タスマニアデビル、タスマニアビーフなど日本でも耳にするタスマニアと言う言葉。オーストラリアにある土地の名前ですが、海と山の自然の恵みをたっぷり受けた素晴らしい自然を満喫できるオーストラリアでも随一の場所です。タスマニア在住経験のある筆者が、ぐるっと一周出来るオススメスポットをルート順にご紹介します!これで旅行プランはばっちりです!
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タスマニアってどこ?
タスマニアはオーストラリア大陸の一番南にある島であり1つの州です。島と言っても、サイズは北海道くらいの大きさです。オーストラリアでも一番南極に近く、南に行くほど寒くなるので気候は日本と同じように夏は暑く、冬は寒いはっきりとした四季があります。
北海道のような積雪はありませんが山の方は雪も積もります。冬は最低気温5℃くらいにまで下がり、夏(1〜3月)は25℃以上まで気温が上がります。
ぐるっと一周!おすすめスポット
夏になると車でキャンプをしながらタスマニアを回る旅行者が多くいます。数ある名所を見逃さないよう、今回は州都ホバート発着でぐるっと一周できるモデルプランとして、オススメスポットを紹介していきます。
1. Mt. Wellington(マウント・ウェリントン)
州都Hobart(ホバート)市内から片道30分で行ける標高1,272mの山で、山頂からホバートを一望することができる絶景スポットです。
標高が高くなるにつれて、植物が変化していきどんどん変わる景色を楽しめますし、山頂付近はゴツゴツした岩が多い不思議な地形が広がっています。市内をめぐるダブルデッカーの観光バスHop on Hop offのルートにもなっていますので、気軽に訪れることがきますよ。
2. Port Arthur(ポート・アーサー)
かつて国内最大級の流刑植民地があった場所で、2010年にユネスコの世界遺産に登録されたポート・アーサー。
多数のサメが生息する海に囲まれた細い回廊でつながっているだけで、タスマニア本島とは離れた場所にあり、「脱出不可能な監獄」としてその名を轟かせていたことから、アメリカのドラマ『プリズン・ブレイク』の舞台とも言われています。
人気のガイドツアーや、幽霊の話を聞くゴーストツアーもありますよ。リアルな監獄の世界を見に行ってみませんか?
- ポート・アーサー
- オーストラリア / 観光名所
- 住所:Arthur Hwy, Port Arthur TAS地図で見る
- Web:http://portarthur.org.au/
3. Maria Island(マリア・アイランド)
タスマニア南東のTriabunna(トライアバナ)からフェリーで30分ほどの島で、島自体が国立公園に指定されています。日帰りでまだら模様が美しいPainted Cliffs(ペインティド・クリフス)などを楽しむことができる比較的小さめの島です。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:PROAnthony Tong Lee, 作品名:Painted Cliffs
マリア・アイランドには野生のウォンバットが多く生息しています。動物園では寝ていることが多く、全身を見られないこともあるのですが、ここなら野生味あふれるウォンバットをたっぷり観察できますよ。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Stefanos Nikologianis, 作品名:Maria Island National Park, Tasmania, Australia
- ペインテッド・クリフス
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:Maria Island, Tasmania地図で見る
4. Wine Glass Bay(ワイングラス・ベイ)
展望台から見える湾が、まるでワイングラスのようであることからこの名前が付いたワイングラス・ベイ。コバルトブルーの海という飲み物がワイングラスに注がれているかのようです。
展望台までは軽いハイキングのような感じです。特段の準備は必要ありませんが、スニーカーで行くことをオススメします。
駐車場では人懐こい野生のカンガルーが出迎えてくれます。近寄っても離れないので一緒に写真もいかがでしょうか?
- ワイングラスベイ展望台
- オーストラリア / 展望・景観
- 住所:Unnamed Rd,, Freycinet TAS 7215 オーストラリア地図で見る
5. Bicheno(ビシェノ)
東海岸にある小さい町ビシェノはBlow whole(ブローホール/噴出孔)とペンギンが見どころです!波が打ち寄せるたび、浸食された岩にあいた穴から空に向かって間欠泉のように海水が噴出します。
オーストラリア南部はフェアリーペンギンの生息地で、ビシェノでは夜になるとペンギン達が海から帰ってきます。夜になると海沿いの道や排水溝にいるペンギン達を間近で見ることができます。
耳慣れない動物の鳴き声が聞こえたら、近くにいるサインです。ライトなどは使わず音を頼りに探してみて下さい。また、珍しいペンギン注意の道路標識があるのもここの特徴です。
- ビシェノ・ブローホール
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:Douglas St, Bicheno TAS 7215, Australia地図で見る
6. Bay of Fires(ベイ・オブ・ファイヤーズ)
北東部の港町St.Helens(セント・ヘレンズ)からほど近いところにあるベイ・オブ・ファイヤーズは透明度の高い海と、オレンジ色のペンキを塗ったような岩による自然の造形美が楽しめるスポットです。
かつて、アボリジニ(オーストラリア先民族)が砂浜で焚いていた、無数の火の跡を航海中の船長が見たことからベイ・オブ・ファイヤーズと名付けられました。鮮やかなオレンジ色は藻の一種が岩に付着しているためです。なんとも不思議な自然美を見に行きましょう。
- ベイ・オブ・ファイヤーズ
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:1284 Gardens Rd, The Gardens TAS 7216, Australia地図で見る
7. St Columba Falls(セント・コルンバ・フォールズ)
100m程の高さを誇る北東部にある滝、セント・コルンバ・フォールズは圧巻です。駐車場からシダに囲まれたレインフォレストのトラックを20分ほど歩いて行ける場所にあります。
この滝へのアクセスで必ず通るPyengana Dairy Companyは必ず立ち寄ってほしいポイントです。牛への愛を感じられるここでは、Tシャツやバッチなどたくさんのオリジナルグッツを購入できます。
酪農家が作る美味しい牛乳やチーズを購入できますし、カフェスペースで頂くこともできます。濃厚なチーズケーキが、タスマニアのカフェでよく使用されているBRUNO ROSSiのコーヒーとともにいただけます。
- セント・コルンバ・フォールズ
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:St Columba, 395 St Columba Falls Rd, Pyengana TAS 7216, Australia地図で見る
- ペンガーナ・デイリー・カンパニー
- オーストラリア / その他スポット
- 住所:St Columba Falls Rd, Pyengana TAS 7216, Australia地図で見る
- Web:http://pyenganadairy.com.au/
8. The Nut(ザ・ナット)
オーストラリアにもう一つのウルルがあることをご存知でしょうか?それがこのタスマニア西北部のStanley(スタンリー)にあるんです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Eli Duke, 作品名:Tasmania: The Nut in Stanley
この岩山自体が国立公園となっており、頂上までリフトに乗って行くこともできますし、トレッキングコースも整備されています。海に浮かぶウルルを見に行きませんか?
- ザ・ナット・ステート保護区
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:The Nut Summit Circuit, Stanley TAS 7331, Australia地図で見る