世界中から観光客が訪れるタイ北部の古都チェンマイ。多くの人が行き交うナイトバザールのすぐそばに「アナンタラ・チェンマイ」があります。シンプルな外観からは想像がつかない素敵な空間と、タイ風のおもてなしが待ち受けています。
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ナチュラルな風が通り抜けるロビーでのチェックイン
アナンタラチェンマイは、多くの観光客でにぎわう通りに面して建てられています。木製の格子で覆われ、リゾートホテルとは思えないシンプルな外観です。
扉のないエントランスから中をのぞくと、大きな水盤の向こうにとても素敵な中庭が見えます。ロビーと中庭の間にもガラスのような仕切りがなく、とても気持ちの良い風が抜けていきます。
中庭を望むソファに座ってチェックインをします。ソファのすぐ脇には長方形の池があり、昼間には蓮の花が浮かべられています。
香りの良いジャスミンの首飾りの歓迎と、冷たいおしぼりとお菓子、バタフライピーのお茶でのおもてなしです。綺麗なブルーのバタフライピーティーは、レモンを絞るとピンク色に変わるという楽しい仕掛けです。色だけではなく、体にも優しいタイのハーブティーです。
アジアンテイストを意識した客室
客室の入り口は「和」を意識したような、アジアンテイストあふれる格子扉があります。格子扉の向こうは小さな玄関のようになっていて、さらに奥に客室のドアがあります。
客室は木目を生かした温かい内装と、アジアンテイストあふれる装飾で、とても落ち着く空間になっています。
壁のように見える木目の部分は扉になっていて、扉を開けるとバスルームと部屋をつなげることができ、とても開放的な空間になります。
テーブルにはウェルカムフルーツと、お弁当箱に入ったかわいらしいお菓子のおもてなしです。
ベランダからは、中庭の大きな菩提樹が見えます。
ベランダには大きなデイベッドがあり、日中はここでくつろぐことが出来ます。ベランダの柵は透明になっていて、とてもすっきりしたデザインですが、他の部屋から見えてしまうのが難点かもしれません。
昼間はプールサイドでゆったり
南国の太陽がまぶしい日中は、冷たいカクテルをいただきながらプールサイドでゆっくり過ごすのがおすすめです。プールと水平に蓮池が配置されていて、蓮池に浮いているような気分になります。
キャンドル使いが美しい夜の庭
アナンタラチェンマイは昼間もとても素敵な空間ですが、夜にはあちこちにキャンドルがともされ、とても素敵な空間になります。
隣を流れるピン川との仕切りやプールには水瓶が配置され、キャンドルがセンス良く浮かべられています。
昼間、長方形の池に浮かべられていた蓮の花も、キャンドルに変わっています。