンドなどの他にも、木登り競争や、丸太切り競争など、ユニークな競技が行われます。
車やバイクのスタントショーは大人気イベントです。プログラムを入手して、あらかじめ観たいイベントをチェックしておきましょう。
ケアンズショーで「乗る」
遊園地がないケアンズでは、年に一度やって来る移動遊園地を、誰もが心待ちにしています。ジェットコースターや観覧車は、ケアンズっ子にとって、この時だけのお楽しみなのです。日本人からすると、カタカタと音を立てる絶叫マシーンは、別の意味でスリリング。
移動遊園地コーナーで売っている、ダグ・ウッド・ドッグ(日本で言うアメリカン・ドッグ)、綿菓子、フローズンドリンクなど、お祭りならではの飲食類の食べ歩きも楽しいです。
また、ショーバックと呼ばれる、中身が分かるようになっている福袋のようなものを買うのが、ケアンズショーの醍醐味です。
ケアンズショーで「触れ合う」
元々が農業と酪農の感謝祭だったケアンズショーは、今でも家畜の品評会や、馬術の競技会、ドッグレースなど、動物絡みのイベントが多いです。間近で見る牛の大きさにはビックリ。
動物の赤ちゃんと触れ合うことができる、アニマルナーサリーのコーナーは、小さな子供連れ必見のスポットです。アルパカや子ヤギに餌付けをしたり、モルモットやヒヨコなどの小動物を膝に乗せて撫でてあげることができます。出口にはちゃんと消毒液が設置されています。
暗くなったらもっと楽しい!
辺りが暗くなってくると、移動遊園地のネオンが明るさを増して、まだまだ遊び足りない人たちの歓声が響き渡ってきます。
熱い1日を締めくくるのは、打ち上げ花火です。メインステージで、オーストラリアの原住民族、アボリジニによるダンスがあり、その後火起こしの儀式があります。
木と藁を使って、火を起こすのに成功したところで、花火がドッカーン!という流れでフィナーレを迎えます。夜空を彩る打ち上げ花火の終わりとともに、楽しい1日も終わりです。
ケアンズショーの入場料は以下の通りです。(2016年現在)
・大人:$23
・子供(5歳~14歳):$13 *5歳以下は無料
・ファミリーパス(大人2人・子供2人):$52 *子供一人追加につき$13
- ケアンズショー
- ケアンズ / イベント・祭り
- 住所:Corner Severin Street & Mulgrave Road, Cairns, Queensland 4870 Australia地図で見る
- Web:http://www.cairnsshow.com.au/