2021年ワールドベストアワード「東南アジアのホテルリゾート」トップ10に選ばれた「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」。タイの田園風景が再現された広大な庭園を眺めながら、ゆったりとした時間の流れを感じ、スーッと心が癒されます。世界中の旅行者を惹きつけている極上のリゾートをご紹介します。
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マウンテンリゾートの先駆けとなったホテル
「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」は、チェンマイ市内から車で30分ほど北に向かった郊外にある高級ホテルです。
このホテルが出来た頃、リゾートホテルといえば、東南アジアの海沿いにあるビーチリゾートがほとんどでした。「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」(当時はリージェントチェンマイ)は、山の中のリゾートとして世界中の旅行者を驚かせ、人気のホテルとなりました。
「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」の客室について
「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」は、広大な敷地にタイの田園風景が再現されていて、庭園の中に客室が点在しています。客室は、一つの棟が2階建4室になっています。
客室のカテゴリーは、「ガーデンビュー・パビリオン」、「アッパーガーデン・パビリオン」、「ライステラス・パビリオン」、「アッパーライステラス・パビリオン」、「プールヴィラ」に分かれています。「アッパー」が付くと2階の部屋になります。
「ライステラス・パビリオン」に宿泊
東南アジアらしい、開放感のあるロビーでチェックインをします。
部屋にはホテルの情報が書かれたディレクトリーはなく、チェックイン時にLINE登録をして、必要な情報を受け取ります。レストラン、スパの予約などの要望も、LINEからメッセージを送ればOKです。
チェックインを済ませたら、カートで部屋まで送っていただきます。
筆者が宿泊したのは「ライステラス・パビリオン」で、写真の建物の1階部分になります。庭の通路から少し小道を下りた所に扉があり、入り口には南国らしい植物が丁寧に植えられています。
部屋は私たちが入る前にはよく冷やされていて、ふわっとジャスミンのいい香りがします。外の日差しと熱気で疲れていた体が一気に軽くなります。
記念日の宿泊とお伝えしていたので、ベッドに花びらのお祝いをいただきました。
テーブルの上には、ウェルカムフルーツとドリンク、スイーツ、結婚記念日のお祝いのカップケーキが添えられています。また、ホテルのマネージャーからの手書きのメッセージも。
部屋にはソファーはなく、こちらのチェアーのみですが、右側の扉を開けると「サーラー」と呼ばれる外のテラスに出ることができます。
「サーラー」には、とてもくつろげるソファーがあり、筆者はほぼこのソファーで過ごしました。
「サーラー」からは、この田園風景を望むことができます。すぐそばの大きな木には沢山の鳥がやってきて、とても綺麗な鳴き声が聞こえてきます。エアコンはありませんが、天井にファンがあるので、自然の風を感じながらゆったりと寛げます。
バスルームはとても広く、バスタブの脇はガラス張りになっていて、とても開放感があります。高い塀があり、外からの出入りはできないため、他の人に覗かれてしまう心配はありません。
シンク周りも素敵なデザインで、とても気持ちの良い空間です。
絵はがきのような庭園を散策
「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」では、沢山のスタッフが庭の手入れをしていて、雑草1本もないのではないかと思うほど美しく管理されています。スタッフは伝統的なタイの農民の格好をしていて、タイらしさが感じられます。
どこを切り取っても絵はがきのように美しいです。
部屋から見えていたライステラスにも、実際に行くことが出来ます。トンボや鳥たちが飛び、稲の良い香りがします。こちらのライステラスでは、田植え体験も可能。日本人には見慣れた風景ですが、なぜか新鮮に感じますし、欧米人にとっては珍しく、貴重な体験になるようです。
庭の一番奥には、なんと4頭の水牛たちがいるんです!この水牛たちもホテルのスタッフ。朝晩ホテルの敷地内を歩いて、ゲストを歓迎します。水牛には乗ったり、水浴びのお手伝いも体験可能です。
田舎の農家のお家を模した建物では、お米の脱穀や陶芸などのアクティビティもあります。街からやや離れた所にあるホテルですが、楽しいアクティビティがたくさんあり、全く退屈しません。
非日常な体験!田んぼの中のプール
「フォーシーズンズリゾート・チェンマイ」のプールは、庭の中心にあるライステラスの真ん中にあります。プールの隣にはバーやレストランもあり、プールサイドでドリンクやフードもいただけます。
しかしながら、プールと田んぼという組み合わせには驚きです。田んぼの中でプールに入った経験がある人は多くないでしょう。この非日常な体験も新鮮です。