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【中国・紹興】紹興酒だけじゃない!おすすめ観光スポット

取材・写真・文:

中国在住

2023年11月21日更新

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出典:ameblo.jp

紹興酒の産地として有名な紹興市。上海からは高速鉄道で約1時間半なので、日帰りでも十分に観光を楽しむことができます。今回は、紹興酒だけではない紹興の観光お勧めスポットを、交通手段と共にいくつかご紹介します。

この記事の目次表示

上海から紹興までの行き方

紹興市に行くにはまず、上海市内から地下鉄2号線に乗り虹橋火車駅へ向かいます。虹橋火車駅からは寧波(ニンボウ)行きの高速鉄道に乗り、約1時間半で紹興観光の窓口である紹興北駅に到着します。

  • 写真:チリ

この高速鉄道、週末や連休などの場合、大混雑が予想され、早々に乗車券が売り切れることも。事前に乗車券を予約されることをお勧めします(Ctripなどのサイトを使いましょう)。また外国人はパスポートの提示が必要となるので、当日は絶対にパスポートをお忘れなく!!

乗車券は一等席で113元(約1,921円)、二等席だと92.5元(約1,573円)です。大差はありませんが、一等席の方が少しゆったりとしたシートです。

紹興での三大移動手段 BRT・タクシー・シェアサイクル

つぎに紹興での交通手段をご紹介します。紹興には地下鉄がないため、BRTと呼ばれるバス、タクシー、自転車が旅行中の交通手段となります。

BRT(Bus Rapid Transit:バス高速輸送システム)

紹興北駅から中心部までは、BRTに乗って約1時間くらいです。運賃は片道4元(約68円)で、乗車時に支払います。小銭しか入れられないので、予め用意しておきましょう。

タクシー

市内中心部ではタクシーがたくさん走っています。メーター制で、初乗り運賃が7元(119円)。駅から中心部へは、だいたい30~40元(510円~680円)で行くことができます。

交通手段を学んだら、いよいよ観光スポットのご紹介です。

黄酒博物館

紹興といえば、やっぱり紹興酒ですよね。黄酒博物館は、2007年にできたまだ新しい博物館です。紹興北駅からは、1時間程かかりますがBRTに乗って行くのが便利です。小城北桥站(小城北橋駅)で下車し、そこから歩くこと約5分、黄酒博物館に到着です。

  • 写真:チリ

入場料は、一人60元(約1,020円)、館内での紹興酒試飲券付きです。観光客がほとんどいない穴場のスポットなので、ゆっくり見学ができますよ。

  • 写真:チリ

館内は二階建てで、紹興酒の製造方法や歴史についての解説、ラベルやパッケージなどの展示があります。中でも一番の見どころは、地下にある紹興酒貯蔵庫。貯蔵庫には、たくさんの甕(かめ)が年号別に積まれて保存されています。

館内見学の最後には、紹興酒を4種類の中から2つ選んで試飲することができます。おつまみ付き。

黄酒博物館
中国 / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Xiada Rd, Yuecheng Qu, Shaoxing Shi, Zhejiang Sheng, 中華人民共和国 312000地図で見る
電話:+86 575 8517 6032

魯迅故里

黄酒博物館からはタクシーで10分程で到着。20元(340円)くらいでした。魯迅故里には、魯迅の生家である魯迅故居、書籍を展示した魯迅紀念館、魯迅が子供の頃に通った塾などがあります。昔の雰囲気が今も残っている場所です。

紹興で一番人気のスポットということだけあり、週末にはたくさんの観光客で賑わいます。

  • 写真:チリ

中国近代文学の父 魯迅

魯迅は東京と仙台に留学経験があり、日本と縁のある小説家・思想家です。1902年、医師を志し日本へ留学した魯迅でしたが、その後、医学よりも文学の道を選び1909年に帰国しました。代表作に『阿Q正伝』 『狂人日記』があります。

魯迅故里
中国 / 町・ストリート
住所:241 Luxun Middle Rd, Yuecheng Qu, Shaoxing Shi, Zhejiang Sheng, 中華人民共和国 312000地図で見る

小説にも登場する「咸亨酒店」で本場の紹興酒を

魯迅の小説『孔乙己』などに登場するこの居酒屋は、魯迅故里に隣接した場所にあります。

テーブルにあるバーコードをスマホで読み取り、注文するセルフサービスです。

二人で料理5品と紹興酒を1杯注文して、280元(約4,760円)でした。せっかくなので本場の紹興酒をぜひ試してみて下さいね。

  • 写真:チリ
咸亨酒店
中国 / 居酒屋・バー
住所:179 Luxun Middle Rd, Yuecheng Qu, Shaoxing Shi, Zhejiang Sheng, 中華人民共和国 312000地図で見る

周恩来の実家

魯迅の故里からタクシーで5分程の距離にある、周恩来の祖居。入場料は一人18元(約306元)です。魯迅故里よりも観光客は少なめでした。

今もなお愛され続ける周恩来

魯迅と同じく、周恩来も日本へ留学経験があります。1949年中華人民共和国の成立により初代首相となりました。「建国の父」の一人として、今もなお、中国国内では尊敬され愛され続けています。

  • 写真:チリ
周恩来故居
中国 / 建造物
住所:中国紹興市越城区劳动路369号地図で見る

おわりに

上海から日帰りで行ける紹興は、今もなお昔ながらの町並みが残る素敵な場所でした。ぜひ一度訪れてみて下さいね!

紹興
中国 / 町・ストリート
住所:紹興,中華人民共和国地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

食べること飲むこと大好き、上海在住どさんこライター
北海道札幌市出身のどさんこです。2015年から中国上海市に住んでいて、中国国内外への旅行、上海での食べ歩きを楽しんでいます。生まれ育った北海道、現住地の中国、これまで旅行で訪れた世界各地の旅情報をご紹介していきたいと思います。
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