チェンマイ北部の観光地メーリム地区にある国営の植物園。1,000ヘクタールもある広大な敷地には、数々の珍しい植物が展示されています。森林の上を散策できるキャノピーウォークもあり、いつもとは違った角度で森林浴が楽しめます。
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シリキット王妃植物園観光のポイント
シリキット王妃植物園があるメーリム地区は、チェンマイ市内から30キロほど北部に位置する人気の観光エリアです。自然豊かな地域で、近くにはエレファントキャンプ、ラン植物園、少数民族の村の他、自然を生かしたアトラクションを楽しむことが出来るスポットなどが点在しています。このようなスポットと組み合わせて観光するのがおすすめです。
シリキット王妃植物園は広大な敷地に、見どころとなるエリアが点在しています。高低差もあるため、徒歩での散策はできません。園内を巡回するトロリーバスを利用することが出来ます。入園料金は外国人100バーツ(約340円)です。
今回は園内のキャノピーウォークと温室をご紹介します。
キャノピーウォークで森林を楽しむ
園内には、森林の上を歩くことが出来るキャノピーウォークがあります。
キャノピーウォークは全長約400メートル、高さ20メートルの所に設置された遊歩道です。
足元も金網になっていて、ちょっぴりスリリング。また山の斜面に立てられているため、所々に高低差がありますので、歩きやすい靴で行った方が良いかと思います。
キャノピーウォークのシンボルマークになっているように、この森林にはトビトカゲが生息していて、タイミングが良ければ見ることが出来るようです。残念ながら筆者はトビトカゲを見ることはできませんでしたが、かわいいリスに出会うことが出来ました。
キャノピーウォークの途中にはQRコードが付いた立て札があり、スマートフォンなどをかざすと3Dで外国人にも分かりやすい説明が現れます。
いつも下から見上げている樹木を上から見下ろすことが出来たり、さらに高い樹木の中を歩いたり、新鮮な気持ちで森林浴を楽しめます。また、遠くの山々を望むこともできます。
熱帯植物豊富なガラスの温室群
次はキャノピーウォークからトローリーバスで移動して、ガラスの温室が数棟並んだエリアを訪れましょう。各温室ごとにテーマが分かれています。
世界にはタイよりもっと暑い国がある!多肉植物ゾーン
一番初めの温室は、タイよりさらに熱帯の国の植物のためのものです。
幾何学に近い形の多肉植物が多数展示されていて、まるでどこかの星にいるような気分になります。
温室の外には、作り物のような面白い形の実も!世界にはまだまだ知らない植物があるんだな、と実感させられます。
巨大な滝に負けない大きさの熱帯植物エリア
こちらの温室はチェンマイよりも湿度が高く保たれていて、巨大な滝の周りに植えられた熱帯植物も温室内とは思えない大きさに成長しています。
タイの植物の展示も豊富
タイといえばイメージする蘭や蓮の展示も豊富です。その他にも、タイで採れる野菜や薬草(ハーブ)の展示などもあります。
様々な角度で植物を楽しめるおすすめのスポット
シリキット王妃植物園は、シンプルなお花だけではなく、森林や観葉植物、多肉植物など、様々な角度から植物が楽しめる、植物好きな筆者にも大満足な植物園でした。チェンマイ観光の際にはぜひ訪れてみてほしいです。
- シリキット王妃植物園
- チェンマイ / 公園・動植物園 / 植物園
- 住所:ซอย หมู่ 1ซอย 9 Mae Raem, Amphoe Mae Rim, Chang Wat Chiang Mai 50180地図で見る
- Web:http://www.qsbg.org/